「ここが変だよ異世界トリップ」
ここが変だよ異世界トリップ 宿屋編
異世界トリップ物で主人公が寝泊まりする宿に疑問があります。
この手の宿は一階が酒場だったり食堂だったりして、二階が宿泊施設だったりします。
従業員がお父さん、お母さん、小さな娘さんの三人だったり、両親のどちらかがかけて親子二人で必死に宿経営していたりなんてシーンがありますが………ありえません。
圧倒的に従業員が足りませんよね? 宿のクオリティ保てないと思うのですがね?
親子3人で宿を経営、1階が酒場だった場合、宿の部屋数は2室(二人部屋の個室)が限界です。
お父さんとお母さんはほぼ1Fの酒場の作業に没頭します。
お父さんは仕込みや仕入れに営業時間の調理、お母さんは調理補助や配膳、娘さんが皿洗いや注文取りでほぼ手を取られて宿泊部屋まで目が回りません。
そして私個人がすごく疑問に思っているのが「マスター、A定食」や現代社会の居酒屋のようにあれこれ料理を頼むシーンです。
リアル中世では定食はほぼ存在しません。食事付きの宿でも出てくるのはパンとスープと水(水で割ったワイン)のみです。
おかずは別料金だったり、宿泊者が自分で購入したおかずを食べたりするぐらいです。
なぜなら、冷蔵庫など保存能力のあるキッチンが無いからです。
つまり、現代の居酒屋のような豊富なメニューはありえません。店側からすれば頼むかわからない料理の材料を過剰在庫で仕入れるのは嫌ですし、保存機能がないので翌日には廃棄となれば損害は甚大です。
現代の旅館でも宿泊時の食事は宿泊者全員一緒のものではないですか?
宿泊者一人一人注文を聞いていくことありませんよね?
宿泊施設もベッドがあれば高級ホテルです。基本大部屋雑魚寝(寒い地方なら暖炉からの距離によって値段が違ったり、毛布は別料金だったりします)が現代で言うところの一般的なビジネスホテルクラスではないでしょうか?
ベッドも木枠に藁を詰め込んで上から肌触りの悪いシーツを被せただけなので寝心地最悪、衛生管理概念もないのでノミ、シラミ多数だったりします。
最後に街道沿いにぽつんと立つ宿屋は危険です。
その宿の隣に肉屋(解体場付)だった場合は更に危険です。
なぜなのかわかりますか?
          
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