異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした
シオンの二つ名とリフォーム開始
俺達は館にある応接室の様な場所に移動する
図書室で説明するのも良かったが…俺とアンナの攻防によって図書室の内装がめちゃくちゃになっていたので落ち着いて話ができるようにという事だ
応接室中に入ると大きな高そうなソファーが二つに一つの高そうなイスが並んでいる
シオンとクロウディアが一つのソファーに
俺とアンナでもう一つのソファーに
そしてイスにはソプラノが座った
「それで?合格者ってのは何なんだ?」
俺はさっそく本題に入ろうとするが
「まぁ落ち着けよユート君、まずは彼ら四賢者の説明からだ」
ソプラノはシオンに四賢者についての説明を促す
「まぁそこから話した方が早そうだしね」
『四賢者』
それは四つの神『魔法神アルト』『武術神バス』『遊戯神テノール』『商業神ソプラノ』のそれぞれが別の世界からこの世界に招き入れた四人の事さ
別の世界と言ってもユート君がいた世界からという訳では無いんだ
例えば…
地球は何千年も前に滅んでいて火星に移住した者…同じ地球でも剣と魔法が蔓延ってる世界とかね
「つまり…四賢者は俺と同じで異世界転移してきたと…」
「その通り、それで私も色んな冒険をしたなぁ…何百という群れの竜をみんなで倒したり…国の危機を救った事もあったなぁ…懐かしいなぁ…」
シオンは思い出に浸っている
「あ~…思い出に浸っている所悪いが早く次の説明に行ってほしいんだが…」
こちらとしてもこいつらの情報は欲しいしな
「あ…あぁごめんごめん…えっと…次はこの館の事で良いのかな?」
まぁ良いけど…随分と飛んだな
「この館は元々私達四賢者が冒険者時代とある小国の姫様を救った事の報酬として貰った物なんだ…だけどご覧の通りもうこの館は廃れていて私達もこの館を使うことは無くなったからね、だからいっそ栄えある後輩に譲ろうと思ってね」
栄えある後輩ねぇ…だったらさらっと渡してほしかったんだが
「流石にタダで渡すほど私も聖人じゃないからね、何を隠そう私は『商業神』さんによってこの世界に招かれた『商業を司る賢者』なのさ!」
シオンはドヤ顔を決める
「あー…それはこの場にソプラノがいる時点で大体察してた」
俺はシオンのドヤ顔をすっぱり斬り捨てる
「話を戻すよ、タダで渡すのは味気無いからね…だから試験をする事にしたのさ」
「試験の内容は至ってシンプル…自分で住む館なんだから問題は全て解決しちゃおうぜって感じかな」
アンナもお前らとグルって事かよ
「そうだね、この娘は僕の協力者さ、ほら自己紹介して」
シオンはアンナに自己紹介を促す
「はいパパ…私は『アンナ=マクナヴェール』です…よろしくお願いします」
アンナは立ち上がり深々と俺に礼をする
なんて礼儀正しいんだ…先程まで高笑いをしていた子とは思えないぞ
「まぁ正確には養子なんだけどね」
「さっきこの館はとある小国の姫様を救った事の報酬で貰ったって言ったよね?その姫様の娘さんなんだ」
「その小国では政戦が行われていたんだ、流石に私達も国の内政に関してはとやかく言えないからね」
「アンナが持つ『私だけの夢の世界』は強い…だから政戦に巻き込まれるのは必至だ」
「そこで頼まれたんだ、この娘を安全な場所で健やかに育ててほしいとね…この政戦が終わったら迎えに行くからってね…」
「でも…政戦は治まらず…その国は亡んだんだ…当然…姫様も…」
シオンはそこで言葉を止め目に手を当てて泣き出す
「なぁシオン…言うのが苦しいなら言わなくても」
俺がシオンを慰めようとした…その時
「シオン!勝手に妾を殺すでない!妾は生きておのじゃ!」
クロウディアがシオンの頭をど突く
「いやお前の娘かよ…ん?…ていう事はクロウディアはバツイチって事ka…」
俺は言い終わる前にクロウディアに綺麗に目潰しされ悶絶する
不意に殺られた為反応ができなかった
「ァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!いったい目がァァァァァ!」
俺は床をのたうち回る
必死に目に回復をかける
おかしい!これは俺の役目じゃない!俺の役割はこれを執行する側の筈だ!
「女の人にバツイチとか普通に言っちゃダメだぜユート君」
ソプラノは腹を抱えて笑っている
「とにかくユート君、この館は君の物だから好きに改造なり何なりしてもらって構わない」
「それじゃあ私達も帰るかな」
シオンは立ち上がり帰る準備をする
シオン、クロウディア、アンナの三人は館の外に出る
「そうだ…この館を改造する際の材料やら人員やらが必要なら是非私の『ルルブラン商会』をよろしくね」
わざわざ最後に宣伝かよ
「じゃあねユート君、利用してくれるならまた後でかな?」
そう言うとシオンは指を噛じって血を出しそれを垂らすと、垂らした場所から魔法陣が展開されそこから馬車が出現する
「『至高の錬金術師』それが私の二つ名だよ」
三人が馬車に乗り込むと馬車は物凄い速さで森を駆け抜けて行った
「二つ名ねぇ…中々カッコイイじゃねぇか」
俺は馬車を見送りながらそう呟いた
「とりあえず割れてる窓や穴の空いた床とかは錬成士で直して…庭の雑草なども魔法で抜くか、ぶった切れば良いし…ちょっと花や木も植えるか」
「家具や内装はあいつらと一緒に考えるかな」
さぁ…始めよう……夜ご飯までには間に合うかな?
