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紡ぐこと

些稚絃羽

紡ぐこと

どうしたって言葉を紡げない日があったのでしょう?
同じ言葉の繰り返しに投げ出したい時があったのでしょう?

紡ぎたくて 残したくて 始めたくて
紡げなくて 残せなくて 終わらせたくて

それでも沸き立つ衝動に
何度だって誘われてきたのでしょう?

想いのまま 感じるまま

書き込んだ文字が掠れて潰れてしまっても
打ち込んだ文字を保存しないまま消しても

心はそこにあるから
あなたの心はそこに 確かにあるから

読めない文字も消した文字も
言葉にならない言葉も
始まりはいつだって そこにあるから

あなたはここにいるから
あなたがここにいるから

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