女神の加護を持つ死神
アルの半日
私は、キラリに一緒に行動するかと言われたが断って、一人で行動してた。
断ったのは、一緒にいればいつもと一緒になるからだ。
たまには、と言っても、人生の半分以上一人でいた。
それを考えると、一緒にいた方が良かったのか、そういうのも思ったがまぁ、良いのじゃろう。
「さて、何をするかの……」
私は、ボーとしながら村の商店街を歩いた。
「……色々な店があるんじゃな……食べ歩き、というのをしてみようかの〜」
幸い、ここには食べ物屋も色々ある様だ。
私は、まずは、たこやき、というのを食べることに決めた。
「たこやき、一パック? くださいなのじゃ」
「はーい。一パックですね〜。少々お待ち〜……これで良いですね。一つ値段は千アースです」
「う〜ん……千アースは今持ち合わせてないの〜……やっぱり十パックに増やしてしてくださいなのじゃ。それで銀貨で良いじゃろ」
「おう。お嬢ちゃん可愛いし、これ一パック追加しとくよー。はい……丁度だね。まいど〜」
予想よりも安かったせいで、キラリからは銀貨と金貨しか預かっていなかったからの〜、十パックそれにおまけの一パックで十一パックも買う羽目になってしまった。
ああ〜、昨日は村長の言うことを断って、村の人達の前に出とけば良かった。
そんなことをしなかったから、神とは分かられないし、お嬢ちゃんと言われる始末ーー最悪だ。
私は、何歳か忘れたけど、凄いんじゃぞ〜……そうあの店主に言ってやりたい。
「はぁ〜……食べきれるじゃろうか」
その言葉を言った時、色んな人が私を見ていた。
この眼差しは、特に男性が多かった。
私は、こんなに下品な眼差しで見られ、気持ち悪い気持ちになりそうだった。
ここは、声をかけられないようにしよう、そう思い私は早足でこの場を立ち去ることにした。
「おい、お嬢ちゃん。俺らと一緒に来な〜い」
あんなに気を付けていたのに声を掛けられてしまった。
念の為、早足では無くスキルも使っておけば良かった。
ーーミスったのじゃ〜
私の手を使うのも面倒じゃし、そう思い、私の周辺を見渡し、周りに助けを求めた。
しかし、誰も見向きもしてくれなかった。
それどころか、私らの存在が無い者のように人々は通り過ぎていった。
しかし、二人の止まっている人物を見つけた。
その二人の会話を耳を澄ませることで、聞いた。
「あのグループのリーダー、冒険者のワルーだろ。確か……そう、Bランクの」
「そうそう〝締め殺し〟っていう二つ名のだろ。稼いだ金で女を買いまくってるっていう……あの、お嬢ちゃん、可哀想だけど、俺たちにはBランクの冒険者なんて勝てないし、助けられない。見つからない様にしとくぞ」
「……そうだなぁ」
……ワルーって。
そのまんま過ぎるじゃろ。
もう少し良い名前はなかったのじゃろうか。
「何びびってんの。俺ら別に、怖くねーだろ。ほら行こうぜ」
スキルを使ってただけなのに、びびってるか。
こいつには目が無いな。
私はこいつの評価にそうつけた。
そう考えてると、このワルーというやつが私の手をとろうとするー
あぁ、こいつは死んだ。
私は、こいつが触った瞬間そう思った。
そして、その通りになりこのワルーという奴は倒れた。
すると、ワルーが倒れた事に、一人のやつが私が何かをしたと思ったのじゃろ、思いっきり殴りかかってきた。
そして、こいつも倒れる。
それが、私に絡んできたグループの最後の一人になるまで続いた。
最後の一人は、怖気づいたのか、腰が抜け地面に倒れ、失神してしまった。
「……やりすぎたかの……」
私はそう呟いた。
しかし、周りの人達からは、私に殴りにかかったと思ったら急に倒れた。
そう思うだろう、まぁ、実際そうなんじゃろうが。
