TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―
パーティー準備と妹!
誕生日プレゼントを用意し、皆で飾りを作って、遂に莉里ちゃんの誕生日がやってきました。
平日の誕生日なので、まずは普通に学校に行くことになります。
「皆。今日はパーティーだけど、莉里ちゃんにはサプライズでいくよ!」
「わかっとるで!」
「えっと、莉里ちゃんを連れてくるのは桃ちゃんだっけ?」
「うん。放課後になってから、桃ちゃんと莉里ちゃんは一回家に帰って待機してもらう予定だよ」
「んで、飾り付けが終わったら呼ぶんやったな」
「飾りは昨日までに完成して千佳ちゃんの家に置いてるし、皆でやれば直ぐ終わるよね」
朝のクラスで私と湖月ちゃんと愛ちゃんで最後の作戦確認を行います。
ファンクラブの人たちにも、莉里ちゃんへの情報規制をお願いしているので、問題なく進むことでしょう!
莉里ちゃんにはクラスメイトの皆さんが代わる代わる話しかけているはずなので、莉里ちゃんに寂しい思いもさせません!
「それでは皆さん、気を付けて帰ってくださいね」
「九重先生さようならっ!」
「ほなまた明日!」
「九重先生さようならー! あ、待ってよ千佳ちゃん、湖月ちゃん!」」
九重先生の終わりの挨拶を高速で抜け、私たちは一年生の教室へと向かいます。
あ、廊下を走ると危ないので、競歩です。
今日は一年生ズが一時間早く授業を終えるので、教室で待ってもらっています。
莉里ちゃんたち三年生も、私たちと同じ時間に終わるので時間との勝負です。
莉里ちゃんの友達たちが足止めをしていると言っても、時間は掛けられませんから。
「失礼するよ! メグちゃん、花ちゃん、それじゃあ準備しに帰ろっか!」
「桃ちゃんは莉里ちゃんをお願いね。何かあったら愛たちに連絡入れてくれればいいから」
「はい。では皆さん、よろしくお願いします!」
桃ちゃんは早速莉里ちゃんのクラスへ向かいました。
勿論、競歩です。
「では諸君、急いで帰ろうか!」
「せやな! 急ごか!」
「そうだね。早く行かないと!」
「急ごうお姉ちゃん!」
「ねぇねー! 行くよー!」
そうして私たちは家へと向かいます。競歩でね!
「じゃあお母さん、よろしくね」
「お母さんよろしく! お姉ちゃんは私に任せて!」
メグちゃん、それ私の台詞では。
いつの間にか妹に面倒を見られる姉になってしまったのだろうか?
私とメグちゃんのお母さん、そして花ちゃんママ、愛ちゃんママで今日の夕食とケーキをお願いしています。
湖月ちゃんママはお仕事ですが、定時でこちらに向かうそうなので湖月ちゃんも安心です。
あ、お父さんズも気合で定時帰宅を目指すそうです。
頑張って。
「じゃあ、皆で手分けして付けていくよ。時間はあるから焦らなくていいからね」
「うん!」
「ねぇね、花は何すればいいのー?」
「よし。じゃあ私とメグちゃん、花ちゃんで壁の飾りを付けていこうか。湖月ちゃんと愛ちゃんでテーブルの上の飾りをお願いできる?」
「よっしゃ任しとき!」
「勿論だよ!」
そうして私の役割分担で準備を進めていきます。
事前に作っておいたカラフルな紙の輪を繋げた飾りや、花を模した折り紙などをセロハンテープを丸めて壁に付けていきます。
そこまで長時間ではないので、跡が残るということもないでしょう。
「お姉ちゃん、これはここでいいかな?」
「うん。大丈夫だよ」
「ねぇねー! 持ち上げて!」
「はいはい、よいしょっと」
「ありがとー!」
基本的には妹二人にお任せして、私は確認作業とお手伝いをしています。
一緒に付けよ! とか、ねぇねこっち持って! とか、千佳ちゃんこれ持っといて! とか、千佳ちゃんこの飾りはどう使うんだっけ? とか、臨機応変な対応をする私は、まさに敏腕ディレクターです!
