操蟲の勇者

かずみ

第1話

「ようこそいらっしゃいました勇者様方、どうかこの世界をお救いください!」
「…はい?」


 あまりにも突然のことで間抜けな声で返事をしてしまった僕、冬原夏樹ふゆはらなつきの目の前で少女がそう言った。
 周囲を見渡すといつもの見慣れた教室ではなく、ファンタジー風の石造りの建物の中のようでまさに『異世界』といった様子だった。
 周囲を見渡した後目の前の少女を見る。全体的に華奢であり、顔の造形も整っている。銀色の細い髪に青い瞳、そして薄いピンクの唇。まさに、美少女という言葉を擬人化したような容姿の少女であった。
 なぜ僕がこんなことになっているのかを思い出す。          

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