ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

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決闘裁判と代決闘士って?



代決闘士とは中世初期の決闘裁判で被告が女性、老人、子供、病人だった場合代理人として決闘士を呼ぶ権利がありました。
時代が進み健全な成人男性でも代決闘士を呼ぶ権利が得られたことで専門の業種として生まれたそうです。


決闘裁判ですが法規が許し、当事者同士が合意し、裁判官が許可することで初めて成立したそうです。


決闘裁判が成立すると準備期間が設けられ、その準備期間の間に代決闘士を雇ったそうです。
準備期間の間に被告が逃げることはなかったのかというとあったそうですが、逃げた時点で罪を認めたと扱われたそうです。
一応保釈金みたいな制度があり、決闘裁判当日まで逃げない保証として財産の証だった手袋を裁判官や領主に渡したそうです。
この行為が後に相手に手袋を投げれば決闘の開始の合図となった元とも言われています。(諸説有り)


決闘本番ですが意外とフェアプレイな規則が多かったです。両者の武器は統一、観客も声援しないように沈黙、手助けできないように離れた場所から観戦するようになっていたようです。
男対女や病人や老人との決闘の場合は男性側は下半身を穴に埋めて決闘したそうです。


代決闘士ですがイングランドが特に白熱していました。当時のイングランドは土地所有権を巡った裁判が多く、果ては高い代決闘士を雇ったほうが勝つという状況だったそうです。
特に教会は所有する土地が多く、専属の代決闘士を多く所有していたそうです。
教会所属の代決闘士の1試合の契約金は現代のお金で数百万相当だったそうです。
儲かっていたかと思われますが、教会は清貧を謳っているのでほとんどが喜捨に回ったそうです。


代決闘士はイギリスでは普通の職でしたが、ドイツでは名誉なき職業として賤職よりはましだけど、浮浪者や詐欺師などと同列と扱われ、大道芸に混じって決闘をショーにしてスカウトを待っていたそうです。

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