零番目の童話

海沼偲

第二話 科学と魔学と神物学と錬成学―4

 俺たちADSは、どの組織よりも優れた連携技術を所持しているため、他の人が調査した場所をもう一度調査するということがない。
 だから、俺が見つけた場所に入ればそこは初見の場所になるというわけだ。
「……いらっしゃいませー」
 と、店の店主がさぞ面倒臭そうに客を迎え入れる。はは、日本だったらクレーマーに文句つけられるな。しかし、俺はクレーマーではなく更に、そんなことをねちねちと文句を言っている暇はない。そんな暇あったら、他のことに時間を使えとも親に言われているしな。
「GBCという名前の作者が書いた本はあるか?」
 と、雑誌に目を通していた店主は視線を俺の方へ向けると、再び雑誌に戻す。
「うーん、どうでしたかね。たぶんあると思いますよ」
「ありがとう」
 俺が捜している作品は、発売されてから一年もたっていない作品だ。ということは、そこまで知名度がない。そういう作品というものは大抵本屋の隅っこのあまり目立たないような場所に置かれるのが基本……あった。ノンフィクションの棚の隅っこにだ。
「……やっぱり、自費出版してやがったか」
 おかしいと思ったんだよ。こういう戦争に発展しかねない火種を抱えている作品というものは、まず、出版社から出版されることはない。だからこそ、今までそういった作品が世に出てくることはなかった。しかし、こいつは自費で出版することにより、無理矢理あの議題に上げられるようにしたのだ。
 しかし、これには欠点がある。自費出版にはそれぞれやり方があるが、特に一番多く行われることは、実際に書店に自分の作品を買ってもらうということだ。書店という中継地点から売った方が断然多くの人に読まれるからな。
 世界として登録される最低条件として、一定数の人間がその作品のことを認知しているというのがある。
 それは置いておいて、欠点の話に戻ろう。この本の作者は書店に売るために自らの足で売り歩いている。ということは、書店の人に顔を覚えてもらえているということになる。これが小説家がADSにケンカを売るうえでの欠点である。
 基本的には小説家はそのようなことを欠点にはしないが、テロリストは話が違うからな。
 そして、俺はこの本を持って店主の前まで戻ってくる。
「この本を売りに来た人の顔は覚えているか?」
 またこいつかよ、といった風に俺から見てもわかるように露骨な嫌がり方をする店主。そして、はあ……とため息を吐いて俺が持っている本を一瞥する。……しばらくの間が開いてまた再び雑誌に戻る。
「さあね。そんなに人の顔を一々覚えていられないよ」
「そうか、ありがとう」
 俺はにっこりと笑顔を向けた。しかし、その笑顔を見た店主はあくまでも見たような顔をして引きつっていた。
「な、なんでしょうか?」
「お前、この本のジャンルは知っているか?」
「え? えーと、なんでしたっけ……物語?」
 疑問形なのはあえて無視する。
「そうだな。物語だ。そこまではあっているとしてどういう物語だ?」
「え、えーと……冒険ものとか?」
「違う。そうじゃないからな。じゃあ、質問を変える。これは事実を基にして作られた話か?」
「え? 何を言っているんですかお客さん。物語は空想を楽しむもの。事実を基にしても面白くはないでしょ」
 ようやく、自分が答えることのできる質問が出たと思って意気揚々と答える店主。俺はそれを見た途端矛盾が生まれないように携帯電話を取り出す。
「おい、全員聞け。協力者を見つけた。ただちに確保する」
「ちょ、な、何を言っているんだよっ!」
「黙れ。お前は二つミスを犯している。一つ目はこの本の作者の顔をはっきり覚えているということ」
 そう言いながら今手に持っている本を指さす。
