終わりゆく世界の代英雄
彼女の宝物
「逃げよう。俺と2人で。この場所から。あの鬼から。いや・・・・・全てから逃げよう
そう告げる目の前の彼を金髪の少女――リゼッタは静かに見詰める。
人とは本来脆く、弱い生命である。それなのに強くあろうとする。昔、そんな事が書かれている本を読んだ気がする。
リゼッタの知る彼もかつてはそうだった。
強くなる為に剣を振るい、強くあろうとした。
それなのに、目の前の少年にはあの頃の陰すら見えない。
記憶喪失。
彼はそう口にした。記憶が無いのだと。初めて出会った・・・・・いや、奇跡の再会日のあの日に。
リゼッタにとって、ずっと想い続けていた男の子と再会出来た時、どんなに心が弾んだことか・・・・・彼は知る由もない。
何故なら記憶が無いから。
リゼッタにとって宝であるそれを彼は無くしてしまったのだ。
それでも、彼を責めることは出来ない。出来たとしてもしないだろう。
本当は彼に飛びつき、力強く抱き締めたかった。頬を彼の頬に当て、彼の体温を感じたかった。
あの、ドキドキを・・・・・感動を共有したかった。
一緒に過ごす事の出来なかった空白で寂しい時間を共に埋めたかった。
でも、彼女の望みは叶わなかった。彼の態度が、表情がリゼッタの想像していたものと掛け離れていたから。
あの時に受け衝撃は忘れもしない。凄く痛いものだった。
ショックを受け、それでもリゼッタは彼に合わせた。
今、ここで彼と共に逃げる事は出来ない。
リゼッタはそっと彼の手を振り払う。
彼の表情が歪む。
もし、叶うならこんな事はしたくない。彼の苦しむ表情など見たくない。
彼の意思を尊重し、肯定して共に過ごしたい。彼の意思を否定することなく彼の隣を歩きたい。
でも、それはきっと彼に対する甘えだから
リゼッタはハルトを否定する。
それが間違いだとハルトに教える為に。彼に気付かせるために。
残酷だけど、共に闘う為に。
「・・・・・無理です」
リゼッタは静かにそう口にした。
更に表情を歪めるハルト。それでも、リゼッタは決して退かない。
「一緒に逃げる事は出来ません。でも、一緒に戦うことは出来ます」
俯きかけていたハルトは顔を上げてリゼッタを見る。
「だから戻りましょう」
「・・・・・ッ・・・・・無理なんだ」
とハルトは苦しそうな声を出す。
「どうして!」
リゼッタは少し強めの口調だった事に気付き、慌てて訂正する。
「・・・・・どうしてですか?」
「俺にはあんなものと戦う力なんて持ってない。だから、戻れない。戻ったところで力になれるとは思えない・・・・・なによりっ!・・・・・怖いんだ」
「・・・・・ハルト」
リゼッタはそっと彼の名を呼ぶ。それでも彼には届かない。
「なんで、みんなあんなふうに戦えるんだよ!死ぬとか思わないのか?傷つくことが怖くないのか?・・・・・どうして・・・・・ッ」
「・・・・・怖いですよ。私も。ハルトと一緒です。私、皆より全然弱いし・・・・・傷つくのが怖いです。死ぬのが怖いです」
「なら、どうして」
ハルトは身を乗り出すように問いかける。
「でも仲間が、親切にしてくれた人たちが死ぬ方が耐えられない。私は弱いから力になれないかもしれない。でも、仲間がピンチな時、そこに居たい。背中を押したい。私は弱いから誰かに守られないと戦えません。信じ合い、助け合い、守り、守られそうして強くなっていくのが仲間です」
「・・・・・俺だって自分が傷付くより君が傷付くのは嫌だ。自分が死ぬのは怖いし、君が死んでしまうことも同じ位怖い」
「・・・・・はい」
「俺は弱いから君を守れないかもしれない。それでも、行くのかよ?」
「少なくとも、ハルトは私よりずっと強いですよ」
ハルトは表情を再び歪める。
「なんで?そんなに俺の事を信じられるんだよ。俺はお前達が思ってる程イイヤツじゃない。強くもない」
「・・・・・ハルトは私の望みを叶えてくれました。マレートに王城に連れ戻されそうになった時、助けてくれました。普通出来ませんよ」
「そんなの、ただ」
あの時は自分の力を過信していただけだ。ハルトは開きかけた唇を一旦閉じかけ、再び開いた。
