ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

都市の住人って?



都市に住む住人は大体3つの階級層に分かれていました。


都市上層階級と呼ばれる住人は都市在中の騎士や都市を支配下に置く領主の役人、商人や親方と呼ばれる職人たちでした。
彼らは都市貴族(王が認めた貴族ではなく、都市内部での発言権や権力が貴族のようにあった)と呼ばれていました。


都市貴族は都市参事会と呼ばれる議会での役職を独占していました。また、司祭や司教も都市貴族と同じぐらいの地位があり、王権支配の強い都市では王の代官が市長を兼任していたそうです。


都市貴族の下には市民権を所有する市民がいました。
市民権を得るには一定期間の納税、もしくは都市内部か都市周辺の土地を所有していることが条件でした。
市民権を得られた後も納税の義務に加えて兵役の義務も発生しました。


これだけだとデメリットだけのように思いますが、市民権を持っている方が社会的信用があります。
とある書籍では市民権のある人物が市民権の無い人物に傷害を与えたのに、裁判では市民権が無い方が有罪判決を受けたエピソードが記述されていました。


市民の下には居留民という市民権はないが、納税、兵役の義務はあったようです。


居留民の下に周辺民という社会的に排斥された娼婦、傭兵、難民や逃亡者、旅芸人や乞食が存在しました。


独自の権利を与えられたユダヤ人(アシュケナジムとも呼ばれた)や外国人商人(イスラム商人等)は隔離された区域で暮らしていたりしたそうです。

          

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