僕と最強幼女と狂った世界

土佐 牛乳

初実戦参夜



 スタフェリアによる、獲物を抉り殺すために地面をえぐるような跳躍、それに気づいた黒尽くめは、連携による撹乱に出ると同時に、懐から銃を取り出した。火花が、薬莢をはじき、暗闇の銃口から爆風と、弾が一直線にスタフェリアに向かってくるのが、分かった。目頭の50センチ先、弾がしっかりと向かってきているのがわかる。ぎりぎり30センチ、当たると存在そのものが消滅するという、その銃の特性、をしっていたスタフェリア。

逆転する事象インべードワールド

 瞬間、彼女は特殊能力を発動させた。『輪廻する世界ワールドラウンダー』の一つ周りの一つの事象は反転することができる『逆転する事象インべードワールド』。”弾が向かってくる”という事象を逆転させた。まぎれもなく、ただそこには既存の世界のルールは通用しない。それは彼女が旧旧世界の善悪二極伸の一つの神であるからだ。その事象は間違いなく、まぎれもなく、疑いの余地なく、弾の運動は、”事象反転”。まさに神のような力、いいや彼女自身が神であったということがわかる。それほどまでにそれは、疑う用もない真実となり、事象となり、現象となり、目の前に確かにある。そのわけのわからないような理不尽を、黒尽くめは、何も感じることはなく、額のちょうど真ん中あたりに弾が当たり、存在が消滅した。それはプレイ中に敵のデータを根こそぎ消されたような現象であった。彼女は驚くことはない。三〇日間一人でこのような連中たちと戦ってきたということもあるが、彼女の誕生から、神居継承の記憶の継続減少で、血にまみれた激闘を記憶の中で体験しているからだ。いくら何千年前、何億年前、ここではない世界の話、または、違う時空の話、それらすべてを体験していても彼女の精神はいまだ、高貴なる伝説の翼竜として、その意思は何毎回と絶望してきた一つの概念として、くじけることはない。それはまさにくじけないことが、存在そのものといっても過言ではないだろう。それほどまでに彼女は、全てにおいてオールラウンダー強い存在であった。

「ふッ、バケモノ蜥蜴トカゲめが。事象改変を使いおって」

「どうしたのじゃ、ままごとはこれでおしまいかのう?」

 首をあげ、見下ろすような眼光、彼ら黒尽くめを捉えていた。いくらなにかが、いや世界が時空が、時空が変わろうとも、彼女は、最強であり、最恐であり、最凶であり、最狂のそうざいである。それは変わることのない、世界のルールであり、仕組みであり、それその存在が、彼女自身が、世界・・であった・・・・

狂乱バグ。狂乱よ貴様は」

「模様品では余には勝てんと、いつ気づくのじゃ?臆病者ども」

「ほう、そこまで気づいていたとは」

 厳格な顔つきは、瞳がピクリと上へとあがり、驚いたという感情を見せていた。



 時、場所同じく、天野路夜久。
  二人目を楽々と倒していたあたりで、三人目は敵の攻撃回避能力が、格段に進歩していることに気づいた。なんどもなんども攻撃をしていても、その攻撃は。的確な体の移動により、空を切るようにして回避されている。それは、未来を見られているよなあまりいい気分に亜hならない夜久であった。ときたま、夜久の隙をついて、放たれる弾の情報を、埋め込まれた知識によって、回避するべきであると分かっていた。弾でさえ、相手がどこを狙うかさえ分かっていれば、回避できるということをこの戦闘中で、いやこの身体能力のおかげであると、彼はそう思った。おもったやさき、さらにするどい、ハリに糸を通すような攻撃が、彼を襲った。その攻撃亜は、彼のボタンを占めていたない学ランに掠るようにあたり、すぐさま反撃にはいる夜久であった。そうこの弾は、皮膚に当たらなさえしなければ、その能力は発動されない、それが彼女の記憶、被害にあった一般人たちの悲惨な悲鳴と十に情報が頭の中に展開されていたのだ。今は戦闘をしているということを演じている夜久であったため、戦闘中に感傷に浸るようなへまはしない。それがこの逝かれている主人公の中身だ。


「狂言鬼よ、貴様の癖は把握することができたぞ、貴様ごときにダミーを二体も破壊されたのは致し方あるまい。しかしこの俺を倒すことはできんだろう」

「ぼくは、お前を倒せるとは確信をしているわけではないというわけでもない。だけれども僕の仲では負けないだろうという考えがたしかにありはする。だからお前にはどうやっても、どうあがいてもまけはしないだろうね」

「その自信ごと、貴様の無念を楽しむためにも、今一度この頭に、記憶に。鮮明に覚えておくとする」

「君は僕のことを思い出すことはできないよ。なぜなら僕が君の頭を叩き壊して、君の記憶媒体を再生不可能の領域まで遊んでこわしてあげるからね」

「やれるものならやってみるがいい。狂言鬼、そのお高く伸び切った角をへし折ってやろうぞ」

「よくもまあ3分の2を失っているのにそんな大口が叩けるね」素直に賞賛するよと、天野路夜久はそう言った。そして胸を広げるようにして両腕をあげ、極めつけに、


「さあ君の余命はあと何十秒だ?」




 そのころスタフェリアは、もう一人の男と激闘を開始していた。

「ふははははh!! 所詮はァ!!」

 髪をかき上げるようにして、天をあざ笑うように顔をあげて笑う黒尽くめの男。
そして「事象改変…… 今この時にして、絶対服従を誓った存在、ジェネレイター達が我の願いを聞き入れてくれたァア!!!!」突然と、何かで感情が高ぶったのだろうか吠える。
  
「「アップグレードォオ!!!!!!!!!!!!」」

 その咆哮は、今にも待ちわびていたとといわんばかりであった。それに反応して、天野路夜久と戦っていた。複合体コピー達はその声に反応し、同時に叫んだ。
 ピカッ!! 黒尽くめの男の双方の体は、凄まじい光を突然と放って、スタフェリア、天野路の目を襲う。その光は、双方の中心へとお互いを引き寄せた。



「スタフェリア、なんだよこれ」

 天野路夜久は、離れて戦闘をしていた、彼女スタフェリアに近づき疑問を投げかけた。

「余にもわからん、油断するのではないぞ畜生よ」

 苦虫をかみしめたような顔で彼女は答えた。彼女自身も、自らの発言で身を引き締める。

 やがて市販の花火が燃え尽きるように光は虚しく消え、、二つの黒尽くめの男たちは、元の姿へと戻っていた。まるで新しい何かに変化したように、変貌したように、転変したように、変様したように、変装したように,変相したように、変核したように、変調したように、変換したように、その有様はだれがどう見ても口をそろえて、異口同音をするように変わっていた。
 


特異終局点の生成クリエイト・ピリオド



「「これで、貴様らには、私には絶対に勝てない」」

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