ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

領主って?



領主とは封建社会における頂点に位置すると言われていました。領主とは武装集団の長であり、その武力と財力で領民を支配していました。
領主には皇帝、国王と言った国家の頂点から多数の部下や領土を抱える諸侯、諸侯に仕える騎士まで階層があります。


国王、皇帝は封建社会の最頂点で、多くの領土所有者であり、軍権の所持者であり、裁判官でもありました。
国王や皇帝は感触や特権を付与する権限、家臣や領民に対する裁判権、貨幣の鋳造、市場の開設、城砦の構築権、鉱山の採掘権、その他諸々の徴税権を持つ支配者でした。


絶大な支配力を持つイメージがありますが、監視連絡網が殆どなかった中世世界では多くの特権を諸侯に部分的に譲渡し、その権限を行使する領邦支配か、大小の領主が城を中心とした武力で周辺地域を支配し、支配地域内のみ限定の徴税権や裁判権を行使するバン領主支配でした。


領邦支配は江戸時代の徳川幕府と各地の大名諸侯の支配。バン領主は戦国時代の国が乱立していた時代がイメージしやすいでしょうか?


諸侯と呼ばれる領主たちは辺境伯といった伯という官職の持ち主です。伯持ちは高貴な出自の者で国王から官職を得ていました。レーエン制による権力の世襲化によってより実質的な支配力を得るようになりました。
その中でも軍事力や経済力により地方で指導的地位を得た領主は大公と呼ばれたそうです。


これら権限の強い高級貴族の下には王ではなく、高級貴族達から領土を与えられた中級貴族、その中級貴族に付き従う騎士など下級貴族がいました。
騎士は血統からなる貴族階級ではなく、あくまでその役割によって貴族階層に取り入れられた一代限りの貴族だったそうです。


司教、大司教なども高級貴族と扱われたという記述がありました。

          

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