「でも、おかしいよな? 数回程度しか会わないはずの人間……しかも、先ほどのような態度で会っていたのなら、何ではっきりと整った顔が思い浮かべられるんだろうな?」
「お、思い浮かんだ? なんでそれを知っているんだ!」
「さすがに、俺たちの服装や紋章を見て何も思わないわけないよな? 三次元以下の次元じゃあるまいしよ」
「く、くそ……」
「で、二つ目。お前はこの書店のことはおろか、本に関することも知らないという人間としての常識を疑うほどのゴミクズであるということ。世界にはノンフィクションと呼ばれる事実を基にした作品がごろごろ存在するんだよ。そんなことも知らないなんて、本当に人間か?」
「う……く……くそがあああああ!」
 地面に小さな振動が伝わっている。土属性か。そして、その直後にあたり周辺に大きな振動となって俺たちを揺らす。恐らく、局地的な地震を起こして俺がそれに怯んでいる間に逃げる算段なのだろう。だから俺は、よろけるフリをする。
 それを確認した店主は出口に向かってまっすぐ進む。しかし、出口にはワイヤートラップ。それに気づかずに店主はワイヤーを切ってしまう。それに反応するように、上空から、水色の液体が店主に襲いかかる。
「な、なんだこれは!」
「それはな、魔法使いと精霊のリンクを弱める液体だよ」
 俺は店主の後ろに回ると手錠をかける。対魔法使い仕様になっている、精霊とのリンクを完全に断ち切る手錠だ。
「えーと……確保完了。今すぐ集まってくれ」
 それからしばらくして、この場に全員集まってくれた。
「ちっ……一生が見つけたか。何店舗目で見つけた?」
 そう、槙之助が聞いてきた。俺に手柄をとられたことが少し気に入らないのだろう。
「八七店舗めだな」
「よっしゃ、俺様は一七二店舗探し回ったぞ! どうだ見たか!」
「そんなこと関係ないでしょう。むしろ、それだけ探して目的を見つけられなかったのですか?」
「お前も同じだろ……」
「はいはい黙ってくれよな、お二人さん」
 そう美和子が言い、店主の足元に魔法陣が展開される。そして、店主の膝が崩れ落ち腰から下が灰色に変色していった。
「な、何をした!」
「腰から下に神経が通らなくなる魔法を施している。これで、まともに立って歩くことすら出来ないな。まあ、安心しろ。血のめぐりは止めてないから壊死することはないぞ」
 店主は、ひたすらにおびえたような顔をした。俺も、こんな奴らに囲まれたらビビッて話もできねえだろうな。しかも、俺らはそういう奴らに銃口突きつけたままで会話をする奴らだ。
「よし、もういいぞ玲衣」
「わかりましてよ」
 玲衣と呼ばれた女性が前に出てくる。そして、軽く口元を緩めた。しかし、その表情には俺が先ほど込めた殺意とは違うまた別の感情が混ざっていた。……憐み? しかし、その笑顔を真正面から見た店主は絶句していた。何も言えないでいたのだ。顔すら何も語っていない。そう、表情すらも全く動かないのだ。
「あなたと、このお方はどういう御関係でしょうか?」
 と、言いながら現在進行形で話題になっている本を指さす。はっと、我に返った店主は汗まみれの顔で全力で否定した。何も知らない……と。
「どういう御関係ですか?」
 その直後、店主の脳に衝撃が走った。俺が……第三者の俺が見ていただけでもわかるほどに、店主の脳が揺さぶられたのだ。こらえきれなくなったように店主は辺りに吐しゃ物を撒き散らす。
「ゆ……友人だ」
 そして、こらえられなくなったようで彼の口から生気のない答えがもぞもぞと出てきた。
 彼女は聖樹学出身者である。聖樹学の魔法使いは俺たちADSの中では聖人と呼ばれ、魔法のことを聖術と呼ぶ。そして、今使った聖術はおそらく、言霊縛りという種類の聖術だろう。自分の発した言葉に聖樹の力を乗せて、相手に届ける。そして、再び同じ言葉を吹き込むことで、相手に何らかのダメージを与える。だから、二回目を聞いた店主は、頭に衝撃が走っていたというわけだ、
