ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

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都市の娯楽って?



都市は様々な階層の住民が住み、様々な娯楽がありました。
都市最大の娯楽は祭りです。祝祭の間は教会に舞台が設けられ儀礼劇が行われました。
また祝祭の日はほぼすべての仕事が休日と扱われたそうです。
当時の儀礼劇は劇団などではなく、様々な階層の市民が役者になる……学芸会や文化祭の劇クラスのクオリティっぽかったようです。
小広場では軽業師や動物使い、吟遊詩人の演奏などが行われていたそうです。
休日のことをホリデーという言葉の語源はは祝祭の日【ホーリーデー】からだと言われています。


祝祭の日には市が開かれ、闘鶏やダンス、熊遊び(鎖でつながれた熊に犬をけしかける遊び)などがあったそうです。
ただ、キリスト教会は儀礼劇以外は否定的で「人々の踊り方といったら地獄の沙汰だ」という言葉を遺したそうです。


王侯貴族のパレードや罪人の処刑も娯楽として数多くの見物客が集まったそうです。


日常生活の中での娯楽といえば居酒屋での酒や賭博でした。
その他には風呂です。
中世世界ではローマ帝国の崩壊とキリスト教の教義で【汗や垢は自然の摂理、それを洗い落とすは冒涜】と言って一時期衰退しました。
特に司教座都市タイプはキリスト教の司祭が市長や参事会にいたため、司教座都市では風呂は廃れたようです。
やはり不衛生なのは嫌なのか十字軍時代あたりに風呂が復活しました。
ペストや梅毒、森林不足に宗教改革など影響でまた衰退しました。


都市貴族という上流市民達はボードゲームや旅芸人を屋敷に招き騎士ロランの武勲詩、貴婦人への愛の物語、アーサー王の騎士物語など歌わせたそうです。





都市の子供達の遊びといえば布を詰めた革のボール遊び、鬼ごっこ、自作の弓や吹き矢による的当て、郊外で虫を捕まえて紐で結んで飛ばしたり、草笛を吹いたりしていました。


犬や猫をペットとして飼っていたようですが、魔女狩り裁判の時代に猫は魔女の使い魔とされ迫害、ペストが流行った際に狂犬病も発生したらしく数多くの犬猫が殺処分されたようです。






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