「その仕事ってどっちかとアシスタントディレクターやで」
び、敏腕アシスタントディレクターです!
「アシスタントが付くと、途端に弱そうだね」
び、敏腕……。
「敏腕お姉ちゃん!」
はいはい!! 敏腕お姉ちゃんです!
メグちゃん分かってるぅ!
「ねぇね、こっち持ってて!」
「あ、はい」
敏腕お姉ちゃん、妹に扱き使われます。
「不憫なお姉ちゃんやなぁ」
「あ、湖月ちゃん。もう一回言って」
「ほえ?」
「ほら、お姉ちゃんって。もう一回!」
「えー」
「いいじゃん! 減るもんじゃないじゃん!」
「分かった、分かったわ! 泣かんといて!」
「ッしゃあ!!」
「本気で喜んでる!?」
「ほらほらほらほらほら、呼んでみて? 湖月ちゃん、ほら、オラオラカモン!」
「あーもう分かったわ!」
湖月ちゃんは少し恥ずかしそうにしながら、私を上目遣いで見てきます。
はい、もう可愛い。
「……えっと、お、お、おねぇ、ちゃん?」
「ぐはぁッ!」
そんな湖月ちゃんのお姉ちゃん発言は、とても破壊力のある攻撃でした。
メグちゃんと花ちゃんが負けじと私に抱きついては、お姉ちゃん、ねぇねーと言ってきます。
二人の頭を撫でながら、私は湖月ちゃんへと満面の笑みで声を掛けます。
「ほら、湖月ちゃんも!」
「い、行かんわ!」
恥ずかしさのあまりか、湖月ちゃんは愛ちゃんを連れて準備へと戻っていきます。
あらら、湖月ちゃんにも妹になって抱きついてほしかったのになぁ。
「いつでも甘えてきていいからね、湖月ちゃん!」
「うう、わ、忘れてやー!」
先程の恥ずかしさが戻ってきたのか、顔を真っ赤にして私をポカポカ叩く湖月ちゃんは可愛かったです。
ご馳走様でした。
そうして準備ができた頃、連絡を受けた桃ちゃんと未だに今日のイベントを知らない莉里ちゃんがやってくるのでした。
平日の誕生日なので、まずは普通に学校に行くことになります。
「皆。今日はパーティーだけど、莉里ちゃんにはサプライズでいくよ!」
「わかっとるで!」
「えっと、莉里ちゃんを連れてくるのは桃ちゃんだっけ?」
「うん。放課後になってから、桃ちゃんと莉里ちゃんは一回家に帰って待機してもらう予定だよ」
「んで、飾り付けが終わったら呼ぶんやったな」
「飾りは昨日までに完成して千佳ちゃんの家に置いてるし、皆でやれば直ぐ終わるよね」
朝のクラスで私と湖月ちゃんと愛ちゃんで最後の作戦確認を行います。
ファンクラブの人たちにも、莉里ちゃんへの情報規制をお願いしているので、問題なく進むことでしょう!
莉里ちゃんにはクラスメイトの皆さんが代わる代わる話しかけているはずなので、莉里ちゃんに寂しい思いもさせません!
「それでは皆さん、気を付けて帰ってくださいね」
「九重先生さようならっ!」
「ほなまた明日!」
「九重先生さようならー! あ、待ってよ千佳ちゃん、湖月ちゃん!」」
九重先生の終わりの挨拶を高速で抜け、私たちは一年生の教室へと向かいます。
あ、廊下を走ると危ないので、競歩です。
今日は一年生ズが一時間早く授業を終えるので、教室で待ってもらっています。
莉里ちゃんたち三年生も、私たちと同じ時間に終わるので時間との勝負です。
莉里ちゃんの友達たちが足止めをしていると言っても、時間は掛けられませんから。
「失礼するよ! メグちゃん、花ちゃん、それじゃあ準備しに帰ろっか!」
「桃ちゃんは莉里ちゃんをお願いね。何かあったら愛たちに連絡入れてくれればいいから」
「はい。では皆さん、よろしくお願いします!」
桃ちゃんは早速莉里ちゃんのクラスへ向かいました。
勿論、競歩です。
「では諸君、急いで帰ろうか!」
「せやな! 急ごか!」
「そうだね。早く行かないと!」
「急ごうお姉ちゃん!」
「ねぇねー! 行くよー!」
そうして私たちは家へと向かいます。競歩でね!