私は、あんまり人が集まらない内にさっさと逃げた。
ここまできたら、さっき見てた人はいない筈だ。
「次は何を買うかの……」
あっ! あそこにある店は、結構前に食べた、ほっとけーき、とやつだ。
あれは、とっても美味かった。
確か……そうじゃ、キラリの星ーーちきゅうの食べ物じゃった。
「店主、一枚何アースじゃ?」
「お嬢ちゃん、一枚、二千アースだよ。そんな大金持ってる?」
「大金か、ふっふ……よし! 銀貨五枚でぱんけーき、五十枚頼むのじゃ」
「そんな出せるの? ホラじゃ無いだろな。それならお嬢ちゃんでも怒るよ」
「信じてもらえぬか、なら……ほいっ、銀貨五枚じゃぞ」
「おお、本当だったのか。すまねーなぁ、疑ってしまって。ちょっと待っとけ……ほら。五十枚だ……確かに受け取った。まいど〜」
あんま、人に見られないところにぱんけーきが入った袋を持って入った。
「ここじゃったら、アイテムボックスに全部入れれるからの」
私はさっさとしまい、人での少ないところから抜け出した。
私は向こうにベンチを見つけ、そこで、たこやきを食べることにした。
「ほっかほっかしてて……ほいしぃいなぁ〜」
人から見つからない様に、一瞬で出した。
そして食べると、予想の温度よりも熱く、口の中で踊る様にして冷ました。
私は三パック、たこやきを食べた。
結構お腹いっぱいになってしまった。
私は、アイテムボックスなら全く変わらずに保存が出来るので、予備のおやつとかもここで買うことにした。
そして、村を歩くこと二時間、色々と買えた。
私は、あいすくりーむ、やきそば、ぴざ、ちぇりーぱい、さんどいっちを全て五十個ずつ買った。
それでも、五十万アース……金貨五分しか使っていなかった。
残り金貨三百枚ぐらいと銀貨百八十枚ぐらいと余っていた。
「こんなの無くなることは殆ど無いだろうに」
質前的ににそう思ってしまった。
私は、このお金の使い道を考え始めた。
「キラリにお土産でも買っていくかの〜」
そう思い、私はあくせさりーしょっぷというところに入った。
ここに入った訳は、キラリは武器それに機械だとしても何でも作れる。
だから、あくせさりーという物を買おうと思った。
店の中に入ると、店主らしき女性が近付いてきた。
「何か性能の良いあくせさりーはないかの?」
「ありますよ。少々お待ちください……」
店主は店の奥にあるドアから違う部屋に入った。
私はその間、座っていたイスから足が届かないのでその足をブラブラさせて遊んでいた。
これを始めて数十分後、店主が部屋から戻ってきた。
「……お金は気にしないとのことなので、最上級の性能が付いているアクセサリーを持ってきました。どうぞ、ご覧ください」
「これは、物凄く全部綺麗じゃな。どんな性能がついとるんじゃ?」
「はい。右から順に、隠蔽、鑑定、転移、MP貯金です。一応全部のスキルの説明をさせていただきます。隠蔽とはステータスを隠す能力です。鑑定では、見た物の名前や能力、性能などが分かります。ただし、武器のみです。転移は、三つの地点を登録しておくと、そこに転移が出来ます。これは、上書き可能です。MP貯金とは、このブレスレットにMPを入れておき使いたい時に出すというのです。お分かりいただけましたか?」
「……なら、MP貯金がついてるブレスレットを買うのじゃ」
「はい。こちらは、四十三万アースですが、おまけで四十万アースにしときますね。色と形ははどうしますか?」
「あの黒にしてなのじゃ。それと形は……いんど? モデルというやつにしてなのじゃ」
「はい。分かりました……丁度ですね。ありがとうございました」
私はキラリにブレスレットと呼ばれる奴を買った。
「喜んでくれると嬉しいのじゃ……」
