諦め……そして、揺りかご
諦め……そして、揺りかご
昨日、弟から電話がかかっていた。
家族は私にたかるので、二度と電話してくるな!!と言ったのにである。
度々何度も入っていたので、きりがないと取ると、
「姉ちゃん!!元気か!!よかった」
安堵した声で言われるが、少々冷たく、
「お金はないよ。貸さない、じゃぁ」
「ちょっと待って!!お金じゃないんよ!!話聞いてや!!」
「嫌!!兄嫁のあっちゃんから電話があって、今度飲み会いこうよって言われたら、切れてすぐ兄貴から電話かかってきて、『何時何分の電車で乗ってきて、どこそこの駅に着いたら迎えに行ってやるけん!!じゃぁな』で切れる電話でこりごりや!!それに、実家に戻ったら、姪っ子と甥っ子の『はりな~!!ゲームセンター!!いこうよ!!』だよ!!『パパが連れていってくれるって言ってくれたよ!!』だよ!!もうこりごり!!じゃあね!!」
切ろうとすると、
「姉ちゃん!!俺な、腰痛が悪化して、動けんようになったんよ!!ほやけん、姉ちゃんと昔約束しとった釣りいけんなった!!」
と声が聞こえ、切るのをやめる。
「どういうこと?」
自分も現在、冷え性による腰痛の為に左足がおかしいのだ。
「俺な、覚えとるとは思うけど、高校時代陸上部やったやろ?辞めたんは、左足を痛めたけんなんよ」
「それは知っとる。でも、腰痛って何?」
「仕事、建設業やろ?荷物持ったり、俺、小学校のいじめで、右腕の肘脱臼骨折のあとに、リハビリいったけど、90度以上曲げられんけん、左に負担かけとったら、体が歪んでしもうて、腰に来たらしくってな……金曜日に、余りにも痛うて、整体に行ってみたら、左足の痛みをかばうために、腰に負担がかかってる上に、背筋も歪んどって、整体しても、数ヵ月かかるって」
絶句する。
「はぁ!?そこまでおかしくしとったんかね?あんたは!!」
「うん、向こうの先生に言われたんは、骨に筋肉とかががっちごちやって」
その説明に
「ん?」
と呟くと、
「姉ちゃんは料理わかるけん、説明するな?鶏肉、骨付き鶏肉を唐揚げにして、食べるとするやん。そうしたら、外側は食べれるけど、骨に張り付いて食べれんところがあったりするやろ?俺の体、その状態。整体の先生が数人がかりで必死にマッサージしてくれたけど、歪みがひどすぎて、週に最低二回以上来てくださいやと。骨に張り付いた感じの肉、筋肉をほぐしてからまずはそれをしばらく続けんと、体が治らんのやって。ほやけん、姉ちゃんが用事があっても午後やったら手伝うけん、伝えとこ思うて」
「それは良いんやけど、体治しや。姉ちゃんはほっといていいけんね」
「何言うとんで!!ほっとけるわけなかろが!!姉ちゃん」
その言葉に、ぶわわっと泣きじゃくる。
「そういうこと言うて、きーも、にーちゃんと一緒や!!ほっとけるわけなかろが言うて、家に来いって言っても、電車で何時ごろ駅で待っとけ迎えに行ってやるって言っても、色々もって言っても『ありがとな』だけやし、LAWSONの気に入っていたお皿も前は勝手に持って帰ったし、姪っ子は、ゲームセンター!!だし、甥っ子はあれちょうだい!!だよ!!それに、兄嫁のご両親にも毎回お菓子とお酒持っていって、それも当たり前だよ!!」
「はぁ!?姉ちゃん、兄貴ん家にいってんのか?」
「に、二回だけど、本当は明日も来いって言われた……嫌だよぉ!!うわぁぁん、思い出すの、思い出すの……お見合い相手の人にされた行為に、多分、兄嫁のお父さんは、別れた理由言わなかったから、向こうの言うことを信じてて……よそよそしかったもん……我慢してたのに……兄ちゃんに迷惑かけたら、いけんと思って我慢してたのに……わぁぁん……」
最近毎日泣く。
泣いても傷は塞がらない、それでも、泣くしかない。
「車嫌い!!男の人と二人きりの車なんて、おがちゃんお兄ちゃん以外には乗らない!!ずっと、自慢話に、自分のとった資格を自慢して、前の彼女の自慢して、お前はバカだアホだってずっと言われるの嫌だよぉ……わぁぁん」
