魔術がない世界で魔術を使って世界最強
プロローグ
時間が過ぎるのは早いものであり気がつけば4月。
桜がまだの少し残りその花びらを散らし、学校へと続く道を色鮮やかにしている中まるでどこかのゲームに出てくるゾンビのように全身からめんどくさいオーラを絶賛撒き散らしている学生がいた。
「はぁ~。学校めんどくせぇ、、、、。」
日伊月 弥一。地域ではそれなりに有名な伊都神高等学校に通う高校2年生である。顔立ちはやや釣り目ではあるがどこにでもいるような日本人の顔立ちで髪も少々茶髪が混じっているようにも見えるもののほとんど普通の髪であり、趣味はアニメやライトノベルを読むこと、といたって珍しくもないいわゆるオタクである。
「もぉ~。そんな事言わないの。ほら、元気出して!ね?」
と言いながら弥一の隣を歩き可愛く慈母のように優しげな表情で首を傾げているのは弥一の幼馴染である綾乃 凛緒。弥一と同じく伊都神高等学校に通う2年生。腰の上辺りまで伸びた綺麗な黒髪にどこか暖かな太陽のように柔和な雰囲気を漂わせている美少女である。
「そうはいってもな凛緒、今日の小テストだらけの日だぜ?はぁ~。どうにかテストなくなんねぇかな。」
「そういってもなくならないよ?ほら、少しでも覚えよ?」
「えぇ~。」
「えぇ~。じゃない、ほらいくよ。じゃあまず虚数のiについてこたえてみて?」
「虚しいi!」
ダッ!
「あっ!こらぁ~!にげないのぉ~!!」
とまるで冗談のようなアホな回答をたたき出し登校というわずかな時間さえも勉強をさせようとする悪魔のような幼馴染から逃走を開始しようとし---
「---おっと、、、!」
走り出してすぐにあった普通なら躓かないような段差につまずいてしまった。そう普通なら、、、
「やいくん!?大丈夫?」
「あぁ。心配要らない」
「もう!ダメだよ!やいくん、”片目みえないんだから”!」
そう弥一は”片目が見えない”のである。弥一は右目が昔とある事故のせいで見えなくなってしまい凛緒はそのことを昔から心配しており毎日このように一緒に登校して弥一を何かとサポートしているのである。
「すまん。以後気をつける」
「本当に気をつけてよ?」
「あぁ」
「うん。じゃあ行こ?」
そんな会話をしつつ二人は学校に向かって歩き出した。
~~~~~~~~
その後なんだ感だあり二人が登校したのはチャイムがなるぎりぎりの時間であり弥一は教室のドアを開けた。
「遅いぞお前ら遅刻ぎりぎりだぞ。早く席に着け。」
そういって教室に入って来た二人に声をかけたのは社会科教諭であり二人のクラス2年3組の担任の西原 健一先生。
教員をやる前は陸上自衛隊で1等陸曹だったらしく慣れてない人なら思わず背筋が伸びてしまうようなプレッシャーを感じる。
「遅いぞそこの夫婦~」
「そうだ、そうだ。どうせ朝からイチャついてたんだろ~」
と教室からさまざまな野次や冷やかしが飛ぶ。
「誰が夫婦だ!!」
「そ、そうだよ、、!」
そうして毎朝恒例と化している野次が盛り上がってゆき、、、、
「静かにせんかお前ら!」
ドン!
「「「サーイエッサー!!」」」
ザッ!
ガクブル ガクブル
西原先生が一括したことによってクラスの野次を飛ばしていた男子生徒全員が本物の陸自さながらの直立からの号令を決めた。
そうして毎日の恒例行事を終え朝のホームルーム。
「---とゆうのが今日の予定、、、ん?」
突然教室中に鈴のような音が響き渡った。
「なんだなんだ?」
「この音どこから?」
「う、あたまがっ、、!」
次々と周りのクラスメイトや先生が頭を抑えてゆく。
「うっ、!や、やいくん」
「凛緒!」
(この音は、、、!)
鈴の音は普通なら聞き逃してしまいそうなくらい小さいがまるで脳内に直接響くような感覚。全員がはっきりと聞き取れ、聞き取った者は弥一を除いて全員頭を抑えてうずくまってしまった。そして鈴の音が収まった瞬間、突如教室の床全体に七色に光り輝く円環と幾何学模様が描かれていった。
(この術式は!まさか、、!!)