「では、あなた達は、いつもどのような場所で会っておりますの?」
「ここから、しばらく行った先にある茶屋だ。そこの一番奥の席が俺たちが待ち合わせる時に使う席だ」
 どうやら、一回で答えないとまた衝撃が来ると理解できたらしい。今度は一回で答えられたな。
 それを聞いた玲衣は、すくっと立ち上がる。
「ありがとうございます。美和子さん、解放してあげてください」
「わかったよ」
 魔法陣が消滅し、店主はゆっくりと立ち上がった。
「じゃあ、俺が本部に連れて行くよ」
 そう言ったのは、槙之助だった。そして、それを聞いた店主は再び慌てはじめる。
「ちょ、ちょっと待て! どこに連れて行く気だ!」
「だから言ってんだろ? 本部だって。俺らがどうしてゴミクズの社会不適合者の小説家を探しているのかわからねえのか?」
「わ、わかるわけないだろ! 俺だって、ただ頼まれただけなんだからよ!」
「麻薬の運び屋も同じこと言うぜ。でもな、それで『はい、そうですか』っていえるような事態じゃねえんだわ。本部に行くぞ。死刑にしてやる」
「ま、待ってくれ! ほら、情状酌量の余地があるとかさ……」
「あるわけねえだろ?」
 その時、店主へにらみを利かせた槙之助の顔は、俺が今までに出会ったどの妖怪よりも恐ろしいものだった。あまりの恐ろしさに鳥肌が立ってしまった。目の前に立っていた、店主はあまりの恐怖に失禁までしていた。それを見た女性陣は顔をしかめ数歩遠ざかった。可哀そうな店主。俺も半歩下がったけど。
「この世界の悪は俺たちの敵だ。その悪にふさわしい罰は死罪以外ねえ。大罪の補佐をした者も同じだ。それほどの罪を犯して、のうのうと生かしていたら、逆にこちらのメンツが潰れるんだよ」
 槙之助は、手を俺らにちょっと振ると、店主とともに消えてしまった。
「さて、目的地へと参りましょう」
「そうだな、行くぞ」
 俺たちは、目的の茶屋へと真っ直ぐ進む。どうやら、たいして離れた距離ではないらしくすぐに到着できた。
「…………」
 と、先頭を走っていた健一が、手をすっとあげる。俺が見た元凶の顔の映像は全員に送っているから、全員が誰が犯人なのかわかっている。そして、健一が止まるように合図を出した。
「……いる。……ここまで殺気をにじませながら、この距離に近づくまでわからせないなんて……かなり強い」
 マールが、冷や汗を垂らしながらそう言った。
「だな」
 俺は、それに同調する。
 まず、ADSにも背後に立たれる程度まで近寄られた場合にはすぐに敵の存在が感知できる。だから、俺にも敵の存在がわかる。一定以上離れた距離でも感知できるほどに。それだけで敵の強さがわかる。
「発見したんじゃない。たった今自分から存在を示しただけだ」
 しかし、蘭はそう言った。つまり……俺たちが発見するよりも早く向こうがこちらを発見する方が早かったということだ。魔法使いの中で感知が最も得意なタイプは風の魔法使い、ということは、敵は風の魔法を使ってくるということになる。
 俺たちは、全員この建物の中に入る。その中には多くの魔法使いが普通に生活していた。当然である。たった今、魔学と神物学が戦争状態に入りかけていることなど誰も知りもしないのだから。
 そして、一番奥の席にその男は座っていた。男は俺たちの方へ視線を言駿だけ向けるとフッと鼻で笑い手元にある本へと視線を戻す。俺たちは、その男だけに解るように殺気をにじませながら、近づいていく。向こうは気付いているからな。ここからは、どちらが先に精神的に参るかの競争になる。
「外に出ろ。意味は分かるよな?」
 と、健一は言う。
「誰もいないところで話し合いをしたいのでしょう? ならもっと簡単な方法があるじゃないですか」