「じゃあお母さん、よろしくね」
「お母さんよろしく! お姉ちゃんは私に任せて!」
メグちゃん、それ私の台詞では。
いつの間にか妹に面倒を見られる姉になってしまったのだろうか?
私とメグちゃんのお母さん、そして花ちゃんママ、愛ちゃんママで今日の夕食とケーキをお願いしています。
湖月ちゃんママはお仕事ですが、定時でこちらに向かうそうなので湖月ちゃんも安心です。
あ、お父さんズも気合で定時帰宅を目指すそうです。
頑張って。
「じゃあ、皆で手分けして付けていくよ。時間はあるから焦らなくていいからね」
「うん!」
「ねぇね、花は何すればいいのー?」
「よし。じゃあ私とメグちゃん、花ちゃんで壁の飾りを付けていこうか。湖月ちゃんと愛ちゃんでテーブルの上の飾りをお願いできる?」
「よっしゃ任しとき!」
「勿論だよ!」
そうして私の役割分担で準備を進めていきます。
事前に作っておいたカラフルな紙の輪を繋げた飾りや、花を模した折り紙などをセロハンテープを丸めて壁に付けていきます。
そこまで長時間ではないので、跡が残るということもないでしょう。
「お姉ちゃん、これはここでいいかな?」
「うん。大丈夫だよ」
「ねぇねー! 持ち上げて!」
「はいはい、よいしょっと」
「ありがとー!」
基本的には妹二人にお任せして、私は確認作業とお手伝いをしています。
一緒に付けよ! とか、ねぇねこっち持って! とか、千佳ちゃんこれ持っといて! とか、千佳ちゃんこの飾りはどう使うんだっけ? とか、臨機応変な対応をする私は、まさに敏腕ディレクターです!
「その仕事ってどっちかとアシスタントディレクターやで」
び、敏腕アシスタントディレクターです!
「アシスタントが付くと、途端に弱そうだね」
び、敏腕……。
「敏腕お姉ちゃん!」
はいはい!! 敏腕お姉ちゃんです!
メグちゃん分かってるぅ!
「ねぇね、こっち持ってて!」
「あ、はい」
敏腕お姉ちゃん、妹に扱き使われます。
「不憫なお姉ちゃんやなぁ」
「あ、湖月ちゃん。もう一回言って」
「ほえ?」
「ほら、お姉ちゃんって。もう一回!」
「えー」
「いいじゃん! 減るもんじゃないじゃん!」
「分かった、分かったわ! 泣かんといて!」
「ッしゃあ!!」
「本気で喜んでる!?」
「ほらほらほらほらほら、呼んでみて? 湖月ちゃん、ほら、オラオラカモン!」
「あーもう分かったわ!」
湖月ちゃんは少し恥ずかしそうにしながら、私を上目遣いで見てきます。
はい、もう可愛い。
「……えっと、お、お、おねぇ、ちゃん?」
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そんな湖月ちゃんのお姉ちゃん発言は、とても破壊力のある攻撃でした。
メグちゃんと花ちゃんが負けじと私に抱きついては、お姉ちゃん、ねぇねーと言ってきます。
二人の頭を撫でながら、私は湖月ちゃんへと満面の笑みで声を掛けます。
「ほら、湖月ちゃんも!」
「い、行かんわ!」
恥ずかしさのあまりか、湖月ちゃんは愛ちゃんを連れて準備へと戻っていきます。
あらら、湖月ちゃんにも妹になって抱きついてほしかったのになぁ。
「いつでも甘えてきていいからね、湖月ちゃん!」
「うう、わ、忘れてやー!」
先程の恥ずかしさが戻ってきたのか、顔を真っ赤にして私をポカポカ叩く湖月ちゃんは可愛かったです。
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