ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

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領主の食事って?



中世時代の領主の食事は当時の一般的な市民や農民と比べるととても豪華で現代日本人からするともったいない食事だったりします。


領主など貴族の食事の回数は1日2回、昼と夕食のみです。朝も食べていますが、現代人のイメージで例えるなら寝坊して朝食の用意ができなくてコンビニでパン屋おにぎり買ってとりあえず腹に何かを入れる程度だったようです。


食事は昼の正餐と夕食の午餐と呼ばれ、正餐は城の大ホールで家族や家臣全員揃って豪華に料理を用意したといいます。
椅子やテーブルは折りたたみ式(大ホールは食堂だったり、会議室だったりと色々用途があり、据え置きのテーブルなど置けなかった模様)
皿や酒杯、調味料は共用で、個人用の皿と言った概念は当時はなかったようです。
中世初期はフォークはなく、食事する各自が自分のナイフを持ち、自分で肉を切って手づかみ、もしくはナイフに刺したまま食べていたそうです。
手づかみで食べるので手が汚れます。汚れた手を洗うフィンガーボウルがあり、それで手を洗ってテーブルクロスで手や口を拭いたそうです。


現代のフランス料理でフィンガーボールが出るのはコース料理にパイ包み料理があるときだけらしいです。(又聞き情報)


とある資料で驚いたのが、この料理を切り分ける際領主たちはガントレットをしていたりしたそうです。
何故かと言うとテーブルマナーがちゃんと設立していなかった為、皆我先にと肉にナイフを向けて他の人が伸ばした手を切ってしまったり、その部位は俺のだと言って刺して決闘沙汰になった、酷いのになると出血多量で死亡という記述がありました。


正餐はコース料理になっており、2時間ほどかけて提供されたそうです。料理は派手に盛り付けや演出され余興の一種としても楽しまれたそうです。
味付けはハーブ、ワイン、スパイス、マスタード等で肉料理がメインでした。
魚料理は中世時代は贅沢品で港を持っているか養殖池で魚を養殖してる領主ぐらいしか食べれなかったそうです。
当時の魚料理はニシンや鱈が一般的でした。クジラ、イルカ、チョウザメは王の料理と言われ王族のみ口にすることが許されたそうです。
この時飲まれた酒はワインやシードルでエールは使用人の飲み物として領主たちはあまり口にしなかったようです。


午餐は逆にあっさりとしたものでパンとチーズと豆類の入ったスープのみだったそうです。

          

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