 その直後、蘭は近場のテーブルを破壊する。
「今すぐここから出ていけ!」
 これは、敵に言ったのではない。この場にいる無関係な市民に言ったのだ。それも、焦ったように。しかも、手に炎に見える様に気を揺らしながら言ったため、その場にいた魔法使いたちは、火の魔法使いが何かをするということが伝わったらしく、皆、一目散に逃げ出した。
 一応言っておくが、魔法使いは全員が全員強いわけではない。魔法を生活の一部として組み込んでいるだけだ。戦闘に特化した魔法を扱えるのは基本的に軍人や警官が当てはまる。
「全員逃げちゃいましたね」
「てめえ、本当に小説家か?」
 蘭が、体勢を元に戻しながらそう聞いた。
「ええ、小説家ですよ。元軍人ですが」
 男は隠す気がないというようにそう話す。俺たちはその発言に言い知れない不快感というものを覚えた。こいつは、今までの奴とはタイプが違うと。
「元軍人で国家のために命を懸ける人が自文明を破滅の道へと導いているのかがわからないね。何がしたいんだお前は?」
 健一がそう質問する。しかし、男はその質問がおかしいのか突然大笑いを始める。俺たちはその光景が不気味に映った。
「何が可笑しい?」
「いやあ、すみません。あなた地にも理解できない崇高な思想だったと思うとおかしくって笑いが止められないだけですよ」
 男は笑うのをやめると、俺たちに真剣な顔つきで向き直る。
「数億……いや、数兆でしたっけか。この世界は非常に平和だ。虫唾が走るほどにね。そこまで平和で我々軍人も退屈で仕方がないのですよ。たまに仕事が出来るといっても災害での被災者救助。そんな組織が存在したらみんなこう考えますよね? 『こんなに平和だったら別に軍隊なんていらないんじゃないの?』バカバカしい。軍事力を放棄した世界はもれなく消滅している。それは今までのすべての歴史が物語っている。だが、平和ボケで頭がおかしくなったウジムシどもにはそれが理解できない。歴史を見ようともしない! そんな屑みたいな人間に軍隊のありがたみを教えてあげる素晴らしい機会を思いついただけの話です。戦争が起きればみんなが再び危機感を持って緊張感のある世界が生まれる。そのためには人が何億人死のうが何京人死のうが全く関係ないんですよ」
「つまり、お前にとってみればこの世界の平和ボケを正すために世界にケンカを売るような行為をするということだな」
「ええ、もちろんです。恐らく、あなたたちが動くということは魔学か神物学の文皇が喧嘩でも売ったんでしょうね。一応あの後のシナリオを教えてあげましょうか? あの後はですね、カップルの息子として精人化と神人化の両方を使いこなせる人間が誕生するんですよ。考えても見てください。神物の肉体強化と精霊の精神力強化と魔王の発現。ありとあらゆる文明のどれにも属さない最強の人間が誕生するんですよ。もしかしたら『RYWHST』が勧誘しに来るかもしれませんね?」
「言ってくれるじゃねえか、クソガキが。後で命乞いをしても遅いからな?」
 蘭の額には青筋が浮かんでいた。
「命乞いなんてバカバカしいマネしませんよ。オレはあなた達より強い」
 絶対にありえない。ADSは最強というにふさわしい組織だ。自画自賛するわけではないが、ADSは最強を義務付けられており、それを実際に遂行してきた組織だ。絶対に負けてはならない。なぜなら、負けることは世界の消滅を意味するからだ。俺たちが一回負けるだけで、何十億人が死ぬ。それを、背負って生きているのだ。
「試してみるか?」
「どうぞ」
「待て。今お前は『RYWHST』って言ったよな?」
 男は少し顔色を悪くした。しまった、という感じにだ。
