ー幻想録-能力無しの超人が幻想入りー

ノベルバユーザー189431

第七話ー館の住人ー

キィィイ  バタン
両開きの扉が閉まり屋敷の中に入る
霊気「おぉ」
屋敷は中も赤で統一されており、建てた者のセンスを安易に予測できた。
⁇「咲夜〜プリン食べたーー・・・」
そんな事を言いながら奥から高貴そうな女の子が出て来た。それだけなら何とも無いのだが、その子の背中からーーーー蝙蝠の様な翼が生えていた。
霊気「バンパイヤ?」
⁇「・・・・・う〜〜〜〜〜☆」
霊気&咲夜「グハッ!!」
いきなりその子はしゃがみ込み頭を抱えまるまり、翼で全身を隠す様に覆ったのだ。
     クリティカル
⁇「う〜〜〜咲夜〜お客さんがいるなら言ってよーーう〜〜☆」
咲夜「も、申し訳ありません、お嬢様。」
⁇「もう一回!!テイク2、よ!!」
そう言うともう一度奥に戻り・・・あ、出て来た
⁇「ようこそ紅魔館へ、私は、カリスマの塊、そしてここの主、レミリア・スカーレットよ。紅魔組は貴方を歓迎するわ」
なるほど、カリスマ(笑)の主か、それとも一種の人種ロリコンにはカリスマに見えるのかな?
霊気「狭間霊気だ。これってここの本だよな?」
レミリア「あー!!それってパチェ、んん・・・あら泥棒魔法使いから取り返してくれたのね。礼を言うわ」
うっわボロが出た。
霊気「いや、これは、落ちてきた物、ここから飛び出て来た人が落として行ったものだ。」
レミリア「そう良かったら貴方から図書館へ、運んでくれないかしら?私は、プリんんんっやる事が有るのよ。咲夜案内しなさい」
本音が漏れてる・・・
霊気「分かった。じゃあーーー」
咲夜「はいでは、こちらに」
俺は、館の奥へと足を向けた。

⁇「知らない感じ・・新しいおもちゃかな?」

ギギギギギィ
重々しい扉を開け中に入るとそこは、左右どちらを見ても本そのまま上へ、見上げても本が必ず視野に軽く千を超える数が入って来る
描画距離外だな。ハハッ
咲夜「では、後程また参りますので、」パッ
霊気「また急に・・・一体どんな能力なんだ?」
・・・・っと本を返さんとな
??「あれ?だれかいるんですか?」
向こう側の本棚から声が聞こえ、顔を動かす。
少しして、頭と腰に蝙蝠のような小さな羽を生やしたルビー色の髪色の女性がひょっこっと顔を出した。
霊気「ども、」
??「えっと・・・どの様なご用件でしょうか‥‥????」
霊気「実は・・・・----------」
俺は、ここに来るまでの出来事を簡潔に話した。
??「そのようなことが・・・あ、申し遅れました私パチュリー様の使い魔の小悪魔って言います。気軽にコアっとお呼びください。後、本をわざわざ届けて下さりありがとうございます。」
霊気「拾ったんで・・・にしても凄い本の数」
コア「ですよねー私も何冊あるか知らないんですよ。」
??「コアーーー誰かいるのー?」
奥から少々弱々しい声が聞こえてくる。
霊気「ん?奥にだれが?」
コア「あ、忘れてました!!案内しますね」
俺は、さらに奥へ、足を運んだ

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