皆に隠してきた事を打ち明ける為に
「・・・・・俺は本当は記憶、失っていないんだ」
その言葉にリゼッタの表情が一変する。そして、ハルトに食いつくようにして距離を詰めてきて
「・・・・・それじゃあ、昔の事も?」
その言葉がいったい何を指しているのか理解出来なかった。
そんなハルトの表情を見たリゼッタは少し顔を曇らせ、1歩下がる。
「・・・・・ごめんなさい」
そう口を開いて。
少し気まずくなった空気にハルトは咳払いを挟みつつ話を続けた。
「・・・・・詳しくは言えないけど、ここからは遠い所から来たんだ。そこで俺は自分にこの場所はつまらないと言い聞かせ、何をやるにしても手を抜いていた。やるべき事を投げ出して過ごしていたんだ!幻滅しだろ?俺は・・・・・凄く弱くてクズい人間なんだ・・・・・それでも、俺を信じられるのか?」
「・・・・・・・・はい」
その返事にハルトは目を見開く。
「・・・・・どうして?俺は今までお前等を騙してたんだぞ?なのに・・・・・」
もうハルトの内面はかなりグチャグチャだ。訳が分からない。何故目の前の彼女はこうもハルトに信頼を寄せているのだろうか。
「信じられます」
リゼッタは優しい笑顔で答える。
「なんでだよ!・・・・・そんなの可笑しいだろ」
「私はハルトに感謝してもしきれないほど救われたんです。あの日、あなたは閉じ込められていた私の心をそっと優しく開けてくれた。道を指し示してくれた」
「・・・・・そんな事・・・・・してない。そんなに感謝される程の事を俺はまだ、何も」
「救われたんです。あなたに」
「・・・・・わからない」
身に覚えの無いことを言われている。
「ハルトが自覚していなくてもいいんです。私がそう感じているのだから。それでいいんです」
リゼッタは1歩距離を詰める。
「――――」
「ハルトは私にとっての英雄なんです」
涙を目の下に溜めてリゼッタは両手でそっとハルトの両手を持ち上げ、優しく包み込んだ。
――温かい
彼女の体温が伝わってくる。ハルトの心に少しずつ熱がこもりはじめる。
ハルトの両眼からスッと1滴の雫が落ちる。
彼女は今まで嘘をついていた俺を信じると言ってくれている。どうしようもない、こんな俺に寄り添ってくれるという。
普通なら嫌われてもおかしくないのに。
それなのに彼女は俺を信じ、待ってくれている。
惚れた女の子にここまで言わせて俺はなんと情けないのだろう。
現実で先輩と関係が拗れて疎遠になってしまった。
あんな思いを俺はまた繰り返すのだろうか?
今まで貯めていたものが溢れ出す。
「・・・・・こんな情けない俺だけど、まだ間に合うかな?」
「うん!きっと間に合うよ」
「まだ、俺の事を信じてくれるのか?」
「さっきから何度もそう言ってるよ」
「・・・・・俺の事を支えてくれるのか?」
「うん!支えるよ」
「・・・・・俺は君の英雄だと思っていいのか?」
「うん!ハルトは私にとって最高の英雄だよ!」
「・・・・・ありがとう」
「――――」
圧倒的な敵への恐怖に、死への恐怖に心が折れるのはこれで二回目だろうか。
一回目に立ち上がった時、ハルトは夢の世界の住人に対して啖呵を切った。
傲慢にも自分が救えると思い込んでいた。
でも、それは違った。ハルトにも救えないものはある。それは当たり前のことなのだ。
当たり前なことを忘れていた。
レベル1の者が急にレベル10にはなれない。
誰もが知っている当たり前なことだ。
レベル10になるまでには必ず通らなければならない道というものが存在する。
階段を一息で何段も飛ばして上へ上がろうとしていた。
でも、そうじゃなくても良いのだ。
ゆっくり一段一段登って行けばいい。少しずつレベルを上げればいい。
ハルトはリゼッタの顔をじっと見詰める。
どこか頬が赤い気がする彼女。
そんな彼女の綺麗な碧眼の瞳を見つめる。
ハルトは微笑む。
「・・・・・行こう」
そう口を開き、彼女の右手首を掴み走り出す。
「あっ!」
と彼女の声が漏れるがスピードを緩めること無く走り続ける。
――さあ、別れを告げよう。弱い自分に
じゃあな!
