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花魁男子!!

猫(=^ェ^=)

2

「文化祭、なにやりたいー?」

総務の阿部 智が、大声で叫ぶ。そこまで大きくなくても…

「メイドカフェ!」
「お化け屋敷!」
「休憩所!」
「§@☆*§%%$!」

なるほど。なっとく。

皆が一斉に言うから、なにがなんだかわからないんだな。

あーやばいぞ…智の顔が引きつってきている。

「俺は聖徳太子じゃねぇ!!手ぇあげろ!」

ダシンッ

教卓をたたきこちらをにらむ。

筋肉ムキムキの智が怒鳴ると、結構迫力がある。

先生まで苦笑いするありさまだ。

ひぃいいい!と皆手をあげれなくなった。

「なんか意見があるんじゃねえのかよ?」

…これは俺でも手をあげられないな。ここは空気を読まないやつの出番。

少し時間がたつと、スッとまっすぐ手があがった。

「如月か。ふざけたら承知しねえぞ?」

如月 湊は、お調子者でいつも変な顔をしているが、今回はなんだか真剣な様子だ。

なにか、いいアイディアがあるのだろうか。

「みんな、聞け。俺は、花魁カフェがいい。」

...は?花魁ってあの?

「俺らは普段、メイドカフェで癒されている。」

いや、行ったことねぇけど。女装は勘弁だぞ。

「だがな、よく考えてみろ。」

なにを?ムキムキのメイドか?

「大人なお姉さまの色気が、足りなくはないか?」

え?なに皆真剣な顔になってんの?色気って?必要なのか?

「俺らのクラスには、誰がいる?」

皆が一斉にこちらを向く。

「瀬那がいるじゃねぇか。美人の瀬那が。」

だれかがゴクッと喉を鳴らす。

「メイドもいいが、花魁と来たら、...やばくねぇか?」

おいおい、いやだよ。女装なんて!?

「瀬那ぁ!お願いだ!俺らに癒しをぉぉおおおおおおおおお!!!」

「「「おおおおおおおおおおお!」」」

ぎゃぁあ!くんな!くんなぁあ!

汗の臭いがってか、そんなに目を輝かせるなぁあ!

断れないだろうが!!!

「いいよ。」

ん?俺、今なんて?

涼しい顔で、いいよって言った?

俺のバカ!変なところで人見知りやめてくれよ...。

「花魁カフェ、決定な!」

ものすごい雄叫びが聞こえるが無視しておこう。

智はこちらを見て苦笑している。

くっそー!おぼえとけよ!

その日の帰り、クラスメイト一人一人が俺に抱きついてから帰ったのは、言うまでもない。


…なんか、汗臭かったな。明日はマスクで学校に来よう。

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