「……兄貴、抹殺」
「無理やん!!最大権力者だもん。兄ちゃんは怖いっていうとったやんか!!」
泣きながら答える。
「それとこれとは別じゃぁ!!何が子供の面倒見てますじゃ!!家に来ても、全然子供の面倒見んと、テレビ見て、そうやって姉貴や俺らにたかって、どこが親父や!!今度、怒鳴ってやる!!」
「もういい……もういいよ。兄ちゃんはもういらん。家族もいらん。姉ちゃんにはテディベアいるからいらん」
「まてぇや、姉貴!!諦めんな!!俺が嫌いでも、かまんけん!!姉貴が泣くんだけは本当に辛いけん!!頼む!!今度、向こうに殴り込みに行く!!何が兄貴や!!妹である姉貴苦しめてのうのうとしとる人間に、兄貴とも呼びとうないわ!!待っとけ!!」
「本当の殴り合いはやめてや!!お願いやけん、もういいけん…」
涙声で告げる。
「殴り込みというより怒鳴り込みや!!姉ちゃんは寝とき。そこにおればえぇ。向こうから謝罪するまで無視や無視!!」
「兄ちゃん、怖いもん……」
「ほやけん、電話もとるな。メールも返すな。それと、俺も本当にごめん。甘えとってごめん。許してくれんでええけん、ただ、言わせてくれ。だから、そこで寝よりや……」
電話が切れ、しばらく、しゃくりあげていたものの、そのままばたんきゅー!!する。
枕元の体温計では38度2分……完全に燃え尽きたのではなく、泣きすぎて熱である。
そのまますやすやと眠ればよかったのだが、眠れず、睡眠導入剤を飲んで、寝たはずが、台所の床がおかしな状況になっていた。
覚えていない……なのに、カップスープとご飯が一膳。足りなかったらしく、電子レンジで炊けるという、ご飯を作って、途中で放置していた。
記憶にない……恐るべき食欲としか言いようがない。
過食……しかも覚えていない……多重人格だろうか!?
それでもいい。
それより、体重計に乗るのが怖いのと、甘いものを食べれなくなることの方が辛い……。
家族は私にたかるので、二度と電話してくるな!!と言ったのにである。
度々何度も入っていたので、きりがないと取ると、
「姉ちゃん!!元気か!!よかった」
安堵した声で言われるが、少々冷たく、
「お金はないよ。貸さない、じゃぁ」
「ちょっと待って!!お金じゃないんよ!!話聞いてや!!」
「嫌!!兄嫁のあっちゃんから電話があって、今度飲み会いこうよって言われたら、切れてすぐ兄貴から電話かかってきて、『何時何分の電車で乗ってきて、どこそこの駅に着いたら迎えに行ってやるけん!!じゃぁな』で切れる電話でこりごりや!!それに、実家に戻ったら、姪っ子と甥っ子の『はりな~!!ゲームセンター!!いこうよ!!』だよ!!『パパが連れていってくれるって言ってくれたよ!!』だよ!!もうこりごり!!じゃあね!!」
切ろうとすると、
「姉ちゃん!!俺な、腰痛が悪化して、動けんようになったんよ!!ほやけん、姉ちゃんと昔約束しとった釣りいけんなった!!」
と声が聞こえ、切るのをやめる。
「どういうこと?」
自分も現在、冷え性による腰痛の為に左足がおかしいのだ。
「俺な、覚えとるとは思うけど、高校時代陸上部やったやろ?辞めたんは、左足を痛めたけんなんよ」
「それは知っとる。でも、腰痛って何?」
「仕事、建設業やろ?荷物持ったり、俺、小学校のいじめで、右腕の肘脱臼骨折のあとに、リハビリいったけど、90度以上曲げられんけん、左に負担かけとったら、体が歪んでしもうて、腰に来たらしくってな……金曜日に、余りにも痛うて、整体に行ってみたら、左足の痛みをかばうために、腰に負担がかかってる上に、背筋も歪んどって、整体しても、数ヵ月かかるって」
絶句する。
「はぁ!?そこまでおかしくしとったんかね?あんたは!!」
「うん、向こうの先生に言われたんは、骨に筋肉とかががっちごちやって」
その説明に
「ん?」
と呟くと、