そう心の中で呟いて弱さを振り払う。そして数分前、逆方向から走ってくる自分自身に告げた。
リゼッタはハルトに昔の事を告げない。そんな権利を彼女は持ち合わせていないから。
少年の目の前から勝手に消え去った自分はそんな事してはいけないから。
と強く念じる。
記憶喪失
彼はそれが嘘だと言った。でも、私と初めて会ったあの日のことを覚えていない。忘れてしまっている。
そして、忘れている事すら理解出来ていない。
それでも、リゼッタは待ち続ける。たとえ、目の前の彼が大切な記憶を覚えていなくとも
リゼッタだけはそれを忘れない。
彼の記憶が戻る事を信じ、奇跡を望み、ただひたすらに待つ。
彼を想い続ける。
その感情をそっと自分の中にしまい込む。
――私の大切な宝物の懐かしい記憶と共に
そう告げる目の前の彼を金髪の少女――リゼッタは静かに見詰める。
人とは本来脆く、弱い生命である。それなのに強くあろうとする。昔、そんな事が書かれている本を読んだ気がする。
リゼッタの知る彼もかつてはそうだった。
強くなる為に剣を振るい、強くあろうとした。
それなのに、目の前の少年にはあの頃の陰すら見えない。
記憶喪失。
彼はそう口にした。記憶が無いのだと。初めて出会った・・・・・いや、奇跡の再会日のあの日に。
リゼッタにとって、ずっと想い続けていた男の子と再会出来た時、どんなに心が弾んだことか・・・・・彼は知る由もない。
何故なら記憶が無いから。
リゼッタにとって宝であるそれを彼は無くしてしまったのだ。
それでも、彼を責めることは出来ない。出来たとしてもしないだろう。
本当は彼に飛びつき、力強く抱き締めたかった。頬を彼の頬に当て、彼の体温を感じたかった。
あの、ドキドキを・・・・・感動を共有したかった。
一緒に過ごす事の出来なかった空白で寂しい時間を共に埋めたかった。
でも、彼女の望みは叶わなかった。彼の態度が、表情がリゼッタの想像していたものと掛け離れていたから。
あの時に受け衝撃は忘れもしない。凄く痛いものだった。
ショックを受け、それでもリゼッタは彼に合わせた。
今、ここで彼と共に逃げる事は出来ない。
リゼッタはそっと彼の手を振り払う。
彼の表情が歪む。
もし、叶うならこんな事はしたくない。彼の苦しむ表情など見たくない。
彼の意思を尊重し、肯定して共に過ごしたい。彼の意思を否定することなく彼の隣を歩きたい。
でも、それはきっと彼に対する甘えだから
リゼッタはハルトを否定する。
それが間違いだとハルトに教える為に。彼に気付かせるために。
残酷だけど、共に闘う為に。
「・・・・・無理です」
リゼッタは静かにそう口にした。
更に表情を歪めるハルト。それでも、リゼッタは決して退かない。
「一緒に逃げる事は出来ません。でも、一緒に戦うことは出来ます」
俯きかけていたハルトは顔を上げてリゼッタを見る。
「だから戻りましょう」
「・・・・・ッ・・・・・無理なんだ」
とハルトは苦しそうな声を出す。
「どうして!」
リゼッタは少し強めの口調だった事に気付き、慌てて訂正する。
「・・・・・どうしてですか?」
「俺にはあんなものと戦う力なんて持ってない。だから、戻れない。戻ったところで力になれるとは思えない・・・・・なによりっ!・・・・・怖いんだ」
「・・・・・ハルト」
リゼッタはそっと彼の名を呼ぶ。それでも彼には届かない。
「なんで、みんなあんなふうに戦えるんだよ!死ぬとか思わないのか?傷つくことが怖くないのか?・・・・・どうして・・・・・ッ」
「・・・・・怖いですよ。私も。ハルトと一緒です。私、皆より全然弱いし・・・・・傷つくのが怖いです。死ぬのが怖いです」
「なら、どうして」
ハルトは身を乗り出すように問いかける。
「でも仲間が、親切にしてくれた人たちが死ぬ方が耐えられない。私は弱いから力になれないかもしれない。でも、仲間がピンチな時、そこに居たい。背中を押したい。私は弱いから誰かに守られないと戦えません。信じ合い、助け合い、守り、守られそうして強くなっていくのが仲間です」
「・・・・・俺だって自分が傷付くより君が傷付くのは嫌だ。自分が死ぬのは怖いし、君が死んでしまうことも同じ位怖い」
「・・・・・はい」
「俺は弱いから君を守れないかもしれない。それでも、行くのかよ?」
「少なくとも、ハルトは私よりずっと強いですよ」
ハルトは表情を再び歪める。
「なんで?そんなに俺の事を信じられるんだよ。俺はお前達が思ってる程イイヤツじゃない。強くもない」
「・・・・・ハルトは私の望みを叶えてくれました。マレートに王城に連れ戻されそうになった時、助けてくれました。普通出来ませんよ」
「そんなの、ただ」
あの時は自分の力を過信していただけだ。ハルトは開きかけた唇を一旦閉じかけ、再び開いた。
皆に隠してきた事を打ち明ける為に
「・・・・・俺は本当は記憶、失っていないんだ」
