ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ
軍の行軍って?
中世世界の戦争で、軍が目的地に移動する際隊列を組んで移動する行軍というのがあります。大体行軍は3部隊に分かれて移動していたようです。
先頭部隊は斥候部隊、橋などを作る工作部隊がメインで最先端には先導兵という役職の部隊があったと言われています。
第二部隊がメインの戦闘部隊で騎兵、歩兵、弓兵といて、15世紀前後には砲兵がいましたが……初期の大砲は凄い金食い虫だったようで、大砲一門牽引するのに目的地につくまでに60頭近い馬が交代で牽引し、大砲の弾50発撃つと現代の日本円で数千万単位の経費がかかったそうです。
第二部隊には戦闘兵以外にも従軍司祭、書記官(聖職者が担当)、床屋(外科手術もした)、刑吏(命令違反した兵士の処刑、捕虜の牢番など担当)、部隊によっては吟遊詩人など楽師、旗手(国旗や領主の紋章が刺繍された旗を掲げる人、紋章官が担当、人気職だった模様)、司令官、伝令、通訳、料理人(司令官専用)、司令官の護衛兵などがいました。
第三部隊最後尾は輜重隊と呼ばれる食料や武具を運ぶ後方支援部隊です。
食料や武器に鎧、火薬が発明されてからは黒色火薬に弾薬なども運びました。
武器や鎧は樽に詰め込んで荷馬車で運び、現地についてから兵士達が着替えていたそうです。鎧を着たまま行軍というのはあまりなかった模様。
輜重隊の周りには娼婦、商人、免罪符売り、料理人(部隊全体担当)御者、家畜番、占い師に墓掘り、針子に鍛冶屋、果ては戦場の死体を漁る乞食などもついて回ったそうです。
商人は酒保商人と呼ばれる万屋的商人がいたようで、戦利品の買い取り、食料や酒の販売、果ては捕虜の買い取りや身代金の交渉担当と色々やっていたようです。
この酒保商人は結構アコギだった模様で、資料を読み漁ると結構悪口が書かれていました。
まあ、商人同士談合して兵士に売る食料や酒の値段を釣り上げたり、戦利品を買い叩いたり、酷い時には身代金の持ち逃げなどもあったようです。
ただ、負けた際の略奪対象としては上位に入った模様です。
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