「ここが変だよ異世界トリップ」
ここが変だよ異世界トリップ 料理編
異世界トリップ物作品で主人公が現代日本の料理を披露するエピソードをよく見かけます。
異世界トリップ物の舞台背景は中世ヨーロッパを下地にしているはずですが………中世ヨーロッパの文化文明調べた?
あと、異世界トリップ主人公さんたち、料理上手です。というより、よくレシピを細かい分量や加熱時間まで覚えてますね。計量カップやスプーンもなく目分量で正しい量を図れて、ちゃんと美味しい料理を作る。
メシマズアレンジャーさん達に見習わせたいです。マジで!
異世界の食材――主に野菜など植物に関して、地球のものと同じ見た目、味、名称なのか、それらのうちどれかあるいはすべてが違っているか、人によってわかれるところです。
私は、料理がメインの作品ならともかく、作中にそう何度も登場しないだろう野菜の名前をオリジナルにする必要はないんじゃね?と考えています。
だって絶対に右から左に抜けていきますもの。
ただ、「見た目虹色の大根で味はさつまいも」みたいに、異世界っぽさを強調するのに効果的だとは認めます。名前はすぐに忘れるけど。
とある作品では、オリジナルの名称を、既存の名称を軽くいじる程度にとどめ、またそうでない食材も、料理法や出来上がったものから容易に推測がつくように描かれていました。
素晴らしいバランス感覚だと感じたものです。
さて、異世界トリップ物ではマヨネーズを作る主人公よく見かけます。
マヨネーズを作るには卵、酢、塩コショウ、サラダ油が必要ですが………
まず卵は高級品です。私が調べたリアル中世ヨーロッパ資料では重病人への栄養剤扱いでした。
あと、中世ヨーロッパ時代の卵は滅菌処理や品種改良など行われていなかったのでサルモネラ菌など食中毒の原因となる菌が生卵にはいっぱいあります。
下手をすれば主人公は無自覚にバイオテロを起こしている可能性があります。
コショウですが、当時の中世ヨーロッパでは超高級品です。また、リアル中世では流通網が構築されていないので下手をすれば「コショウ? なにそれ?」で終わる場合があります。
サラダ油に至っては植物油の抽出方法がない可能性もありますし、貴重な明かりの燃料を使うなんてと嫌がられるかもしれません。それに油も物によっては高級品です。
リアル中世の価値でマヨネーズを作ると宮廷料理並みのコストがかかる毒と思われるかもしれません。防腐剤が入ってないので日持ちもしません。
次にポテトチップスやフライドポテトを作る作品もよく見かけますが………どこで揚げてるのでしょうか?
油は高級品です。揚げ物に使おうとしたらその量を見てその世界の住人は悲鳴を上げるかもしれません。
とある作品では野外のキャンプファイヤーでとんかつを作っていましたが………おそらくキャンプ知識がないと思います。
問題です。野外で囲みのない焚き火で水10リットル(やかんに満タン)を沸騰させるのに必要な時間はどれくらいでしょうか?
中世ヨーロッパ時代のキャンプ用品で水10リットルを沸かすには2時間必要です。
2時間焚き火を維持するのに必要な薪の数は一般的に市販されている薪20本です。
揚げ物するには約180℃の油が必要です。中世ヨーロッパの一般的なカマドで火をおこしても100℃いくかいかないそうです。
カマドなら10リットルの水なら約20分でわきます。
まあ、ファンタジー世界なので熱効率のいいマジックアイテムとかで料理しているなら違うかもしれません。
          

コメント
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コメントを書くLeiren Storathijs
異世界=中世ヨーロッパを下地と考えている様ですが、そこで何故中世ヨーロッパの文化を勉強しなくてはならないのでしょうか?あくまで下地にしているだけであって、それは殆どが単なる雰囲気でしか無いと思います。
異世界とは、実際存在しない世界の事であり、完全架空の物です。中世ヨーロッパでは何々が珍しい、貴重とかあるかもしれませんが、あくまで異世界の為、文化とかどうでも良いと思います。その全く新しい文化を作ってこそ異世界だと僕は思います。
文化も宗教も歴史も思想も全て完全にオリジナルで書いているのに『勉強した?見たことある?』と言われる意味が分かりません。
たしかにそれらの雰囲気に似せる為なら勉強も必要かもしれませんが、それを丸々取り入れてしまうと異世界では無くなってしまう気がするんですが……