ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

農村の家畜って?

家畜は中世世界の住人達にとって、貴重な財産であり、労働力であり、食料であり、金銭を生む特産物でした。


家畜は機械動力があまり発達していなかった中世では貴重な労働力でした。また、食料保存が乏しかったので、家畜は生きた貯蔵庫でもありました。


農村で主に飼われていた家畜には、犂を引かせる雄牛や馬、運搬用のロバやラバ等労働家畜。
肉と乳を得る山羊、食用の豚、卵と肉を得るための鶏、家鴨、ガチョウ、鳩など。


家畜小屋は裕福な農民なら独立した小屋だったが、大半の農家は寝泊まりする家屋に小屋が組み込まれていました。


農民は朝になると家畜を放牧地や牧草地、あるいは休耕地へと連れて行き、夜になると家畜小屋に連れ帰る。
こういった放牧地などに排泄される糞は貴重な肥料となりました。
地中海沿岸や山間部では夏になると専門の牧人によって家畜の長期の移動放牧を行います。
秋になると農民達は森の所有者に入場税など払って豚を放ちます。豚達はここでどんぐりなどを食べて肥え太らせました。
なぜ豚家畜が多かったかというと豚は早熟で1年で成人するため育てやすかったそうです。


12月になると農民は家畜を選別し養う分以外を屠殺してソーセージや塩漬け肉にして冬の間の食料としました。
労働用の動物や乳牛は貴重だったため食肉にされることはありませんでした。(死亡した時に肉に変えるぐらいです)


13世紀までは豚肉がご馳走でしたが13世紀以降は牛も食用に飼われるようになったそうです。

          

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