かみさま、殺してきました「テヘ♡」

なぁ~やん♡

第五プロローグ:殺之神(1)「こめんなさい、それをすべてへ。」

{さぁ、出発だ―――――!}
小さな女の子が言った。彼女の名はルーナ。元魔王らしい。
「まて。ルーナ」
師匠が言った。師匠の名は……まだ不明。
歩きながら、サランと心の会話を続ける。
「うん、うん。あれ??」
突然サランの声が聞こえなくなる。
『ごめん。洞窟行ってくる。』
「え、どゆこと?」
『いいから、戻ってくるから。』
「えちょまって」
そこからプツリとサランの声が聞こえなくなった。
出会ってから、何日も経っていない。なのに……。
私がこんなにもサランを必要としていたことを――――――。
{ねぇ、ワタシさ、魔王の力……みんなに分けたいの。}
「は?」
師匠とルーナも会話をしている。
〔え、やめてよ。〕
確か彼女の名は…エクステローラだっけ???あれ、違う?
とにかく、力をわけるのは、べつに大変なことじゃないとあいつに教わった。
また嘘をつかれたの……?
でも、、、。
「それって、大変なことなの?」
聞いてみなきゃ、分からないでしょ。
「いや、違うんだ。れいじに頼まれていてな。あの力を、残しておいてほしいって。」
〔そうそう、れいじさんって、超かっこいいの!〕
「へぇ……」
無愛想に返事をする。あいつの名前を聞くと妙にやる気をなくす
てか、かっこいいとか……まぁ、別にブスではないけどね…!いや、かっこいいとかは言ってない言ってないぃ~。違う違う違うう~。
『どうしたのぉ?』
サランが戻ってきた。やっと頭が正気に戻る。
『えと……元魔王の力って、分けてもいいもの?』
『えと、頭が付いて行かないんだけど。。。』
私は事情を簡単に説明した。
『ふーん、そういうこと。それ、もう聞かないでね。あんまり触れたくない話なの。とくに魔界のひとにとっては。』
そうか……。
「みんな。飛ぼう!一刻も早く着きたいの!」
私の中で、何かが確定した。
「おう!」
師匠の賛同する声に続き、一斉にジャンプし、空を舞う。
{ひゃー!きっもちいいー!}
ルーナが叫ぶ。
「うん~そんな場合じゃないのではw」
私は怒ったふりをする。
「あの。。。オレとエクステローラは、ここで失礼します。他に用事があるので。」
師匠が言った。顔は暗く、なにか嫌なことでもしに行くのかと思った。
「あ、私もつれていって。」
エクステレードが手を上げる。
{ふーん、いってらっしゃい。ってことは、私だけ!?}
「うん、ルーナひとりだけ。多分死ぬけど」
師匠が笑顔で……言う……なんで笑顔???
{ふん、もともと死ぬ気できたし!冥王とか出てきたら最悪だけどね!}
「それが出てきちゃったりして?」
{んなわけないでしょ!}
自信満々のところすみません……冥王も気配があります。。。

師匠たちが行ってしまった後で、旅は再開!

        ————————がんばりまっす!

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