妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~
58:招集
今頃、ティナとフロンは俺が言った練習メニューをやってるだろう。
俺は受付まで行くと、フェルを尋ねた。
だが、生憎と今日は休みのようだ。
しょうがないので、テクルのところへ向かった。
テクルはいつも通り、解体作業をしていた。勿論俺が持ってきた魔物たちだ。
「おう、ユウ来てたのか」
「まぁな」
俺は単刀直入に、用件を聞いた。俺のことを探しているという奴についてだ。
「は? 金髪の鎧を着た女? しかもユウを探してるやつか。俺は知らねーな。お前らー! 何か知ってるか?」
テクルは大声をあげて、作業中の職員に聞く。
すると一人から反応が返ってきた。
「黒妖鬼を探してるやつだろ? 市場で聞きまわってるのを見たぞ」
「そうか、ありがと」
俺はテクルに追加の魔物を置いて工房を後にした。
テクルのめんどくさそうな顔は見なかったことにしよう。
俺は、市場を歩いていた。すると前方から。金髪の騎士と呼べそうな女性を見た。
俺が女性の方を見ると同時に、目と目が合った。
そして女性は確信を得たように、俺の方へ向かってくる。
「貴殿が黒妖鬼で間違いないか?」
「あぁ、最近はそう言われているな」
女性は俺のことを探していたようで間違いないようだ。金髪に鎧。そして俺のことを探している。どうやら目的の人物で間違いないようだ。
「で、あなたは俺のことを探していたようですが、何か御用でも?」
「これは失礼した。私の名前はレジーナ。レジーナ・テル・テリィーナだ。これでも王都騎士団の副団長をしている」
どうやら、めんどくさいことになりそうだ。騎士階級でが出張ってまで俺を探している。一体何の用だ?
「俺はユウ。ユウ・ツキカゲだ。なんか最近は黒妖鬼なんて二つ名をもらったものだ」
不本意だがな。
「あぁ、話は聞いている。ダンジョンを1日で5階層まで、しかもBランクに届きそうな冒険者を圧倒したとも聞いた」
「そんな大層なもんでもない。俺はただイラついたからやりたいことをやっただけだ」
レジーナはうんうんと頷いていた。
「相手は契約狩りだと聞いた。それを倒し、こう物怖じしない態度も、性格も問題なさそうだ」
話についていけない。
「どういうことだ?」
「黒妖鬼……いや、ユウ殿。貴殿に王都招集の命がでている。ご同行願えるか?」
 俺を王都に呼ぶ理由はなんだ? 俺は勇者とかには関係ないし。
「拒否権は? あとなぜ俺なんかが王都にに呼ばれる?」
「拒否権はあるが、その場合は私が強制連行させてもらう。理由についてだが、貴殿は自分を過小評価化しすぎだ。すでに王都では貴殿が黒竜を撃退していることや、さっきも話に出た契約狩り、Bランクに届きそうな相手に勝っているのだ。それでいて貴殿はCランク。それはおかしい。しかもその黒髪、とまぁ気になることがいっぱいあるわけだ。貴殿は私に逆らわない方がいい。今の貴殿では私には勝てないからな」
つまりいうところの強さの査定というやつか、まぁあれだけのことをやって噂にならない方がおかしいよな。
だが、助かるのはティンケルと戦った時の生成についてだ。あれについてはそう広まってないらしい。時間の問題だと思うけどな。
「わかった素直に従うことにするよ。連れはいても構わないよな?」
「あぁ、問題ない。すまない、面倒をかける」
「いや、一度王都にも行ってみたからいい機会だ。すぐに向かえばいいのか? 移動手段は?」
「それはよかった。王都へはできるだけ早く向かってくれ。ここから王都まではそこまでかからん。馬車で3日ぐらいだ。移動手段は任せるが、必要ならば馬車を貸そう」
今のところは裏を感じない。素直なやつに見えるな。
「ここにいる知り合いに挨拶してから、明日にでも出発するよ。移動手段には心当たりがある」
「わかった。それでは私は先に戻るとしよう。また王都で合おう。来なかった場合は私直々に追いかけに行くからな」
そう言って、レジーナは門の入り口の方へと向かう・
『視影ノ瞳』
俺は後姿のレジーナに視影ノ瞳を使う。ほとんど見えなかった。
さらに魔力を込める。どんどんとステータスが見えてくる。
『レジーナ・テル・テリィーナ
年齢 :22
種族 :人種
職 :騎士
属性 :?
