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ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

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牧人って?



古来農村は家畜の飼育も農民の大事な仕事でした。
と言っても農民は農地という土地に縛られており家畜の放牧なんてとてもじゃないですができません。
その為農村や荘園では専門の牧人を雇って家畜の世話を委託していました。
牧人という言葉でピンとこない人は羊飼いという言葉を聞けば分かりますでしょうか?
牧人と一括りされていますが、羊飼い、牛飼い、山羊飼い、豚飼いといった一種類の家畜のみを取り扱う牧人もいました。


牧人は土地を継げなかった農家の末っ子などが牧人になることが多かったといいます。
村落で雇われる場合は複数の家の家畜を一度に見ることが多く、雇われた牧人は村からの歓迎の宴会の後、村の家畜の責任を委任した証として角笛と牧杖(先端がフック状になっており、これを家畜の首や足に引っ掛けて移動をコントロールしていた)を与えられます。この角笛と牧杖がどこそこの村の家畜を預けた牧人という身分証明にもなっていたそうです。


牧人は角笛と牧杖を受け取ると家畜の育成と安全を教会や司祭の前で誓います。
牧人の仕事の始まりは復活祭の行われる春先で、牧人の仕事始めの儀式として一斉に放牧して一番最初と最後にたどり着いた家畜に祝福を与えました。
その後牧人は預かった家畜とともに冬までの間牧草地を点々と放浪する孤独な旅に出ます。


この放浪生活で一番の脅威だったのが狼で、時には牧人が身を挺して狼から家畜を守って命を落とすこともありました。
その為狼の襲撃による家畜への損害は賠償から免除されてました。


ただ、病気や狼以外の怪我(転落等)放牧した家畜が他人の畑を荒らした場合賠償責任は牧人に課せられました。
その為牧人は獣医のような動物治療知識を持っていたり、牧羊犬を操ったりして家畜を管理していたようです。


記録によると熟練の牧人は一度に六匹の牧羊犬を操っていたそうです。


冬に入ると牧人は委託を受けた村に帰り預かっていた家畜を返却します。
村は牧人を客人として歓迎し、代金を払います(この時出産などで家畜が増えている場合はボーナスもあったそうです)
報酬が足りないと思った場合、牧人は村を回ってハシバミの枝を配って来年の家畜の安全を祈祷したから代金よこせやと言っていたそうです。


冬の間牧人は何をしていたかというと墓掘り、夜警、皮剥など忌み職と呼ばれる職業で食いつないでいたそうです。
その為牧人は放浪生活と忌み職につくことから偏見と差別にさらされていたそうです。

          

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