大鎌使いの死神少女と辛辣な魔女 〜二人に好かれた場合俺はどちらを好きになればいいのだろうか?〜
4
「なぁ、思ってたけど……なぜ太陽は黒いんだ?」
俺は不思議に思っていた事を今更感半端ないがエリスに尋ねてみた。
エリスは「ふふっ、本当に貴方は馬鹿ね。馬鹿の中の馬鹿。ベストオブ、バカよ!」と俺を辛辣な言葉で罵った後、答えた。
「貴方の死期が近いからでしょうね」と他人事の様に言う。確かにエリスにとっては俺は他人だ。だが、同盟的な何か契約的なモノを結んでいる。まぁ、ただの口約束だけど。
そんな関係になった俺達なのに他人事の様に言われるのは困るというか何というか、とりあえず倫理的な問題が発生する訳だ。
自分でも何を言っているのか分からない。
ただし、分かっている事はこの魔女――エリスが最悪で災厄な事をもたらす俺にとっての魔女もとい、悪魔的な存在になるということは分かった。
「人は死期が近くなったら太陽が黒くなるのか? 初耳だぜ」
「そういうわけではないわ。本当に何も分からない単細胞なのね。使えないわ。これだったらまだ赤ん坊の方が可愛いし、喚くからいいのに。貴方は逃げるだけ。逃げるだけのクズ。逃げるだけの弱虫。おまけに弱無視」
彼女が口を動かす時は俺を罵倒したい症なのだろうか?
「とりあえず、何を言っているのか分からない。それに本筋が少しずれている気がするぞ。今回は俺を罵倒しよう会じゃ無いんだし。話を戻そうぜ。それじゃ、改めて話してもらおうか? 太陽が黒い理由を」
「太陽が黒い。それは貴方の錯覚というのはどうかしら? 錯覚、幻覚でも良いわね」
彼女は静かに、冷静に、口元を少しだけ緩めながら言った。その姿は正に何でも知っていると言わんばかりだ。
「クエスチョンマークを入れてくるという事はそれはお前の仮説ってことか?」
「まぁ、そうね。貴方にしては上出来だわ。でもこれでもまだ家畜ね」
どうやら俺は家畜に昇格したらしい。
やったぜとは喜ぶ事はできない。
「それで幻覚という説か。確かに無くは無いな。俺は昔から幻覚――ん? 幻覚どうだろう。過去の事を思い出すと頭が痛くなるんだよ」
どうでもいいけど学校が見えてきた。
「病院に診断したらどう?」
意外と優しい奴だった。
ギャップ萌が発生しそうで怖い。
「病院には診断したよ。だけど原因不明だってさ。心の病気だろうって」
「そう……それは可哀想ね。じゃあ、次は警察に行くべきよ!」
「警察? お前は俺を犯罪者に仕立てあげるつもりか!」
「仕立てあげるも何も貴方、犯罪者じゃない」
「どこがだよ! 健全な高校生だ!」
「健全だからこそ、起こす犯罪があるじゃない?」
「痴漢とか?」
「まぁ、そうね。そんな類よ」
「それだったら俺も警察に行くぜ。ストーカー行為されてるって」
「す、ストーカー行為? 貴方、意外と女の子にモテるの?」
エリスは目を見開いて声を震わせた。
「まぁ〜な」とは言えない。
「ストーカー行為をされてるんだ。それも可哀想な事にそいつは今も俺の近くにいるんだよ。怖いんだぜ。それも時々俺に喋りかけてくるし。困ったもんだぜ」
「えっ? 今も後ろに居たりするの? 私が助けてあげるわ。感謝なさい!」
自分の事だとは一切合切思ってないみたいだ。やはりこいつは"馬鹿"である。
「あぁ、今もいるぜ。そして変な奇声を上げている」
「えっ? 私には聴こえなかったんだけど……」
「耳が悪いんじゃないのか? まぁ、所詮魔女だし喪女だししょうが無いな」
「喪女は余計よ。家畜野郎」
やはり喪女という言葉に反応したようだ。
「まぁまぁ、落ち着けって。言葉遊びみたいなもんだろ?」
「言葉遊びね。生麦生米生卵担ぐ割愛カツ揚げカツカツ且つ勝利。さぁ、これを言ってみなさい」
勝負を仕掛けられた。
困るぜ。俺の口はあまり達者じゃ無いのに。
まぁ、仕方ないか。言うしか無い。
「生麦生米生卵担ぐかっ……」
口が動かない。
くっそ……今回は負けだ。
圧倒的な敗北感。
「ふふっ。それよりもさっきの回答。
太陽が黒いのは貴方の死期が近いから。
死神に魂を奪われたものはそうなるのよ。
まぁ、貴方の場合は少し特殊で魂を奪われた瞬間に時空跳躍能力を使ったみたいだけどね」
「そっか……」
俺は溜息混じりにその言葉を吐き、学校の校門へと脚を踏み入れた。
その瞬間。
何か変な違和感が体中をぞわぞわとさせた。
それは電気が走ったみたいだ。
「ねぇ、貴方も気づいているんでしょ? ここはどうやら今朝の死神の領域だったみたいね」
エリスは笑っていた。
しかし顔を引きつらせながらだったけど。
どうやらこれは危ない事になりそうだ。
俺は不思議に思っていた事を今更感半端ないがエリスに尋ねてみた。
エリスは「ふふっ、本当に貴方は馬鹿ね。馬鹿の中の馬鹿。ベストオブ、バカよ!」と俺を辛辣な言葉で罵った後、答えた。
「貴方の死期が近いからでしょうね」と他人事の様に言う。確かにエリスにとっては俺は他人だ。だが、同盟的な何か契約的なモノを結んでいる。まぁ、ただの口約束だけど。
そんな関係になった俺達なのに他人事の様に言われるのは困るというか何というか、とりあえず倫理的な問題が発生する訳だ。
自分でも何を言っているのか分からない。
ただし、分かっている事はこの魔女――エリスが最悪で災厄な事をもたらす俺にとっての魔女もとい、悪魔的な存在になるということは分かった。
「人は死期が近くなったら太陽が黒くなるのか? 初耳だぜ」
「そういうわけではないわ。本当に何も分からない単細胞なのね。使えないわ。これだったらまだ赤ん坊の方が可愛いし、喚くからいいのに。貴方は逃げるだけ。逃げるだけのクズ。逃げるだけの弱虫。おまけに弱無視」
彼女が口を動かす時は俺を罵倒したい症なのだろうか?
