ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

中世の時間と暦って?



中世における時間という概念は、キリスト教の聖職者がもたらしました。
無論古代ギリシャやローマ時代にも時間はあります。暦も古代バビロニアやエジプトで発明されました。


当時の農民達は時間に関してはふわっとしていたので日の出と日没、四季のリズムがわかればいいやぐらいの認識でした。
そこに細かな時報などで生活を区切るようになったのが教会や修道院でした。
聖職者達は真夜中の朝課、午前三時の讃課、朝6時の1時課、午前9時の3時課、午後3時の9時課、夕方6時の晩課、夜9時の終課、計7回の務めの度に鐘を鳴らしていたそうです。


実際に農民と聖職者がどのように過ごしていたかですが
朝課(24~2時)に聖職者は目を覚まし、朝の祈りを捧げる。農民はまだ寝ています。


讃課に聖職者は祈祷を始め、農民はこの時間帯に起きます。
1時課にミサが始まり、朝食や都市部では朝市が始まります。ちなみに朝市も時間で販売する物が決まっていたそうです。


3時課に農民は畑仕事、職人は生産仕事を始めます。聖職者はこの時間に朝食を取っていたようです。
6~9時課に聖職者は畑仕事で、農民、市民は昼食時間(昼食と言っても3時のおやつのような軽食だったり、食糧事情によってはなかったり)。


晩課に農民や聖職者達は畑仕事を終えて夕食をとる。
当時は夜間勤務は賊に襲われやすいなどの理由から禁止されていたそうです。


終課、この時間帯にほとんどの人は就寝。起きているのは数名の聖職者や夜警、門番ぐらいだったそうです。


当時の時間の測り方は水時計やろうそくを使用、14世紀頃から機械じかけの時計を使用するようになったそうです。


季節の節目には季節が代わったことを知らせる意味も込めてクリスマス、復活祭、聖ヨハネ祭など祝祭を上げていたそうです。


と言っても、一年の始まりは地方や国によってまちまちだったとか。

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