[依頼名]廃館死霊の除霊
★☆★☆★クエストクリア★☆★☆★
図書室で説明するのも良かったが…俺とアンナの攻防によって図書室の内装がめちゃくちゃになっていたので落ち着いて話ができるようにという事だ
応接室中に入ると大きな高そうなソファーが二つに一つの高そうなイスが並んでいる
シオンとクロウディアが一つのソファーに
俺とアンナでもう一つのソファーに
そしてイスにはソプラノが座った
「それで?合格者ってのは何なんだ?」
俺はさっそく本題に入ろうとするが
「まぁ落ち着けよユート君、まずは彼ら四賢者の説明からだ」
ソプラノはシオンに四賢者についての説明を促す
「まぁそこから話した方が早そうだしね」
『四賢者』
それは四つの神『魔法神アルト』『武術神バス』『遊戯神テノール』『商業神ソプラノ』のそれぞれが別の世界からこの世界に招き入れた四人の事さ
別の世界と言ってもユート君がいた世界からという訳では無いんだ
例えば…
地球は何千年も前に滅んでいて火星に移住した者…同じ地球でも剣と魔法が蔓延ってる世界とかね
「つまり…四賢者は俺と同じで異世界転移してきたと…」
「その通り、それで私も色んな冒険をしたなぁ…何百という群れの竜をみんなで倒したり…国の危機を救った事もあったなぁ…懐かしいなぁ…」
シオンは思い出に浸っている
「あ~…思い出に浸っている所悪いが早く次の説明に行ってほしいんだが…」
こちらとしてもこいつらの情報は欲しいしな
「あ…あぁごめんごめん…えっと…次はこの館の事で良いのかな?」
まぁ良いけど…随分と飛んだな
「この館は元々私達四賢者が冒険者時代とある小国の姫様を救った事の報酬として貰った物なんだ…だけどご覧の通りもうこの館は廃れていて私達もこの館を使うことは無くなったからね、だからいっそ栄えある後輩に譲ろうと思ってね」
栄えある後輩ねぇ…だったらさらっと渡してほしかったんだが
「流石にタダで渡すほど私も聖人じゃないからね、何を隠そう私は『商業神』さんによってこの世界に招かれた『商業を司る賢者』なのさ!」
シオンはドヤ顔を決める
「あー…それはこの場にソプラノがいる時点で大体察してた」
俺はシオンのドヤ顔をすっぱり斬り捨てる
「話を戻すよ、タダで渡すのは味気無いからね…だから試験をする事にしたのさ」
「試験の内容は至ってシンプル…自分で住む館なんだから問題は全て解決しちゃおうぜって感じかな」
アンナもお前らとグルって事かよ
「そうだね、この娘は僕の協力者さ、ほら自己紹介して」
シオンはアンナに自己紹介を促す
「はいパパ…私は『アンナ=マクナヴェール』です…よろしくお願いします」
アンナは立ち上がり深々と俺に礼をする
なんて礼儀正しいんだ…先程まで高笑いをしていた子とは思えないぞ
「まぁ正確には養子なんだけどね」
「さっきこの館はとある小国の姫様を救った事の報酬で貰ったって言ったよね?その姫様の娘さんなんだ」
「その小国では政戦が行われていたんだ、流石に私達も国の内政に関してはとやかく言えないからね」
「アンナが持つ『私だけの夢の世界』は強い…だから政戦に巻き込まれるのは必至だ」
「そこで頼まれたんだ、この娘を安全な場所で健やかに育ててほしいとね…この政戦が終わったら迎えに行くからってね…」
「でも…政戦は治まらず…その国は亡んだんだ…当然…姫様も…」
シオンはそこで言葉を止め目に手を当てて泣き出す
「なぁシオン…言うのが苦しいなら言わなくても」
俺がシオンを慰めようとした…その時
「シオン!勝手に妾を殺すでない!妾は生きておのじゃ!」
クロウディアがシオンの頭をど突く
「いやお前の娘かよ…ん?…ていう事はクロウディアはバツイチって事ka…」
俺は言い終わる前にクロウディアに綺麗に目潰しされ悶絶する
不意に殺られた為反応ができなかった
「ァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!いったい目がァァァァァ!」
俺は床をのたうち回る
必死に目に回復をかける
おかしい!これは俺の役目じゃない!俺の役割はこれを執行する側の筈だ!
「女の人にバツイチとか普通に言っちゃダメだぜユート君」
ソプラノは腹を抱えて笑っている
「とにかくユート君、この館は君の物だから好きに改造なり何なりしてもらって構わない」
「それじゃあ私達も帰るかな」
シオンは立ち上がり帰る準備をする
シオン、クロウディア、アンナの三人は館の外に出る
「そうだ…この館を改造する際の材料やら人員やらが必要なら是非私の『ルルブラン商会』をよろしくね」
わざわざ最後に宣伝かよ
「じゃあねユート君、利用してくれるならまた後でかな?」
そう言うとシオンは指を噛じって血を出しそれを垂らすと、垂らした場所から魔法陣が展開されそこから馬車が出現する
「『至高の錬金術師』それが私の二つ名だよ」
三人が馬車に乗り込むと馬車は物凄い速さで森を駆け抜けて行った
「二つ名ねぇ…中々カッコイイじゃねぇか」
俺は馬車を見送りながらそう呟いた
「とりあえず割れてる窓や穴の空いた床とかは錬成士で直して…庭の雑草なども魔法で抜くか、ぶった切れば良いし…ちょっと花や木も植えるか」
「家具や内装はあいつらと一緒に考えるかな」
さぁ…始めよう……夜ご飯までには間に合うかな?
[依頼名]廃館死霊の除霊
★☆★☆★クエストクリア★☆★☆★
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