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夏の日

些稚絃羽

夏の日

緩やかな風にカーテンが揺れて
陽の光が頬を掠める
部屋がきらきらぴかぴかして見えて
今日は何もしないと決めたのに
それだけで決定は揺らぎそう
心の奥がむずむずして
今にも騒ぎ出しそうな予感
ぐっと大きく伸びをして
跳ねるように立ち上がる
窓の外は予想以上に良い天気
夏の空気を吸い込んで
やっぱり予定は変更で
そんな自分が可笑しくて
くすっと一つ笑っちゃう
ホップステップジャンプで跳んで
スニーカーの踵を鳴らす
さあ、冒険を始めよう

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