他文明から見た文明

海沼偲

神物学文明

イン「今度は神物学文明について語っていこうと思います」
三人「Good bye Caroline !」
イン「三人ともお約束をありがとうございます」
科学「やっぱりこれがあってこその神物学って感じだよな」
錬成「ありがとうキャロライン先生。あなたの間抜け度合いは未来永劫現れないでしょう」
魔学「ところでさ……インタビュアーって神物学出身者だよな」
イン「まあ、そうですね」
科学「……いやあ、神物学っていい所ですよね。自然あふれた素晴らしい世界。人間と動物と植物と神物が互いに支え合って生きているいい世界ですよ」
魔学「あと空気がおいしいしな」
錬成「すみませーん。ここにうそつきが二名いまーす!」
イン「別に気を遣わなくても大丈夫ですよ」
科学「獣臭い」
魔学「獣と仲良くなる理解不能な文明」
錬成「お前別に獣嫌いじゃないだろ」
魔学「でも、魔学を代表しているわけですし、そういったネタを提供していかないと思いましてね」
科学「神物学はなんだろうな……やっぱり、神物と常に一緒にいるってところかな?」
魔学「俺たちのところにも神物学を舞台にしたRPGがあるぞ。あれ面白いよな」
錬成「やっぱり、何かを連れているというのは憧れるものがあるよな。キャラもたつし」
科学「じゃあ、魔学も神物をパクっていると」
魔学「パクってねえよ! あれは最初からあるから! ちゃんと原本読んだか?」
科学「自文明のだけな」
錬成「同じく」
魔学「嘘つくなよ!」
錬成「まあ、嘘だがな」
魔学「話を戻すぞ。神物学は神物を連れていることと他の生物とも仲のいいこと、あとはアジア人が多いな」
科学「そりゃ作者がアジア人好きだからな。ほとんどのアジア人が神物学文明に所属しているだろ。
錬成「なお、日本人は含まれていない模様」
科学「なんだよ! 文句有るか!」
魔学「そのくせ、日本固有の妖怪たちは神物として存在している件についてどう思います?」
科学「お前らケンカ売っているのか?」
錬成「いいえ、全く」
魔学「だけど、面白い文明だよ。日本人の許可とったの?」
科学「なかなかしつこい奴らだな。だけど、別にどうも思わないな。作者が日本人嫌いということがそこから読み取れるしな。俺たち日本人はそれだけで十分なんだよ」
錬成「本音は?」
科学「神物学にも日本人がいると嬉しかったです」
魔学「まあ、変えられない事実ってやつよ。諦めようぜ」
錬成「ええと、今どこまでいったっけ?」
魔学「作者がアジア人好きってところまで」
科学「でも、彼女の功績はかなり大きいからな。お前らにはわからないだろうが、神物が絵となって世に出たのは彼女の作品が初だからな。ここから、今まで字でしかあらわされていなかった物の怪たちの姿が描かれたのは非常に画期的だったんだぞ」
錬成「でも、結構グロテスクな神物もいるよな。あれは正直気持ち悪いわ」
魔学「神物学はホントそこだけがだめだな。何を思ってあんな姿になっているのかがわからねえな」
科学「アジア民族のセンスを疑ってんのかてめえらは?」
錬成「あ、そうだよな。神物のモデルにもちゃんと字による描写はあったわけだからな。やっぱりお前らのセンスはおかしいよ」
科学「西洋人も似たようなもんだろ!」
魔学「あと神物の欠点と言えば、人の魂が必要なところか」
錬成「そりゃ、召喚に必要なもんだからな。生贄を求めるのは仕方ないだろ」
科学「別に若い女とかじゃなくてもいいわけだし結構融通が利いてて俺はこの仕組みは別に文句ないけどな」
錬成「むしろ、死刑囚の刑罰に生贄にさせないっていうのがあるぐらいだしこいつらにとってみれば人生最後の文明に対する貢献活動なんだから大目に見ようぜ。そうだ、インタビュアーは死ぬ前に生贄になる予定だったりするのか?」
イン「まあ、そうは考えていますけどね」
科学「な?」
魔学「それなら、まあいっか。さて、最後はオレの文明か」
イン「あら、もうよろしいのですか?」
魔学「ああ、頼む」
イン「かしこまりました」

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