僕と最強幼女と狂った世界

土佐 牛乳

旧敵とそれから


 ここで状況を整理しておく。夜中に電話が鳴り、気づけば僕の家を壊して登場したのは、大きな大きな体格の、イノシシの顔立ちがある男性である。彼の名前は知らないが、『猪笹王:破砕の決闘士』と呼ばれている闘神であった。ようするに彼女、スタフェリア・アブソリュータ・ウロボロウスが言うには、それほどまでに強い相手ということだ。
 それはどうしようもない僕にでも、少しくらいは、あの猪フェイスをしている男のオーラからわかる。まさに怪異の総大将が、わざわざ僕の大将に会いに来たのだ。


 僕の家の玄関の窓辺がチリジリになって大きな山を作りながら、ドアは壊れ、まさにこれから工事を始めようとするようにその場は悲惨な状態となっている。
  しかしながら僕の玄関の部屋が壊れてしまっただけで、僕の居間の部屋はあいにく壊れてはいない。しかしこれから戦闘を始めるとどのような状態になるのかは僕にはわからないほど目の前の敵は、僕にとっては未知数の存在であった。
  大猪のような体格は、何重にも鍛えらげあげられた剣のように、それは一つの肉塊をまとっているように鮮明な強度を誇っていると、この分厚い筋肉から察することができる。
  歴千連勝の風格は、まるで全てを理性を持って壊すような上品な破壊性のあるオーラも纏っており、まさに戦士と言うよりも、強戦士いや、戦士の中の戦士と言っても過言ではない。それほどまでに彼の力は僕にとっては、それは大きく無謀な何かの塊のように見えた。しかしこれを倒す讃嘆はスタフェリアはあるのだろうかと僕はそうおもうのだけれど、しかしながら、僕のような人間、いや今は人間でもないかもしれない、しかし僕のような元人間からするとどのようなバトルになるのだろうかと少しばかり興味もある。
  空気が徐々に戦闘モードへ移行していくというときに、僕の横に立っていた、相座時之氏守刄が僕から離れた。

「では夜久君には、双方のバランスを取るためにも神祖の連中を相手にしてもらおう」

 彼は、楽しむようにして僕のことを笑い、そしてそれは、僕にとっては、悪魔の笑みのようでもあった。なんとも彼の顔や態度は、僕にとっては、あまりいい印象は無いということらしい。神祖が僕とやりあうということは、僕は分かっていたことではあるけれどしかしながら僕にとっては、あまり気が乗らないなとそう思っている。
  しかし、スタフェリアのためにも僕はあの連中と戦うべきだ。彼の言う平等にするというのは、つまりは、僕とスタフェリア、そして神祖の連中とあの男が、同じ戦力と言うことになるのかなと考える。要するに僕はそれほどまでに強くなったのかと考えているんだけれど、まあうれしいと言ったら嬉しいのかもしれないね。

「いつでもいいですよ、あのボンクラ集団を呼んでください」

 僕はこれでも準備はできていた。それはスタートがいいという僕の特性で鑑みただけであるけれど、やっぱり僕は、始めアタリが強い人間だと僕にはわかるんだ。

「ボンクラ集団って言っても、今日は一人なんだけれどね」

 と、彼は僕の方を見て笑っていた。

「それでもいいですよ。何人かかろうと僕の相手ではありませんよ」

「それは頼もしい限りだ。よし少しだけ待っておいてくれ」

 彼はそう言うと、ポケットからガラケーを取り出して、何やらどこかに電話をしていた。

「参晩目の試験体だよいいね?」

 最後の言葉を抜粋すると、なんだかよくわからない言語を使っていた。
  彼を攻撃しようとは一度考えて見たけれど、しかしながら僕にとっては、彼の強さは、もう見ているだけでもわかっている。あれはまさに未知数という言葉が似あうほどに強い人間だ。それらは僕の勝手な感想ではあるけれど、やっぱり彼は強いだろうと僕にはわかる。だって彼がもし僕らの敵であったなら、僕らなんて数秒で片付けるからだ。つまりは、このように遊んでいるのが彼のやくめということなのかもしれない。
  僕は、このようなちゃらんぽらんを絵にかいたような人間に弄ばされている、と言ったら、少しばかり頭にくるけど、まあ彼の方が強いので僕にはどうすることもできない。それは多分、ルールのようなものだ。彼女が、スタフェリアが、戦うように、僕がこの世界に紛れてしまったように、また彼も僕らのようなものたちの戦いを取り仕切るという役割があるんだろうなとそう思う。それが生きるということなんだろうかな。
  それは僕にはわからないけれど、でもこうしてやっているということは、多分そう言うことなのかもしれない。ならあまり深くも考えずに、このままの現実を受け入れよう。
  なんだってこの日常を僕は楽しんでいるんだから。

「ようやく、お前の本気と戦るのかのう?」

 スタフェリアは、大柄の男と対峙をしていた。その男は、スタフェリアの華奢な体に自身の肉体と同一の圧力があると、彼はそう考えながら、彼女の言葉に答えた。

「ああ、貴様のおかげでこのワシがどれだけの苦労をしているのか、元凶のお前を絶たなければワシは、娘にさえ顔向けできない」

 中年よりも少しだけ若い口ぶりと、声音でである彼。

「しばらくこの世界を見ていない間。貴様に、娘ができたのか」
 スタフェリアは驚いたように彼の顔を見ていた。

「そうだ、人間の女性と結ばれたのだ。まあ私はそういう大切なものを手に入れてしまったのだよ」

「まるで後悔しているような口ぶりじゃのう。まあお前は、何も持っていないお前というものがアイデンティティーみたいなものじゃったからのう。それはしかたがない」

「そうだな、お前も眷属を作っただろうそれと一緒さ」

「あれは違うぞい、自らこの世界に入ってきた、愚か者の化身のような男じゃ」

「そうだったのか、なんとも弱そうだけれど君はあれのどこが気に入ったんだ?」

「なかなかしんはしっかりしておるぞ。まあたまに便りが無いがのう」あやつといると楽しいとスタフェリアは付け加えた。

「お互いに変わってしまったな」

「そうじゃのう、まあ時間というものはそういうものじゃろう」

「違いないね。君の言うことは妙に納得するね」

「まあ全知全能、みたいなところがあるからのう」

「さすが祖龍様だ」

「昔を別の世界のことを思い出すわい、最後お前は、この余を裏切ってからに」

「まあ、僕も守るべきものができたんだよ、でもあの時のことはあまり話したくはないね」

「今に固執するか」

「まあそうだね、それが今も昔も変わらないただ一つの僕だよ」

「安直というものじゃろうに、まあお前、本当にこの世と戦うのかのう?」

「ああそうだ、闘うよ、闘わないと僕の仲間の連中が大変なことになっているからね」

「しかし、南に追いやってもワシはあいつがいるから、いくらでも対抗策はあるのじゃぞ?」

「まあでもやらないと、ワシの生活もかかっているからね」

「現代に染まった猪め、よかろう命の保証はあの時のように万全ではないこのワシと戦うということじゃから、無いに等しいぞ」

「まあそれでもわしはやるよ」

「よかろう」










コメント

コメントを書く

「その他」の人気作品

書籍化作品