もうそろそろ時間なので、私は宿の食堂へ戻ることにした。
断ったのは、一緒にいればいつもと一緒になるからだ。
たまには、と言っても、人生の半分以上一人でいた。
それを考えると、一緒にいた方が良かったのか、そういうのも思ったがまぁ、良いのじゃろう。
「さて、何をするかの……」
私は、ボーとしながら村の商店街を歩いた。
「……色々な店があるんじゃな……食べ歩き、というのをしてみようかの〜」
幸い、ここには食べ物屋も色々ある様だ。
私は、まずは、たこやき、というのを食べることに決めた。
「たこやき、一パック? くださいなのじゃ」
「はーい。一パックですね〜。少々お待ち〜……これで良いですね。一つ値段は千アースです」
「う〜ん……千アースは今持ち合わせてないの〜……やっぱり十パックに増やしてしてくださいなのじゃ。それで銀貨で良いじゃろ」
「おう。お嬢ちゃん可愛いし、これ一パック追加しとくよー。はい……丁度だね。まいど〜」
予想よりも安かったせいで、キラリからは銀貨と金貨しか預かっていなかったからの〜、十パックそれにおまけの一パックで十一パックも買う羽目になってしまった。
ああ〜、昨日は村長の言うことを断って、村の人達の前に出とけば良かった。
そんなことをしなかったから、神とは分かられないし、お嬢ちゃんと言われる始末ーー最悪だ。
私は、何歳か忘れたけど、凄いんじゃぞ〜……そうあの店主に言ってやりたい。
「はぁ〜……食べきれるじゃろうか」
その言葉を言った時、色んな人が私を見ていた。
この眼差しは、特に男性が多かった。
私は、こんなに下品な眼差しで見られ、気持ち悪い気持ちになりそうだった。
ここは、声をかけられないようにしよう、そう思い私は早足でこの場を立ち去ることにした。
「おい、お嬢ちゃん。俺らと一緒に来な〜い」
あんなに気を付けていたのに声を掛けられてしまった。
念の為、早足では無くスキルも使っておけば良かった。
ーーミスったのじゃ〜
私の手を使うのも面倒じゃし、そう思い、私の周辺を見渡し、周りに助けを求めた。
しかし、誰も見向きもしてくれなかった。
それどころか、私らの存在が無い者のように人々は通り過ぎていった。
しかし、二人の止まっている人物を見つけた。
その二人の会話を耳を澄ませることで、聞いた。
「あのグループのリーダー、冒険者のワルーだろ。確か……そう、Bランクの」
「そうそう〝締め殺し〟っていう二つ名のだろ。稼いだ金で女を買いまくってるっていう……あの、お嬢ちゃん、可哀想だけど、俺たちにはBランクの冒険者なんて勝てないし、助けられない。見つからない様にしとくぞ」
「……そうだなぁ」
……ワルーって。
そのまんま過ぎるじゃろ。
もう少し良い名前はなかったのじゃろうか。
「何びびってんの。俺ら別に、怖くねーだろ。ほら行こうぜ」
スキルを使ってただけなのに、びびってるか。
こいつには目が無いな。
私はこいつの評価にそうつけた。
そう考えてると、このワルーというやつが私の手をとろうとするー
あぁ、こいつは死んだ。
私は、こいつが触った瞬間そう思った。
そして、その通りになりこのワルーという奴は倒れた。
すると、ワルーが倒れた事に、一人のやつが私が何かをしたと思ったのじゃろ、思いっきり殴りかかってきた。
そして、こいつも倒れる。
それが、私に絡んできたグループの最後の一人になるまで続いた。
最後の一人は、怖気づいたのか、腰が抜け地面に倒れ、失神してしまった。
「……やりすぎたかの……」
私はそう呟いた。
しかし、周りの人達からは、私に殴りにかかったと思ったら急に倒れた。
そう思うだろう、まぁ、実際そうなんじゃろうが。
