花魁男子!!

猫(=^ェ^=)

文化祭当日、最初はビラ配りからだ。

花魁は、少しあとからカフェにでるため、今はとてもとても暇なのだ。

花魁カフェ、1ーBでやってまーす!!

何て掛け声をかけるのだが...

「男とは思えない超綺麗な花魁にあってみませんかー?」

「腐女子の発狂間違いなし!!花魁と生徒による絡みも!」

「勿論ご飯は美味しいし、花魁は奥にいるので見たい人だけ見ることができます。ま、見ないと損だけど?」

あることないこというなよ!!!

「あのー」

可愛らしい女の子に声をかけられた。

「この写真、修正とかしてないですか?こんなに綺麗なんですか?」

「え...」

昨日とった写真を見せられる。
クラスの奴らに睨まれてる。
自分で自分を褒めろってか!?

「修正はしていませんよ。ご自分の目でたしか「こいつが花魁役だぜ!!」

「周りには、秘密だぜ?」

かっこつけながら帰んなよ!

「え...え...」

ほら、この子引いちゃって...

「やっぱりそうなんですね!すごい綺麗な人だから、どう話を切り出せばいいかわかんなくて!なんか、絶対綺麗ですよ!絶対行きます!!!!!!!」

日本語大丈夫かな!?

とりあえず、お客さん...かく...ほ?

周りの通行人(主に女子)が、血走っている目で俺を見た気がしたが、気にしないことにしておこう。

疲れたし、戻るか。

通行人たちに連写されてるのには全く気づかない瀬那であった。

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