ただの世界最強の村人と双子の弟子
第0話の3 彼の稽古?
===ユウキ視点====================
「うッ、う~~~ん」
俺は目を覚ました。
俺は気を失う前と変わらず、机に固定されていたが、机に何やら魔法陣が展開されていた。
そうか、これで俺は激痛を受けたのか…。
(はい、その通りです)
「うわッ!ビックリした~!この声は守姫か?」
(はい!私はご主人様の『ソウルウェポン』なので頭に直接話しかける事が可能です!)
ということは、俺が思っている事は…?
(全て筒抜けです!)
マジか…。俺は一生心を読まれ続けるのか………。
(ご主人様が読むなとおっしゃるのなら緊急時以外は呼ばれない限り、読まない事は可能ですが……)
いや、いいよ。読んで欲しくない時は言うから普段は別にいいよ。
(ありがとうございます!それで、その魔法陣の説明をしようと思うのですが…、よろしいですか?)
ああ、よろしく。
(はい!その魔法陣は相手の体内に強制的に魔力を注入する効果があります)
そんな事をして何になるの?
(この世界では体内に魔力が多ければ多いほど身体機能や記憶力、はたまた視力まで、魔力が多ければ多いほど有りとあらゆる能力が上昇します)
へぇ、つまり、この研究所の人達は俺を強くしたいんだ。
(そういう事になりますが、通常の人では体が破裂する危険性がありますので、この実験は禁止されています)
え!俺、破裂するの!
(大丈夫です。私がご主人様の体をずっと絶え間無く修復していますので)
え、守姫は大丈夫なの?
(私なんかの心配をしてくださるとは…、やっぱりご主人様は優しいのですね!)
そ、そんな事はないよ…。それより大丈夫なの?疲れてない?無理してない?
(ええ、修復に必要な魔力は勝手にくれますし、余っているくらいです。疲れもほぼありません。これも魔力が多い人の特権です!)
なるほど……。なあ、守姫が大丈夫ならこいつらの魔力供給をやり返す時まで受け続けてみようと思うんだけど、どうかな?
(私は構いませんよ。その内、ご主人様の体が魔力供給に適応して私の手伝いは要らなくなると思いますし…)
一応、技姫と攻武にも聞いてみて?
(おう!何か呼んだか!王よ!)
(お呼びでしょうか?我が主人よ)
ちょっと暫くの間魔力供給を受け続けてみようと思うんだけど、どうかな?
(別に良いんじゃねぇの?)
(私も構いませんが、危害を加えられそうになったら脱出してくださいね?)
ああ、わかったよ。それにしてもこう、やる事が無いと暇やな~。
(それなら、私達の所に来てくださいよ!)
えっ、どうやって?
(普通に私達と会ったあの空間をイメージしたらいけますよ?)
よし!イメージしてみる!
白い空間、白い空間…、白い空間……、白い空間………、白い……………………。
「おっ、いけた!」
「よう!待ってたぜ!!」
「お待ちしておりました。我が主人よ」
攻武と守姫が出迎えてくれたみたいだけど…、守姫は?
「ああ、あいつなら王の体を治すのに手が離せないみたいだな」
「そうか…、なあ、攻武?」
「ん?何だ?」
「俺と稽古をしてくれないか?」
俺の要望に攻武どころか技姫まで驚いていたが、攻武は笑い出し、
「アッハッハ!良いぜ~!俺も王と一回戦ってみたかったんだ!!おい!技姫!!」
「はぁ~、仕方ありませんね。」
攻武はノリノリで、技姫は呆れた様子だった。
技姫は呆れながらも攻武の頼まれごとをやっているみたいで、技姫の両手が光り出し、光が大きくなりだした!
その光は技姫が見えなくなる程大きくなると、徐々に小さくなり、光がある形を成していた…!
「それは、剣?」
「ええ、そうです」と技姫が返事をした瞬間、剣のような形をした光が二振りの本物の片刃直剣になった。
「こちらをお使いください」
そう言って技姫は一振りずつ、攻武と俺に剣を投げた。
「ありがとよ」
「おおっとっとっと~」
攻武は余裕で受けとり、俺は危なげに受け取った。
「さあ、来いよ!俺らの王よ!!」
「ああ、全力でいくぞ!!」
俺は全力で攻武に近づき、剣を横一閃に振り切った。
それを攻武は剣を前に出し、縦にして受け止めた。
衝撃までは抑えきれないようで、少し攻武がふっ飛ぶ。
そこを逃さず、俺は剣でガード出来ていない攻武の左腹部を思いっきり横から蹴飛ばした。
またも攻武は衝撃を抑えきれなかったようで横に盛大にふっ飛ぶ。
俺は更に全力ダッシュで攻武の近くにいき、飛び上がり、剣を思いっきり振り下ろした。
そこに何と技姫が刀を持って割り込み、振り下ろした剣を刀で受け流し、右に剣をずらし、攻武の横に剣が振り下ろされた。
振り下ろされた地面はひびが入りまくっていた……。そんな事より、
「おい!技姫!どうして割り込むんだ!?」
俺は折角良い所まで攻武を追い詰めたのに………。
すると、技姫は呆れた様子でため息をつき、
「攻武を見てください。」
「はっ?何で………?って、攻武!?」
疑問に思いながらも攻武を見てみると、攻武は気を失っていた………。
==============================
初めての攻武とユウキの戦闘シーンはまさかのユウキの圧勝だった……。
次回というか、基本的にこの章はユウキ視点です。
150人突破ありがとうございます!
