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スクールライフCREATORs

石原レノ

開催

「これより、天ノ華高校文化系部活祭『華楼祭かろうさいを開催します」
生徒会長である篠飛良凪咲しのひらなぎさの言葉と同時に、体育館に集まった全員が拍手をする。全体に鳴り響く音に耳がビリビリと言うほどに。
「先輩の仕事は特にないので、自由に見回っちゃってください」
「え、本当に?」
開会式が終わり、琉歌が唐突にそんな事を伝える。
「元々先輩は生徒会役員じゃないんで、当日までする仕事はないですよ。それにーー」
と、そこで何を思ったのか、琉歌は僕の方を見て二ヤっと不敵な笑みを向ける。
「何したかは聞きませんけど、あぁなったゆっかは面倒くさいですよ」
「え、もしかして何があったか知っている……とか?」
恐る恐る問いかけると、琉歌は頭を横に降った。ホット胸をなで下ろす僕だったが、問題はそこではない。
「…まぁ先輩、早くゆっかのところ行ってあげて下さい。このままじゃ私も気まずくて」
「う、うん…善処するよ」
「頼みましたからね!」
そう言い残し、琉歌はその場を走り去って行った。ゆかりとの食い違いが起きて約一週間、あれからというものの、ゆかりは明らかに僕を避けていた。すれ違っても目をそらし、最近は部室にも顔を出してこなくなっていた。1人残された僕はしばし考える。
ーーこのままゆかりに会いに行っていいのだろうか…。また逃げられはしないだろうかーー
そんな事が頭をよぎる。
「……らしくもないな…当たって砕けろだ!!」
無理やり決意を固め、僕のゆかり大捜査線はスタートした。  

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