ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

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中世の人狼って?



中世世界では都市伝説のひとつとして森の人狼伝説がありました。
人狼は森の悪魔、森の三女神と呼ばれる異教の神によって狼に変身する能力を与えられた存在と言われました。


初期のキリスト教は人狼の存在を否定していましたが、後期の中世世界では魔女狩りの一つとして肯定されるようになりました。


人狼伝説ができた理由の一つが中世初期のゲルマン人の刑罰の一つとして人権を剥奪し森への追放刑というのがありました。
森に追放された罪人は動植物と同等とされ、もし森で遭遇して殺しても罪にならないという物でした。
追放された罪人やその子孫などが獣の皮で着飾ったのを人狼と見間違えたのかもしれません。


中世初期から中期にかけて伝承に悪影響を受けて自分が人狼だと思い込む農民たちが居ました。
栄養不足、禁欲的生活、様々なストレスから狂的妄想に陥る人がいて、人畜を襲ったり、逆に決めつけられ追放や村人による私刑を受けたりしたようです。


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