スカイダイビングと火蓋

俺の名前は佐藤勇翔
現在上空10000mからスカイダイビングをしています
ここで一言……
｢あ…死んだな……｣

あれー？おかしいな……俺の第二の人生いきなり幕を閉じようとしてますが？

｢ってそんな事を考えてる場合じゃねぇ!!!ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ｣
まじか……俺の異世界ライフはこれで終了するようです

『異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした』          ～完～


ー？？？ー

私は今すごいものを目にしています
なんと空から男の子が降ってきているのです

｢親方！空から男の子が！｣
あれ？今私の頭の中で変な声が聞こえてきたような……気のせいでしょうね

しかしあの様子だとあの男の子はこのまま死にますね
目の前で人が死ぬのはあまり良い事ではないですね
｢しょうがないわね……｣
と呟いた私は飛行魔法を唱えた

『ー飛翔フライー』
すると体が宙に浮き始め男の子に向かって飛び出した


ー勇翔視点ー

はぁー…俺の物語もこれで終了かぁ……
あぁ走馬灯が見えてくる……
ん？何かがこちらに近づいてきてる？

｢ちょっと！あなた大丈夫？｣
なにこの女の子空飛んでる

｢ねぇ！あなた魔法は使えないの？｣
魔法？あぁなるほどそれなら女の子が飛んでる理由も理解できる

｢使えるなら『飛翔フライ』を使ってみて！｣
んーダメもとでやってみるかな

｢『ー飛翔フライー』っとおぉ！！｣
すると俺の体の自由落下運動が収まっていき徐々にスピードが落ちていきそして数秒もすると……

俺も飛んでいた

｢おぉ！これはすげぇ！本当に魔法だ！｣

｢ほらこっち来て、とりあえず下へ降りましょう、あなたには聞きたい事があるから……｣

そしてその女の子の案内の下俺は懐かしの地面に足を付けた

｢それじゃあさっそくだけど……あなた何者なの？あの感じをみると魔法を使うのは初めてよね？なのになんであんな空から落ちてきていたの？｣

う～～ん……どうしよう
｢不良に絡まれてた神様を助けたら体に鉄柱が突き刺さってて気がついたらスカイダイビングをしてました☆｣
なんて言える訳ないしな……

｢実はな……俺にもよく解んないんだけどさ……｣

｢そぅ…なら良いわ……じゃ、縁が会ったらまた何処かで会いましょう｣

｢あ！せめてお名前でも！｣(ん？これって普通立場逆じゃね？)

｢………ラウラ…私の名前はラウラよ｣

｢そうかじゃあな…｣

この出会いで彼の波乱万丈の日々の火蓋がきられた事は……
僕以外はまだ誰もが知らない
｢フフフ……彼は僕があげたチートを上手く活用できるかな…｣



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6/14    誤用を修正しました