「姉ちゃんは料理わかるけん、説明するな?鶏肉、骨付き鶏肉を唐揚げにして、食べるとするやん。そうしたら、外側は食べれるけど、骨に張り付いて食べれんところがあったりするやろ?俺の体、その状態。整体の先生が数人がかりで必死にマッサージしてくれたけど、歪みがひどすぎて、週に最低二回以上来てくださいやと。骨に張り付いた感じの肉、筋肉をほぐしてからまずはそれをしばらく続けんと、体が治らんのやって。ほやけん、姉ちゃんが用事があっても午後やったら手伝うけん、伝えとこ思うて」
「それは良いんやけど、体治しや。姉ちゃんはほっといていいけんね」
「何言うとんで!!ほっとけるわけなかろが!!姉ちゃん」
その言葉に、ぶわわっと泣きじゃくる。
「そういうこと言うて、きーも、にーちゃんと一緒や!!ほっとけるわけなかろが言うて、家に来いって言っても、電車で何時ごろ駅で待っとけ迎えに行ってやるって言っても、色々もって言っても『ありがとな』だけやし、LAWSONの気に入っていたお皿も前は勝手に持って帰ったし、姪っ子は、ゲームセンター!!だし、甥っ子はあれちょうだい!!だよ!!それに、兄嫁のご両親にも毎回お菓子とお酒持っていって、それも当たり前だよ!!」
「はぁ!?姉ちゃん、兄貴ん家にいってんのか?」
「に、二回だけど、本当は明日も来いって言われた……嫌だよぉ!!うわぁぁん、思い出すの、思い出すの……お見合い相手の人にされた行為に、多分、兄嫁のお父さんは、別れた理由言わなかったから、向こうの言うことを信じてて……よそよそしかったもん……我慢してたのに……兄ちゃんに迷惑かけたら、いけんと思って我慢してたのに……わぁぁん……」
最近毎日泣く。
泣いても傷は塞がらない、それでも、泣くしかない。
「車嫌い!!男の人と二人きりの車なんて、おがちゃんお兄ちゃん以外には乗らない!!ずっと、自慢話に、自分のとった資格を自慢して、前の彼女の自慢して、お前はバカだアホだってずっと言われるの嫌だよぉ……わぁぁん」
「……兄貴、抹殺」
「無理やん!!最大権力者だもん。兄ちゃんは怖いっていうとったやんか!!」
泣きながら答える。
「それとこれとは別じゃぁ!!何が子供の面倒見てますじゃ!!家に来ても、全然子供の面倒見んと、テレビ見て、そうやって姉貴や俺らにたかって、どこが親父や!!今度、怒鳴ってやる!!」
「もういい……もういいよ。兄ちゃんはもういらん。家族もいらん。姉ちゃんにはテディベアいるからいらん」
「まてぇや、姉貴!!諦めんな!!俺が嫌いでも、かまんけん!!姉貴が泣くんだけは本当に辛いけん!!頼む!!今度、向こうに殴り込みに行く!!何が兄貴や!!妹である姉貴苦しめてのうのうとしとる人間に、兄貴とも呼びとうないわ!!待っとけ!!」
「本当の殴り合いはやめてや!!お願いやけん、もういいけん…」
涙声で告げる。
「殴り込みというより怒鳴り込みや!!姉ちゃんは寝とき。そこにおればえぇ。向こうから謝罪するまで無視や無視!!」
「兄ちゃん、怖いもん……」
「ほやけん、電話もとるな。メールも返すな。それと、俺も本当にごめん。甘えとってごめん。許してくれんでええけん、ただ、言わせてくれ。だから、そこで寝よりや……」
電話が切れ、しばらく、しゃくりあげていたものの、そのままばたんきゅー!!する。
枕元の体温計では38度2分……完全に燃え尽きたのではなく、泣きすぎて熱である。
そのまますやすやと眠ればよかったのだが、眠れず、睡眠導入剤を飲んで、寝たはずが、台所の床がおかしな状況になっていた。
覚えていない……なのに、カップスープとご飯が一膳。足りなかったらしく、電子レンジで炊けるという、ご飯を作って、途中で放置していた。
記憶にない……恐るべき食欲としか言いようがない。
過食……しかも覚えていない……多重人格だろうか!?
それでもいい。
それより、体重計に乗るのが怖いのと、甘いものを食べれなくなることの方が辛い……。
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