妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~
81:面倒事
俺が王都に帰還すると、なぜか王城は騒がしかった。
顔パスで、王城に入れるようになっている俺はティナたちを連れ、王城に入る。
フロンとノワールにはソルロスの宿に行って貰っている。
王城の中に進むと、俺たちの目の前をレジーナが通り過ぎた。
「レジーナ!」
俺が、レジーナを呼ぶとレジーナは振り返り、俺だと気づくとこちらに戻ってくる。
「あっ、ユウ殿か、何ともまぁ、面倒なタイミングで……」
「は? なんのこと……」
「レジーナー!」
すると、後ろからアイリスが走ってくる。さらにその後ろから一人の男性が、かすかに見覚えのある顔だ。
「え? あっユウ様! 助けてください!」
そのまま、アイリスが走ってきて、俺の後ろに隠れる。
「な、なんだお前は、俺とアイリス姫の間を邪魔するの、か……」
男は途中で言葉を詰まらせる。
「お、お前、剣馬鹿か?」
俺はその言葉を聞いてこいつのことを思い出した。
中学時代。俺のことを剣馬鹿と呼び、無駄にちょっかいをかけてきたやつの一人だ。
「すまん。覚えはあるが名前は思い出せん。で? なんだこの状況は」
俺がそう言おうと、めんどくさそうにレジーナが俺の質問に答える。
「そこにいるのは、今代召喚された勇者の一人だ、確か名前は……」
「高尾迅斗だ!」
「そうそう、そんな名前だった。で、今アイリス姫に結婚を迫ってると言うのが現状だな」
あのレジーナが適当になってる。それだけこいつが嫌いなのだろう。
「他にも、総司とか雛乃、柑奈もいるぞ」
「誰だそれ」
きっとほかの勇者であろう3人の名前もあがるが、雛乃以外の名前に憶えがない。
あいつは、何気に一人でいた俺の世話を焼いてくれていたいいやつだ。まぁそれ以上でもそれ以下でもないがな。
「あーもう! だから剣馬鹿なんだよお前は!」
「まぁ、どうでもいいが」
「で、気になることはいっぱいある。なんでお前がここにいるのか、どうやってこの世界に来たのか、そしてなんで俺のアイリス姫とお前がそんなに仲良さげなんだ! さらに!お前の横にいる美少女二人はなんだ?」
本当によく喋る奴だ。対応がめんどくさい。
「お前の質問に答える義理はない。それと、いつからアイリスはお前のになったんだ? なってるのか?」
俺はばっさり切り捨て、そのあとにからかうようにアイリスにそう聞いた。
「なっておりません! 勝手に付きまとわれているだけです」
「だってさ」
「ぐぬぬ」
そして、それで終わればいいはずのアイリスがいらないことまで口走る。
「それに私がお慕いしてるのはゆうさ……」
さらに途中で自分がないを言ってしまったのかを察して顔を赤くしている。
レジーナは後ろで、俺に「頑張れ!」とでも言いたげな目線を向けてくる。
「な、ななな」
すると、勇者は固まり、膝から崩れる。そして、俺を指さし、
「決闘だ!」
とか言い出したのだ。レジーナの方を見ると、あきれ顔をしていた。
ティナは「またこの展開か」とでも言いたそうだ。
俺に向かってそう指さしてくるそいつに俺はこういった。
「嫌だ!」
俺がそうきっぱり突き放そうとすると、それでも食いついて来る。
「お、男なら堂々と勝負を受けろ!」
「第一俺にメリットがない。第二にその勝負に何の意味がある。第三に俺には用事がある。それじゃあな」
俺はそのまま、レジーナにラースの元まで案内してもらうことにした。
その場所に残ったのは崩れ落ちた勇者だけだった。アイリスもあいつと居るのは嫌なのか、ちゃっかり俺たちの後ろに付いてきている。
「ユウ殿と同じ世界の人間だったのだな」
「まぁな、さほど興味もないが」
「あれが、ユウ様と同じ世界の人……」
「でも、あれらはさすが勇者と言うだけあって確かに強いぞ」
まぁ、ど定番なら何らかのユニークを持ってそうだが。
《解析に抜かりはありません》
そう俺に言ってきたのは勿論エルだ。
(じゃあ、ステータス表示を頼む)
《了解です》
『シント・タカオ
年齢 :16
種族 :人種
職 :勇者
属性 :炎
スキル:剣術 盾術 火魔法 魔法剣 鉄壁 言語 危険察知
ユニーク:絆 要塞化
耐性 :物理耐性 打撃耐性 斬耐性 突耐性』
と言う結果だった。守りの勇者とでも言いたげなスキルだった。
物理耐性持ってるくせに、打・斬・突の3耐性持ちやがって。それとやっぱりユニーク持ってたか。まぁめんどくさいが、
(アイリス。これ以上あいつが付きまとってくるなら、意思疎通で俺を呼べ)
(えっ? あっはい!)