その言葉にリゼッタの表情が一変する。そして、ハルトに食いつくようにして距離を詰めてきて
「・・・・・それじゃあ、昔の事も?」
その言葉がいったい何を指しているのか理解出来なかった。
そんなハルトの表情を見たリゼッタは少し顔を曇らせ、1歩下がる。
「・・・・・ごめんなさい」
そう口を開いて。
少し気まずくなった空気にハルトは咳払いを挟みつつ話を続けた。
「・・・・・詳しくは言えないけど、ここからは遠い所から来たんだ。そこで俺は自分にこの場所はつまらないと言い聞かせ、何をやるにしても手を抜いていた。やるべき事を投げ出して過ごしていたんだ!幻滅しだろ?俺は・・・・・凄く弱くてクズい人間なんだ・・・・・それでも、俺を信じられるのか?」
「・・・・・・・・はい」
その返事にハルトは目を見開く。
「・・・・・どうして?俺は今までお前等を騙してたんだぞ?なのに・・・・・」
もうハルトの内面はかなりグチャグチャだ。訳が分からない。何故目の前の彼女はこうもハルトに信頼を寄せているのだろうか。
「信じられます」
リゼッタは優しい笑顔で答える。
「なんでだよ!・・・・・そんなの可笑しいだろ」
「私はハルトに感謝してもしきれないほど救われたんです。あの日、あなたは閉じ込められていた私の心をそっと優しく開けてくれた。道を指し示してくれた」
「・・・・・そんな事・・・・・してない。そんなに感謝される程の事を俺はまだ、何も」
「救われたんです。あなたに」
「・・・・・わからない」
身に覚えの無いことを言われている。
「ハルトが自覚していなくてもいいんです。私がそう感じているのだから。それでいいんです」
リゼッタは1歩距離を詰める。
「――――」
「ハルトは私にとっての英雄なんです」
涙を目の下に溜めてリゼッタは両手でそっとハルトの両手を持ち上げ、優しく包み込んだ。
――温かい
彼女の体温が伝わってくる。ハルトの心に少しずつ熱がこもりはじめる。
ハルトの両眼からスッと1滴の雫が落ちる。
彼女は今まで嘘をついていた俺を信じると言ってくれている。どうしようもない、こんな俺に寄り添ってくれるという。
普通なら嫌われてもおかしくないのに。
それなのに彼女は俺を信じ、待ってくれている。
惚れた女の子にここまで言わせて俺はなんと情けないのだろう。
現実で先輩と関係が拗れて疎遠になってしまった。
あんな思いを俺はまた繰り返すのだろうか?
今まで貯めていたものが溢れ出す。
「・・・・・こんな情けない俺だけど、まだ間に合うかな?」
「うん!きっと間に合うよ」
「まだ、俺の事を信じてくれるのか?」
「さっきから何度もそう言ってるよ」
「・・・・・俺の事を支えてくれるのか?」
「うん!支えるよ」
「・・・・・俺は君の英雄だと思っていいのか?」
「うん!ハルトは私にとって最高の英雄だよ!」
「・・・・・ありがとう」
「――――」
圧倒的な敵への恐怖に、死への恐怖に心が折れるのはこれで二回目だろうか。
一回目に立ち上がった時、ハルトは夢の世界の住人に対して啖呵を切った。
傲慢にも自分が救えると思い込んでいた。
でも、それは違った。ハルトにも救えないものはある。それは当たり前のことなのだ。
当たり前なことを忘れていた。
レベル1の者が急にレベル10にはなれない。
誰もが知っている当たり前なことだ。
レベル10になるまでには必ず通らなければならない道というものが存在する。
階段を一息で何段も飛ばして上へ上がろうとしていた。
でも、そうじゃなくても良いのだ。
ゆっくり一段一段登って行けばいい。少しずつレベルを上げればいい。
ハルトはリゼッタの顔をじっと見詰める。
どこか頬が赤い気がする彼女。
そんな彼女の綺麗な碧眼の瞳を見つめる。
ハルトは微笑む。
「・・・・・行こう」
そう口を開き、彼女の右手首を掴み走り出す。
「あっ!」
と彼女の声が漏れるがスピードを緩めること無く走り続ける。
――さあ、別れを告げよう。弱い自分に
じゃあな!
そう心の中で呟いて弱さを振り払う。そして数分前、逆方向から走ってくる自分自身に告げた。
リゼッタはハルトに昔の事を告げない。そんな権利を彼女は持ち合わせていないから。
少年の目の前から勝手に消え去った自分はそんな事してはいけないから。
と強く念じる。
記憶喪失
彼はそれが嘘だと言った。でも、私と初めて会ったあの日のことを覚えていない。忘れてしまっている。
そして、忘れている事すら理解出来ていない。
それでも、リゼッタは待ち続ける。たとえ、目の前の彼が大切な記憶を覚えていなくとも
リゼッタだけはそれを忘れない。
彼の記憶が戻る事を信じ、奇跡を望み、ただひたすらに待つ。
彼を想い続ける。
その感情をそっと自分の中にしまい込む。
――私の大切な宝物の懐かしい記憶と共に
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