「とりあえず、何を言っているのか分からない。それに本筋が少しずれている気がするぞ。今回は俺を罵倒しよう会じゃ無いんだし。話を戻そうぜ。それじゃ、改めて話してもらおうか? 太陽が黒い理由を」
「太陽が黒い。それは貴方の錯覚というのはどうかしら? 錯覚、幻覚でも良いわね」
彼女は静かに、冷静に、口元を少しだけ緩めながら言った。その姿は正に何でも知っていると言わんばかりだ。
「クエスチョンマークを入れてくるという事はそれはお前の仮説ってことか?」
「まぁ、そうね。貴方にしては上出来だわ。でもこれでもまだ家畜ね」
どうやら俺は家畜に昇格したらしい。
やったぜとは喜ぶ事はできない。
「それで幻覚という説か。確かに無くは無いな。俺は昔から幻覚――ん? 幻覚どうだろう。過去の事を思い出すと頭が痛くなるんだよ」
どうでもいいけど学校が見えてきた。
「病院に診断したらどう?」
意外と優しい奴だった。
ギャップ萌が発生しそうで怖い。
「病院には診断したよ。だけど原因不明だってさ。心の病気だろうって」
「そう……それは可哀想ね。じゃあ、次は警察に行くべきよ!」
「警察? お前は俺を犯罪者に仕立てあげるつもりか!」
「仕立てあげるも何も貴方、犯罪者じゃない」
「どこがだよ! 健全な高校生だ!」
「健全だからこそ、起こす犯罪があるじゃない?」
「痴漢とか?」
「まぁ、そうね。そんな類よ」
「それだったら俺も警察に行くぜ。ストーカー行為されてるって」
「す、ストーカー行為? 貴方、意外と女の子にモテるの?」
エリスは目を見開いて声を震わせた。
「まぁ〜な」とは言えない。
「ストーカー行為をされてるんだ。それも可哀想な事にそいつは今も俺の近くにいるんだよ。怖いんだぜ。それも時々俺に喋りかけてくるし。困ったもんだぜ」
「えっ? 今も後ろに居たりするの? 私が助けてあげるわ。感謝なさい!」
自分の事だとは一切合切思ってないみたいだ。やはりこいつは"馬鹿"である。
「あぁ、今もいるぜ。そして変な奇声を上げている」
「えっ? 私には聴こえなかったんだけど……」
「耳が悪いんじゃないのか? まぁ、所詮魔女だし喪女だししょうが無いな」
「喪女は余計よ。家畜野郎」
やはり喪女という言葉に反応したようだ。
「まぁまぁ、落ち着けって。言葉遊びみたいなもんだろ?」
「言葉遊びね。生麦生米生卵担ぐ割愛カツ揚げカツカツ且つ勝利。さぁ、これを言ってみなさい」
勝負を仕掛けられた。
困るぜ。俺の口はあまり達者じゃ無いのに。
まぁ、仕方ないか。言うしか無い。
「生麦生米生卵担ぐかっ……」
口が動かない。
くっそ……今回は負けだ。
圧倒的な敗北感。
「ふふっ。それよりもさっきの回答。
太陽が黒いのは貴方の死期が近いから。
死神に魂を奪われたものはそうなるのよ。
まぁ、貴方の場合は少し特殊で魂を奪われた瞬間に時空跳躍能力を使ったみたいだけどね」
「そっか……」
俺は溜息混じりにその言葉を吐き、学校の校門へと脚を踏み入れた。
その瞬間。
何か変な違和感が体中をぞわぞわとさせた。
それは電気が走ったみたいだ。
「ねぇ、貴方も気づいているんでしょ? ここはどうやら今朝の死神の領域だったみたいね」
エリスは笑っていた。
しかし顔を引きつらせながらだったけど。
どうやらこれは危ない事になりそうだ。
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