私は、あんまり人が集まらない内にさっさと逃げた。
ここまできたら、さっき見てた人はいない筈だ。
「次は何を買うかの……」
あっ! あそこにある店は、結構前に食べた、ほっとけーき、とやつだ。
あれは、とっても美味かった。
確か……そうじゃ、キラリの星ーーちきゅうの食べ物じゃった。
「店主、一枚何アースじゃ?」
「お嬢ちゃん、一枚、二千アースだよ。そんな大金持ってる?」
「大金か、ふっふ……よし! 銀貨五枚でぱんけーき、五十枚頼むのじゃ」
「そんな出せるの? ホラじゃ無いだろな。それならお嬢ちゃんでも怒るよ」
「信じてもらえぬか、なら……ほいっ、銀貨五枚じゃぞ」
「おお、本当だったのか。すまねーなぁ、疑ってしまって。ちょっと待っとけ……ほら。五十枚だ……確かに受け取った。まいど〜」
あんま、人に見られないところにぱんけーきが入った袋を持って入った。
「ここじゃったら、アイテムボックスに全部入れれるからの」
私はさっさとしまい、人での少ないところから抜け出した。
私は向こうにベンチを見つけ、そこで、たこやきを食べることにした。
「ほっかほっかしてて……ほいしぃいなぁ〜」
人から見つからない様に、一瞬で出した。
そして食べると、予想の温度よりも熱く、口の中で踊る様にして冷ました。
私は三パック、たこやきを食べた。
結構お腹いっぱいになってしまった。
私は、アイテムボックスなら全く変わらずに保存が出来るので、予備のおやつとかもここで買うことにした。
そして、村を歩くこと二時間、色々と買えた。
私は、あいすくりーむ、やきそば、ぴざ、ちぇりーぱい、さんどいっちを全て五十個ずつ買った。
それでも、五十万アース……金貨五分しか使っていなかった。
残り金貨三百枚ぐらいと銀貨百八十枚ぐらいと余っていた。
「こんなの無くなることは殆ど無いだろうに」
質前的ににそう思ってしまった。
私は、このお金の使い道を考え始めた。
「キラリにお土産でも買っていくかの〜」
そう思い、私はあくせさりーしょっぷというところに入った。
ここに入った訳は、キラリは武器それに機械だとしても何でも作れる。
だから、あくせさりーという物を買おうと思った。
店の中に入ると、店主らしき女性が近付いてきた。
「何か性能の良いあくせさりーはないかの?」
「ありますよ。少々お待ちください……」
店主は店の奥にあるドアから違う部屋に入った。
私はその間、座っていたイスから足が届かないのでその足をブラブラさせて遊んでいた。
これを始めて数十分後、店主が部屋から戻ってきた。
「……お金は気にしないとのことなので、最上級の性能が付いているアクセサリーを持ってきました。どうぞ、ご覧ください」
「これは、物凄く全部綺麗じゃな。どんな性能がついとるんじゃ?」
「はい。右から順に、隠蔽、鑑定、転移、MP貯金です。一応全部のスキルの説明をさせていただきます。隠蔽とはステータスを隠す能力です。鑑定では、見た物の名前や能力、性能などが分かります。ただし、武器のみです。転移は、三つの地点を登録しておくと、そこに転移が出来ます。これは、上書き可能です。MP貯金とは、このブレスレットにMPを入れておき使いたい時に出すというのです。お分かりいただけましたか?」
「……なら、MP貯金がついてるブレスレットを買うのじゃ」
「はい。こちらは、四十三万アースですが、おまけで四十万アースにしときますね。色と形ははどうしますか?」
「あの黒にしてなのじゃ。それと形は……いんど? モデルというやつにしてなのじゃ」
「はい。分かりました……丁度ですね。ありがとうございました」
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