ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

城砦と王宮の違いって?



ファンタジー小説などで時折見る城砦と王宮。どちらも国王や領主が生活しているイメージがありますが、一応区分があります。


中世世界における城砦は塔や濠、城壁や城門などを持つ軍事施設……有事の際には外敵と戦い籠城したりする施設であり、平時は領主の地域支配の中心となる施設だそうです。


一方王宮は国内統治の拠点でした。中世時代は巡幸王権と呼ばれる統治体制で、国王や皇帝が領土内を巡察し、行政、軍事、裁判、各領主の調停を直接現地に向かって行う体制でした。
この巡幸王権は情報通信や輸送網が脆弱だった中世時代には有効だったそうです。王が巡察することで各領地に王の威光を知らしめることが出来た。王が来る日に合わせて大きな市や祭りを開き領内外の経済の刺激など色々メリットがあったそうです。


巡察する王のために国内各所に王とその臣下が滞在する施設が王宮と言われていました。この王宮で宮廷会議、裁判、国王選挙や戴冠式が行われたそうです。
王宮の中には有事の際には城砦にもなる王宮もあったので区別がつきにくいかもしれません。


ファンタジー小説などで見られる王都に王宮があり、ずっとそこに王がいて政治を行っている場合は近代ヨーロッパの中央集権化、絶対王政制がモデルかもしれません。
中央集権化しても季節ごとに王は王宮を移ったという記述があります。夏は避暑地の王宮といった感じでしょうか?

          

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