やはり、まだこの感覚にはなれないようだ。
「よしここだ」
レジーナがすぐにドアを開ける。中に入るとラースがいた。
「まってたぜ、ユウ。さぁ聞かせて貰おうか、魔物襲撃の原因を。どうせわかってんだろ?」
「まぁな。推測だが、それでもいいなら話そう」
「よし来た」
俺とティナ、フィーは向かいのソファーに腰掛け、アイリスとレジーナも話を聞くため、別のソファーに腰掛けた。
顔パスで、王城に入れるようになっている俺はティナたちを連れ、王城に入る。
フロンとノワールにはソルロスの宿に行って貰っている。
王城の中に進むと、俺たちの目の前をレジーナが通り過ぎた。
「レジーナ!」
俺が、レジーナを呼ぶとレジーナは振り返り、俺だと気づくとこちらに戻ってくる。
「あっ、ユウ殿か、何ともまぁ、面倒なタイミングで……」
「は? なんのこと……」
「レジーナー!」
すると、後ろからアイリスが走ってくる。さらにその後ろから一人の男性が、かすかに見覚えのある顔だ。
「え? あっユウ様! 助けてください!」
そのまま、アイリスが走ってきて、俺の後ろに隠れる。
「な、なんだお前は、俺とアイリス姫の間を邪魔するの、か……」
男は途中で言葉を詰まらせる。
「お、お前、剣馬鹿か?」
俺はその言葉を聞いてこいつのことを思い出した。
中学時代。俺のことを剣馬鹿と呼び、無駄にちょっかいをかけてきたやつの一人だ。
「すまん。覚えはあるが名前は思い出せん。で? なんだこの状況は」
俺がそう言おうと、めんどくさそうにレジーナが俺の質問に答える。
「そこにいるのは、今代召喚された勇者の一人だ、確か名前は……」
「高尾迅斗だ!」
「そうそう、そんな名前だった。で、今アイリス姫に結婚を迫ってると言うのが現状だな」
あのレジーナが適当になってる。それだけこいつが嫌いなのだろう。
「他にも、総司とか雛乃、柑奈もいるぞ」
「誰だそれ」
きっとほかの勇者であろう3人の名前もあがるが、雛乃以外の名前に憶えがない。
あいつは、何気に一人でいた俺の世話を焼いてくれていたいいやつだ。まぁそれ以上でもそれ以下でもないがな。
「あーもう! だから剣馬鹿なんだよお前は!」
「まぁ、どうでもいいが」
「で、気になることはいっぱいある。なんでお前がここにいるのか、どうやってこの世界に来たのか、そしてなんで俺のアイリス姫とお前がそんなに仲良さげなんだ! さらに!お前の横にいる美少女二人はなんだ?」
本当によく喋る奴だ。対応がめんどくさい。
「お前の質問に答える義理はない。それと、いつからアイリスはお前のになったんだ? なってるのか?」
俺はばっさり切り捨て、そのあとにからかうようにアイリスにそう聞いた。
「なっておりません! 勝手に付きまとわれているだけです」
「だってさ」
「ぐぬぬ」
そして、それで終わればいいはずのアイリスがいらないことまで口走る。
「それに私がお慕いしてるのはゆうさ……」
さらに途中で自分がないを言ってしまったのかを察して顔を赤くしている。
レジーナは後ろで、俺に「頑張れ!」とでも言いたげな目線を向けてくる。
「な、ななな」
すると、勇者は固まり、膝から崩れる。そして、俺を指さし、
「決闘だ!」
とか言い出したのだ。レジーナの方を見ると、あきれ顔をしていた。
ティナは「またこの展開か」とでも言いたそうだ。
俺に向かってそう指さしてくるそいつに俺はこういった。
「嫌だ!」
俺がそうきっぱり突き放そうとすると、それでも食いついて来る。
「お、男なら堂々と勝負を受けろ!」
「第一俺にメリットがない。第二にその勝負に何の意味がある。第三に俺には用事がある。それじゃあな」
俺はそのまま、レジーナにラースの元まで案内してもらうことにした。
その場所に残ったのは崩れ落ちた勇者だけだった。アイリスもあいつと居るのは嫌なのか、ちゃっかり俺たちの後ろに付いてきている。
「ユウ殿と同じ世界の人間だったのだな」
「まぁな、さほど興味もないが」
「あれが、ユウ様と同じ世界の人……」
「でも、あれらはさすが勇者と言うだけあって確かに強いぞ」
まぁ、ど定番なら何らかのユニークを持ってそうだが。
《解析に抜かりはありません》
そう俺に言ってきたのは勿論エルだ。
(じゃあ、ステータス表示を頼む)
《了解です》
『シント・タカオ
年齢 :16
種族 :人種
職 :勇者
属性 :炎
スキル:剣術 盾術 火魔法 魔法剣 鉄壁 言語 危険察知
ユニーク:絆 要塞化
耐性 :物理耐性 打撃耐性 斬耐性 突耐性』
と言う結果だった。守りの勇者とでも言いたげなスキルだった。
物理耐性持ってるくせに、打・斬・突の3耐性持ちやがって。それとやっぱりユニーク持ってたか。まぁめんどくさいが、
(アイリス。これ以上あいつが付きまとってくるなら、意思疎通で俺を呼べ)
(えっ? あっはい!)
やはり、まだこの感覚にはなれないようだ。
「よしここだ」
レジーナがすぐにドアを開ける。中に入るとラースがいた。
「まってたぜ、ユウ。さぁ聞かせて貰おうか、魔物襲撃の原因を。どうせわかってんだろ?」
「まぁな。推測だが、それでもいいなら話そう」
「よし来た」
俺とティナ、フィーは向かいのソファーに腰掛け、アイリスとレジーナも話を聞くため、別のソファーに腰掛けた。
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