最初は50人いけばいいと思っていましたが、100人もオーバーして有難い限りです!
投稿ペースは変わりませんが、守っていこうと思います!
「うッ、う~~~ん」
俺は目を覚ました。
俺は気を失う前と変わらず、机に固定されていたが、机に何やら魔法陣が展開されていた。
そうか、これで俺は激痛を受けたのか…。
(はい、その通りです)
「うわッ!ビックリした~!この声は守姫か?」
(はい!私はご主人様の『ソウルウェポン』なので頭に直接話しかける事が可能です!)
ということは、俺が思っている事は…?
(全て筒抜けです!)
マジか…。俺は一生心を読まれ続けるのか………。
(ご主人様が読むなとおっしゃるのなら緊急時以外は呼ばれない限り、読まない事は可能ですが……)
いや、いいよ。読んで欲しくない時は言うから普段は別にいいよ。
(ありがとうございます!それで、その魔法陣の説明をしようと思うのですが…、よろしいですか?)
ああ、よろしく。
(はい!その魔法陣は相手の体内に強制的に魔力を注入する効果があります)
そんな事をして何になるの?
(この世界では体内に魔力が多ければ多いほど身体機能や記憶力、はたまた視力まで、魔力が多ければ多いほど有りとあらゆる能力が上昇します)
へぇ、つまり、この研究所の人達は俺を強くしたいんだ。
(そういう事になりますが、通常の人では体が破裂する危険性がありますので、この実験は禁止されています)
え!俺、破裂するの!
(大丈夫です。私がご主人様の体をずっと絶え間無く修復していますので)
え、守姫は大丈夫なの?
(私なんかの心配をしてくださるとは…、やっぱりご主人様は優しいのですね!)
そ、そんな事はないよ…。それより大丈夫なの?疲れてない?無理してない?
(ええ、修復に必要な魔力は勝手にくれますし、余っているくらいです。疲れもほぼありません。これも魔力が多い人の特権です!)
なるほど……。なあ、守姫が大丈夫ならこいつらの魔力供給をやり返す時まで受け続けてみようと思うんだけど、どうかな?
(私は構いませんよ。その内、ご主人様の体が魔力供給に適応して私の手伝いは要らなくなると思いますし…)
一応、技姫と攻武にも聞いてみて?
(おう!何か呼んだか!王よ!)
(お呼びでしょうか?我が主人よ)
ちょっと暫くの間魔力供給を受け続けてみようと思うんだけど、どうかな?
(別に良いんじゃねぇの?)
(私も構いませんが、危害を加えられそうになったら脱出してくださいね?)
ああ、わかったよ。それにしてもこう、やる事が無いと暇やな~。
(それなら、私達の所に来てくださいよ!)
えっ、どうやって?
(普通に私達と会ったあの空間をイメージしたらいけますよ?)
よし!イメージしてみる!
白い空間、白い空間…、白い空間……、白い空間………、白い……………………。
「おっ、いけた!」
「よう!待ってたぜ!!」
「お待ちしておりました。我が主人よ」
攻武と守姫が出迎えてくれたみたいだけど…、守姫は?
「ああ、あいつなら王の体を治すのに手が離せないみたいだな」
「そうか…、なあ、攻武?」
「ん?何だ?」
「俺と稽古をしてくれないか?」
俺の要望に攻武どころか技姫まで驚いていたが、攻武は笑い出し、
「アッハッハ!良いぜ~!俺も王と一回戦ってみたかったんだ!!おい!技姫!!」
「はぁ~、仕方ありませんね。」
攻武はノリノリで、技姫は呆れた様子だった。
技姫は呆れながらも攻武の頼まれごとをやっているみたいで、技姫の両手が光り出し、光が大きくなりだした!
その光は技姫が見えなくなる程大きくなると、徐々に小さくなり、光がある形を成していた…!
「それは、剣?」
「ええ、そうです」と技姫が返事をした瞬間、剣のような形をした光が二振りの本物の片刃直剣になった。
「こちらをお使いください」
そう言って技姫は一振りずつ、攻武と俺に剣を投げた。
「ありがとよ」
「おおっとっとっと~」
攻武は余裕で受けとり、俺は危なげに受け取った。
「さあ、来いよ!俺らの王よ!!」
「ああ、全力でいくぞ!!」
俺は全力で攻武に近づき、剣を横一閃に振り切った。
それを攻武は剣を前に出し、縦にして受け止めた。
衝撃までは抑えきれないようで、少し攻武がふっ飛ぶ。
そこを逃さず、俺は剣でガード出来ていない攻武の左腹部を思いっきり横から蹴飛ばした。
またも攻武は衝撃を抑えきれなかったようで横に盛大にふっ飛ぶ。
俺は更に全力ダッシュで攻武の近くにいき、飛び上がり、剣を思いっきり振り下ろした。
そこに何と技姫が刀を持って割り込み、振り下ろした剣を刀で受け流し、右に剣をずらし、攻武の横に剣が振り下ろされた。
振り下ろされた地面はひびが入りまくっていた……。そんな事より、
「おい!技姫!どうして割り込むんだ!?」
俺は折角良い所まで攻武を追い詰めたのに………。
すると、技姫は呆れた様子でため息をつき、
「攻武を見てください。」
「はっ?何で………?って、攻武!?」
疑問に思いながらも攻武を見てみると、攻武は気を失っていた………。
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初めての攻武とユウキの戦闘シーンはまさかのユウキの圧勝だった……。
次回というか、基本的にこの章はユウキ視点です。
150人突破ありがとうございます!
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