ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ
中世の馬って?
中世時代、馬は農業、輸送、戦争ととても重宝されました。
騎士にとって馬は財産でもあり、騎士自ら飼育や品種改良に手を出したようです。
軍馬として騎士が特に好んだのはデストリアーと呼ばれたグレートホースです。
その姿は胸が厚く、耐久力がありフルプレートを着た騎士を乗せて戦場を駆け回ります。現代だと北海道で行われてるばん馬大会に出場するばん馬がデストリアーの近種だそうです。
ただし、デストリアーは中世時代とても高価で時代によっては王専用の軍馬だったらしいです。
一般的な軍馬はコーサーと呼ばれ、戦争だけでなく狩猟にも使われていました。
従卒はロンサンと呼ばれる荷馬に跨って主の武器などを運びました。
儀式や婦人、聖職者の移動には見栄えの良い儀仗馬ボルフリー、牧歌的な街道で荷馬車を引く荷馬がサンプターというポニーのような足が短くがっしりした馬でした。
中世時代の軍馬の名産地はスペイン、フランス、イタリア、イングランドが有名でアラゴン、カスティリア、ガスコーニュ産は現代で例えるならベンツやランボルギーニのような高級スポーツカーのようなブランド価値のある名産地でした。
馬に乗る騎士や従卒は拍車を装着します。拍車は馬の制御だけでなく、所有する人の地位を表し、従卒は銀の拍車、騎士は金で出来た拍車を付けていたそうです。
          
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