スキル:威圧 剣術 槍術 体術 ??? 縮地 ??? ?? ???? 殺気 ????
ユニーク:????
耐性 :物理耐性 』
ところどころ見えなかったが、それでも強いことがわかる。普通なら勝てない相手だな。
これ以上視ようとすると、脳に負担がかかりすぎるためやめておく。
「本当にこの世界は退屈しないな。面倒ではあるけどな」
俺はそのまま、宿へと戻ってティナたちの練習に付き合うことにした。
「妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
4,111
-
4,978
-
-
2.1万
-
7万
-
-
142
-
265
-
-
917
-
1,033
-
-
9,870
-
1.4万
-
-
6,705
-
8,748
-
-
433
-
920
-
-
4,871
-
1.7万
-
-
2,605
-
7,282
-
-
3,038
-
5,370
-
-
132
-
279
-
-
1,114
-
180
-
-
649
-
799
-
-
1,167
-
1,963
-
-
1,285
-
1,419
-
-
4,623
-
5,266
-
-
126
-
621
-
-
168
-
553
-
-
8
-
25
-
-
380
-
1,984
-
-
296
-
637
-
-
7,689
-
1万
-
-
1,259
-
8,383
-
-
1,435
-
3,537
-
-
119
-
128
-
-
1,828
-
5,328
-
-
176
-
728
-
-
728
-
1,674
-
-
1,492
-
2,229
-
-
6,119
-
2.6万
-
-
9,295
-
2.3万
-
-
132
-
154
-
-
1,023
-
1,713
-
-
1万
-
2.3万
-
-
4,880
-
9,088
-
-
2,705
-
3,670
-
-
8,094
-
5.5万
-
-
1,588
-
4,186
-
-
169
-
156
-
-
3,063
-
1.4万
-
-
5,013
-
1万
-
-
503
-
668
-
-
1,652
-
2,428
-
-
1,036
-
1,314
-
-
1,922
-
3,286
-
-
3,176
-
5,063
-
-
825
-
1,990
-
-
600
-
220
-
-
6,617
-
6,954
-
-
420
-
637
-
-
804
-
720
-
-
3,578
-
9,627
-
-
921
-
1,487
-
-
5,453
-
6,124
-
-
9,533
-
1.1万
-
-
7,415
-
1.5万
-
-
2,795
-
4,848
-
-
2,157
-
7,288
-
-
6,573
-
2.9万
-
-
1,253
-
1.2万
-
-
3,630
-
9,417
-
-
159
-
398
-
-
6,028
-
2.9万
-
-
4,171
-
7,850
-
-
5,074
-
2.5万
-
-
2,388
-
9,359
-
-
9,139
-
2.3万
-
-
2,845
-
4,948
-
-
6,162
-
3.1万
-
-
48
-
129
-
-
54
-
388
-
-
322
-
241
-
-
3万
-
4.9万
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
235
-
179
-
-
3,137
-
1.5万
-
-
3,521
-
5,226
-
-
1,584
-
2,757
-
-
688
-
1,092
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
562
-
1,070
-
-
103
-
630
-
-
1,512
-
2,512
-
-
1,037
-
2,522
-
-
2,414
-
6,662
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.7万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,627
-
1.6万
-
-
9,533
-
1.1万
-
-
9,295
-
2.3万
-
-
9,139
-
2.3万
コメント