拾ったのはダンジョンコアでした!?

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59話 船で島に戻ります!

ピョコンを召喚した僕たちはスターにリーダーとしてこの子達を任せて第3階層に戻って来ていた。

「終わったんですね、ご主人様」

「あぁ、ミドリも行ってみるといいよ」

僕はミドリ達に新たに召喚した階層やモンスター達を見に行くことを勧めた。だって雲の階層はピョンピョン跳ねて楽しかったし、ピョコン達は可愛らしかったのだ。

「それじゃ、そろそろ船に戻りますか」

「そうですね!」

「ん、わかった」

僕はハクエンと寝転んでいたクロマルとミドリを連れて船にまで戻って来ていた。

「この街も観光し終えたし船で島にまで戻ろうか」

「そうですね、この街でやりたかったことはやり終えましたしね」

ダンジョン強化をし終えて本当に暇になったので僕たちは船で島にまで戻ることにした。この街で楽しむことが出来たし、買いたかった生活品も買えたのでこの街を出ることにした。

「それじゃ出航!」

『それでは船を動かします、マスター』

僕の言葉に合わせて船が動き始めた。

「それではこの街を出ます」

「そうですか、それでは門を開けますね」

僕たちはこの街の出入り口にいた兵士に声をかけて、この街を出たいといい門を開けてもらった。

「ん、私寝る」

シーペイトの街を出て、すぐにクロマルは寝ると言って甲板で寝転び始めた。船の旅は長いので眠たくなってしまっても仕方ないだろう。

「ご主人様はダンジョンに戻ってもらっていても構いませんよ?」

「いや、大丈夫だよ」

僕たちはダンジョンゲートをくぐり島にまで戻ることは出来るのだが、やっぱり万が一のことがあった時にすぐに行動できるようにこの船に残っておきたいのだ。それとダンジョン強化が予想以上に時間がかかっていたのか空はもう夕暮れになっていて綺麗なので見ておきたいと言う気持ちもあった。

「そうですか、それじゃ私はご飯の準備をして来ますね」

そう言ってミドリはダンジョンゲートをくぐり島にまで戻っていった。

「この船にもキッチンとか付けられればいいんだけどな」

この船には船長部屋と休憩部屋しかない。物置部屋だったところはダンジョンゲートが出来てしまっているのでこの船には二部屋しかない。そして船長部屋は舵取りなどこの船に欠かせないものが置いてあるので船長部屋は改造したりすることが出来ない。休憩部屋は改造することが出来るのだがそこは狭くて改造がしにくくキッチンとかを付けてしまうとその部屋が料理部屋となってしまうのだ。そうするとこの船で休めるところがなくなってしまうのだ。

「それじゃ、この船を大きくしようかな?」

僕はこの船をもっと快適にするためにミドリがご飯が出来たと呼びに来るまでダンジョンコアと話し合いをした。

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