光は徐々に大きくなっていき、、、、、
その日伊都神高校から2年3組の生徒40名と教員1名が姿を消した。
桜がまだの少し残りその花びらを散らし、学校へと続く道を色鮮やかにしている中まるでどこかのゲームに出てくるゾンビのように全身からめんどくさいオーラを絶賛撒き散らしている学生がいた。
「はぁ~。学校めんどくせぇ、、、、。」
日伊月 弥一。地域ではそれなりに有名な伊都神高等学校に通う高校2年生である。顔立ちはやや釣り目ではあるがどこにでもいるような日本人の顔立ちで髪も少々茶髪が混じっているようにも見えるもののほとんど普通の髪であり、趣味はアニメやライトノベルを読むこと、といたって珍しくもないいわゆるオタクである。
「もぉ~。そんな事言わないの。ほら、元気出して!ね?」
と言いながら弥一の隣を歩き可愛く慈母のように優しげな表情で首を傾げているのは弥一の幼馴染である綾乃 凛緒。弥一と同じく伊都神高等学校に通う2年生。腰の上辺りまで伸びた綺麗な黒髪にどこか暖かな太陽のように柔和な雰囲気を漂わせている美少女である。
「そうはいってもな凛緒、今日の小テストだらけの日だぜ?はぁ~。どうにかテストなくなんねぇかな。」
「そういってもなくならないよ?ほら、少しでも覚えよ?」
「えぇ~。」
「えぇ~。じゃない、ほらいくよ。じゃあまず虚数のiについてこたえてみて?」
「虚しいi!」
ダッ!
「あっ!こらぁ~!にげないのぉ~!!」
とまるで冗談のようなアホな回答をたたき出し登校というわずかな時間さえも勉強をさせようとする悪魔のような幼馴染から逃走を開始しようとし---
「---おっと、、、!」
走り出してすぐにあった普通なら躓かないような段差につまずいてしまった。そう普通なら、、、
「やいくん!?大丈夫?」
「あぁ。心配要らない」
「もう!ダメだよ!やいくん、”片目みえないんだから”!」
そう弥一は”片目が見えない”のである。弥一は右目が昔とある事故のせいで見えなくなってしまい凛緒はそのことを昔から心配しており毎日このように一緒に登校して弥一を何かとサポートしているのである。
「すまん。以後気をつける」
「本当に気をつけてよ?」
「あぁ」
「うん。じゃあ行こ?」
そんな会話をしつつ二人は学校に向かって歩き出した。
~~~~~~~~
その後なんだ感だあり二人が登校したのはチャイムがなるぎりぎりの時間であり弥一は教室のドアを開けた。
「遅いぞお前ら遅刻ぎりぎりだぞ。早く席に着け。」
そういって教室に入って来た二人に声をかけたのは社会科教諭であり二人のクラス2年3組の担任の西原 健一先生。
教員をやる前は陸上自衛隊で1等陸曹だったらしく慣れてない人なら思わず背筋が伸びてしまうようなプレッシャーを感じる。
「遅いぞそこの夫婦~」
「そうだ、そうだ。どうせ朝からイチャついてたんだろ~」
と教室からさまざまな野次や冷やかしが飛ぶ。
「誰が夫婦だ!!」
「そ、そうだよ、、!」
そうして毎朝恒例と化している野次が盛り上がってゆき、、、、
「静かにせんかお前ら!」
ドン!
「「「サーイエッサー!!」」」
ザッ!
ガクブル ガクブル
西原先生が一括したことによってクラスの野次を飛ばしていた男子生徒全員が本物の陸自さながらの直立からの号令を決めた。
そうして毎日の恒例行事を終え朝のホームルーム。
「---とゆうのが今日の予定、、、ん?」
突然教室中に鈴のような音が響き渡った。
「なんだなんだ?」
「この音どこから?」
「う、あたまがっ、、!」
次々と周りのクラスメイトや先生が頭を抑えてゆく。
「うっ、!や、やいくん」
「凛緒!」
(この音は、、、!)
鈴の音は普通なら聞き逃してしまいそうなくらい小さいがまるで脳内に直接響くような感覚。全員がはっきりと聞き取れ、聞き取った者は弥一を除いて全員頭を抑えてうずくまってしまった。そして鈴の音が収まった瞬間、突如教室の床全体に七色に光り輝く円環と幾何学模様が描かれていった。
(この術式は!まさか、、!!)
光は徐々に大きくなっていき、、、、、
その日伊都神高校から2年3組の生徒40名と教員1名が姿を消した。
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コメント
ノベルバユーザー602641
日常生活から急に消え去る展開が!次が気になります。
明日
テンポが良くてさくさく読めていいですね!
ノベルバユーザー601712
面白いですね
小説書いてみたいけど内容が浮かばない人
これ転移?した後の元の世界ってどうなってるんだろね