TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―
マリーとメグちゃんは低血圧
マリーとアリシアママが居候して二日目。
学校には一週間、つまり五日間しか留学しないそうですが、家には二週間程滞在する予定だそうです。
留学が出来たのもアリシアママが私の学校の理事長と知り合いだとか何とか、大人の事情があるみたい。
そうして期間限定の新しい家族が増えて、初めての朝がやってきます。
「ふふっ、よく寝てる」
私とメグちゃんの部屋に寝泊りすることにさせた……いやすることになったマリーは、今私の横で眠っています。
その反対側にはメグちゃんが寝ており、今は起きるには三十分程早い時間。
毎日この時間に目を覚ます私はいつもメグちゃんの寝顔を見て過ごしているのですが、今日はマリーの寝顔も眺めています。
「どんな夢見てるのかな?」
その寝顔は楽しそうな微笑みを浮かべており、思わず私も笑みを浮かべてしまいます。
はぁ、癒されるよぉ。
「うみゅ……むぅ?」
「あ、マリー。起きちゃった?」
「うーん……あれぇ、チカがいるデスゥ……夢デスカ?」
「ううん、現実だよ」
「……ずっと昔から会いたかったデスゥ」
「!?」
そ、それってもしかして、告白!?
「アリシアママに見せて貰ったエアメールで、チカの武勇伝を一杯聞かされてたデス。一度会いたかったデス」
「……うん。そっか」
告白では無かったかぁ、残念。
それにしてもお母さん。
アリシアママにどんなエアメールを送ったの?
とっても不安なんだけど。
「あ、そろそろ起きる時間だね。メグちゃん起きて」
「ううん……おねぇちゃぁ」
「はいはいお姉ちゃんですよー」
「……おはよぉ、お姉ちゃん」
「うん、おはよう」
「メグミ、おはようデス!」
「マリーちゃんもおはよう」
寝惚け姿と口調が可愛いメグちゃんも起きたことですし、さぁリビングに行って朝食だ!
「ほらメグちゃん、食事中に寝ちゃ駄目だよ」
食事中に寝るのはお行儀が悪いし、何より箸を持っていて危ないからね。
私は左側に座っているメグちゃんを優しく揺すってあげます。
「うう……昨日、お話しすぎたよぉ」
「そうデスネェ……」
メグちゃんを起こしていると、次は右側に座っているマリーがフラフラとし始めました。
マリーちゃんもフォークを持っていて危ないので、肩を持って揺らしてあげます。
「んん……ねみゅい……」
「メグちゃん! 起きて!」
そしてメグちゃんを揺らして。
「んー……もう一眠りするデスぅ」
「今から学校だよ!? おーきーてー!!」
マリーを揺らして。
メグちゃんを揺らして、マリーを揺らして。
「あらあら、手の掛かる妹が増えたみたいね」
「チカはとてもお姉ちゃんしてますネ! 写真撮っておきマス!」
「いや助けてよ!」
そうして数分後、片手ずつで両方を揺らせばいいことに気付きましたが、その時には二人共起きていました。
メグちゃんが朝弱いのは知ってたけど、まさかマリーも弱いなんて……。
まぁ二人のお世話は楽しいし嬉しいから、なんだってやっちゃうけどね!
「二人共駄目でしょ。恵ちゃん、夜は早く寝なきゃ駄目よ」
「はい!」
「マリーもですヨ!」
「ハイ!」
「起こしてから親の顔見せた!?」
反省させるよりも、起こす方が大変なんだぞ!
少なくともカリスマな私にはね!
でも手を上げて反省の意を表す二人が可愛かったので、私は何でも許してあげるのでした。
学校には一週間、つまり五日間しか留学しないそうですが、家には二週間程滞在する予定だそうです。
留学が出来たのもアリシアママが私の学校の理事長と知り合いだとか何とか、大人の事情があるみたい。
そうして期間限定の新しい家族が増えて、初めての朝がやってきます。
「ふふっ、よく寝てる」
私とメグちゃんの部屋に寝泊りすることにさせた……いやすることになったマリーは、今私の横で眠っています。
その反対側にはメグちゃんが寝ており、今は起きるには三十分程早い時間。
毎日この時間に目を覚ます私はいつもメグちゃんの寝顔を見て過ごしているのですが、今日はマリーの寝顔も眺めています。
「どんな夢見てるのかな?」
その寝顔は楽しそうな微笑みを浮かべており、思わず私も笑みを浮かべてしまいます。
はぁ、癒されるよぉ。
「うみゅ……むぅ?」
「あ、マリー。起きちゃった?」
「うーん……あれぇ、チカがいるデスゥ……夢デスカ?」
「ううん、現実だよ」
「……ずっと昔から会いたかったデスゥ」
「!?」
そ、それってもしかして、告白!?
「アリシアママに見せて貰ったエアメールで、チカの武勇伝を一杯聞かされてたデス。一度会いたかったデス」
「……うん。そっか」
告白では無かったかぁ、残念。
それにしてもお母さん。
アリシアママにどんなエアメールを送ったの?
とっても不安なんだけど。
「あ、そろそろ起きる時間だね。メグちゃん起きて」
「ううん……おねぇちゃぁ」
「はいはいお姉ちゃんですよー」
「……おはよぉ、お姉ちゃん」
「うん、おはよう」
「メグミ、おはようデス!」
「マリーちゃんもおはよう」
寝惚け姿と口調が可愛いメグちゃんも起きたことですし、さぁリビングに行って朝食だ!
「ほらメグちゃん、食事中に寝ちゃ駄目だよ」
食事中に寝るのはお行儀が悪いし、何より箸を持っていて危ないからね。
私は左側に座っているメグちゃんを優しく揺すってあげます。
「うう……昨日、お話しすぎたよぉ」
「そうデスネェ……」
メグちゃんを起こしていると、次は右側に座っているマリーがフラフラとし始めました。
マリーちゃんもフォークを持っていて危ないので、肩を持って揺らしてあげます。
「んん……ねみゅい……」
「メグちゃん! 起きて!」
そしてメグちゃんを揺らして。
「んー……もう一眠りするデスぅ」
「今から学校だよ!? おーきーてー!!」
マリーを揺らして。
メグちゃんを揺らして、マリーを揺らして。
「あらあら、手の掛かる妹が増えたみたいね」
「チカはとてもお姉ちゃんしてますネ! 写真撮っておきマス!」
「いや助けてよ!」
そうして数分後、片手ずつで両方を揺らせばいいことに気付きましたが、その時には二人共起きていました。
メグちゃんが朝弱いのは知ってたけど、まさかマリーも弱いなんて……。
まぁ二人のお世話は楽しいし嬉しいから、なんだってやっちゃうけどね!
「二人共駄目でしょ。恵ちゃん、夜は早く寝なきゃ駄目よ」
「はい!」
「マリーもですヨ!」
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