むかしばなし

鬼怒川 ますず

『我々』5


 こたえはえました。
 しこうさくごのすえです。
 あぁそうすればよかったんだ。
  いまさらながら、この『盲点』にきづくなんて『私』はほんとうにおろかだ。

  あぁほんとうにおろかだ。

   おろか、おろか、ぐどんでみにくいぞうおのかたまり。

『私』はほんとうに『愚か』だ。

 なにもむりにくぐりぬけなければいいんだ。

『結界』がきょうこなら、『結界』のおよばないばしょからいけばいいんだ。
『私』は『私』は、それにきづいた。
 あの『錬金術師』がこのことにきづいてないのがふしぎですが、それもきゆうです。
 『私』はかった。

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