「だからなんですか? その組織を言ってはならない掟でもできたのですか? どっちにしても、オレは皆さんにとっては処刑すべき人間なのですから今更一つ犯罪が増えたところで――」
「『RYWHST』が勧誘しに来るってどういうことだ? たとえ、二文明の力を扱える人間がいてもあいつらが求めているような力はないぞ」
「うーん、ちょっと失敗しちゃいましたね。まあ、あなたたち全員殺せば問題ないんで諦めて死んでください」
 そう言うと、向こうの身体が透けていく。
「やっぱり風使いのガキか。みんな気をつけろよ」
 俺たちはこくりと頷く。風属性の魔法使いは、消える。空気と一体になるという方が近いが。だが、完全に空気と一体になったら、二度と、元には戻れない。だから、基本的には、少し姿形が見えているのだ。よく目を凝らしてやっとわかる程度だがな。
「…………」
「……いない。……どういうこと?」
 マールが辺りを見渡す。しかし、なにもいない。どれほど目を凝らしても男を見つけることが出来なかった。
「……おい、まさか」
 少し、動揺したように健一が呟いた。それに伴うように俺たちに動揺が広がっていき、それから逃げる様にポーチから拳銃を取り出す。そして、背中合わせになるようにして死角を減らす。
「くそっ! あいつ、完全に消えやがった!」
 俺はその直後、思い出した。俺たちADSの敵は、全員死ぬことを覚悟している。というか、確実に死ぬ。俺たちに掴まったら確実に殺されるわけだし、目標の達成によって、大抵死ぬ。だいたいが、世界を破壊することだからな。それに巻き込まれて死ぬに決まっている。
 そして、今回のパターンは、自分が死ぬことによって、目標達成率が飛躍的に上がる。俺たちはそれを失念していたのだ。
 何故、死ぬことによって、達成率が上がるのかというと、作者本人による書き換えができなくなるためだ。
 俺たちADSの書き換えにも限界がある。それは作者が生み出した枠を外れた書き換えができないということだ。今回だと、見つからないといっているのにもかかわらず、俺たちが『見つけられるようにする』という書き換えができないということだ。一応、書き換えることはできるが、あとちょっとの矛盾が生まれるだけで世界が消滅するほどの危険と隣り合わせになる。それだけは出来ない。
 じゃあ、どうすればいいのか。作者にその文章を消してもらうほかない。そうすることで、矛盾の消費量を抑えた捜索ができるようになる。だからこそ、敵にはまだ生きていてもらわないといけなかった。恐らく、わざと、本編で捜索シーンを突っ込んだんだろう。こういうことが起きるであろうと予期してな。
「……見つけた」
 蘭がそう呟く。棍棒が真一文字に振られる。骨に金属がぶつけられるような鈍い音と同時に少し離れた建物の壁手と何かの衝撃が走る。轟音と共に。
「あれを感知したのか?」
 俺は、口をあんぐりとあけて蘭の方へ視線を送った。それに気づいた蘭は、にっと自慢したげな顔で笑った。
「言っただろ? あたしは気学文明最強の感知能力を持っているって。あたしに感知できないものはねえよ」
「蘭、手を抜くな。今の一撃で殺せたはずだ」
「できたが無理だ。今のは威力よりも速度を優先する必要があった」
「それにしても恐ろしいですわね。自分の命はどうなってもいいなんて、なんて威勢のいい御方なのでしょうか」
 玲衣はくすくすと笑いながらそう言った。この中で最も余裕のある態度をとっていることだろう。
「お前が笑うと心臓が止まりそうになるから止めてくれ」
 ガラガラと、物音を立てながら、敵さんが起き上がってくる。何故だか、輪郭がはっきりとした状態で。
「……どうやら、少し舐めてかかっていた節があったようですね」
 男は、にっと頬を釣り上げた。

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