俺の隣の席の人が毎日違うのですが?

Fuu

優しい妹は天使なのか?

日曜日、俺は咲耶からアリスに料理を教えるという約束を果たすべく前日にメールでアリスと待ち合わせを確認したのだが...。

「…‥来ない」

そう、来ないのである。約束したのは午後の1時で現在、20分を過ぎている。これはあれか?女子は支度に時間が掛かるとか言うアレなのか?
そんな事を考えているとアリスが小走りでこちらに向かってくるのが見えたため、俺は少し安堵を覚えた。

「すみません。待ちましたか?」

息を整えながら俺にそう尋ねてくるアリス

「あー、うん。大丈夫、俺もついさっき来たところだから。逆に待たせてないか心配してたんだよ。あはははは」

はい、嘘です。ただね、仕方ないと思うんだよ。余計な心配掛けたくないじゃん?てか俺、誰に向かって言ってんだろ?
ただ、それ聞いたアリスは「そうですか、それなら良かったです」と言っていたのでまぁ、良しとしよう。てなわけで

「じゃあ、そろそろ行こうか」

「はい」

俺とアリスはとある本と食材を買いに歩き始めた。




今回買ったのはお菓子の料理本と今回作るロールキャベツの食材である。
料理本の方はアリスがどうしても欲しかったみたいなので寄り買ったものである。さすが女子甘いもの好きだね。
そしてロールキャベツを今から作るわけだが以外と簡単に出来るのである。
大体はハンバーグと同じ要領でミンチなどを混ぜキャベツを折りたたみ中火で20分煮込む。

そして前回と似た行程が多かったためあっさり煮込むところまで行った。
そして待つ時間は暇なので俺はアリスと会話している。
暫く喋りお互い話のネタが尽きはじめ無言の時間が出来始める。俺はなんとか話を振ろうと頑張るが全くネタが出てこない。そんな中、アリスが口を開く。

「聞かないんですか?」

何を言っているか最初は分からなかったけど、すぐにわかった。

「無理に聞きたいわけじゃないからね」

「私的には貴方には知っておいて欲しいと思ってるんです」

それを聞いた俺は少し驚いた。その驚きは嬉しさから来るものだと分かった。

「それなら、また今度みんなの前で聞かせてくれるか?」

「はい!」

俺はあの妹ラブのシスコン姉が言ってたのは本当なんだなー。と苦笑いが出てくるのを実感しながら、アリスと二人で時間の経過をまった。


結果的に言うと、無事上手く完成し、他の四人も美味しそうに食べていたので約束は果たせたの言えるだろう。それにアリスとも前より仲良くなれた気がする。


こうして緩やかな日曜日が過ぎていく

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