ゲームの世界で天下統一を目指す俺
第十四戦
俺達、いや詳しくは長政さんが攻めるために進軍していたのだが、最前線にある味方拠点に着いた時は度肝を抜かれた。
「おいおい。敵さんはせめて来ないんじゃ無かったの?」
落胆とも捉えれる声音で長政さんが敵を銃で打ちつつ言葉を漏らす。
一打ち、一打ちが的確でどんどん雑魚兵を倒す。
「どうやら違うみたいですね。それにしてもやっぱり兵の数が多いですね」
俺も敵兵を刀で斬りつつ長政に答える
今回の戦場、(ゲームなのでマップ)と今いる場所
を整理しよう。敵は南側に城の本陣がある。北側には前田の本陣がある。そして今俺達がいるのはこのマップではほぼ中央にある味方最前線の拠点だ。
俺達が着いた時にはかなりの数の敵に攻め込まれていた。今は何とか持ち直したがこちらから攻めることはまだ出来ない。
「迅!どうやら両翼の拠点も攻め込まれているっぽいどっちかに防衛に回ってくれ。そのうち本陣からなんらかの指令も来るはずだ。俺はここを立て直したら迅の逆を行くから」
「分かりました!では東側の防衛に行きます!」
俺は長政さんの命を受けて東側の最前線である拠点の防衛に向かう。
「大将、副将からの命令を伝えますぜ」
「兼続さんが?なんて?」
東側拠点に向かう途中ソードから兼続さんの命令を伝えらてた
「まず中央以外の両翼の拠点は敵に落とされ、両方から中央拠点に向かって敵が来ることにより中央を破棄、長政を一時本陣まで後退させ体勢を立て直すと」
「まさかもう両翼の拠点が落とされるとは……間に合わなかったか」
「そして、大将も一時本陣まで後退しろとの命令です」
「了解。」
俺に命令を伝えるとソードは他の見方にも伝えるべく素早く移動した
☆
本陣に戻ると神妙な顔をした兼続さんと長政さんがマップを除き込んでいた
「状況はどうですか?」
「非常にまずい。我々の拠点が次々に落とされている」
マップを除くと戦開始時より明らかに味方の拠点の数が減っていた。3分の2も残ってないな。
「どうします?副将?ライトを送り込んで『絶対防御』しますか?」
長政さんが兼続さんに提案する。そういえばライトさんは防衛のスペシャリストって言ってたな
「いや、いずれ本陣に敵が来た時に備え、ライトはここに残させる。慶次お前もだ!」
兼続さんが本陣を出ようとしていた慶次さんを呼び止める
「だがよう兼続。このままずっと攻め込まれ続けられるのは我慢ならねぇ」
「それは分かるが、『総大将』であるお前が行くな!」 
「じゃあ誰が行く!お前か?」
「ああ、私が出る」
「「!?」」
俺を含めたその場にいた全員が耳を疑う。確かに兼続さんは強い。前田のナンバーツーだ。だけど兼続さんは副大将である前に前田の軍師だ。兼続さんがいなければ情報伝達などが滞る。
「心配することはない。戦いながらでも軍師としての役割は果たす。そして迅、ついて来てくれ!´千人切り,の力を借りたい」
「いいですけど俺なんかより長政さんのほうがいいんじゃ?」
「いや、迅はスピードがある。今いる幹部の中では直政の次に早い。だから迅に来てもらいたい」 
「分かりました。行きましょう!」
とういうことで俺は兼続さんと一緒にまずはまだ落とされていない味方拠点の防衛に向かうことにした。慶次さんはどうしても出たがっていたが本陣に『総大将』が居るのと、戦場にいる『総大将』では意味合いが違う。兼続さんは半ば強引に慶次さんに本陣に残るよう言っていた
☆
拠点に着いたがまだ敵は来てないらしい。
「また他の拠点が落とされた。もう残りわずかしかないぞ」
兼続さんが小型のマップを覗いて現在の状況を見ていた。かなりまずいことになっているのは表情を見ればわかる。
「迅、もしかしたらここには長宗我部の幹部クラスが来るぞ。気を引き締めておけ」
「分かりました」
言われるまでもない。誰がきてもここは守る
「来たな」
「ですね」
敵兵が数十人か攻めてきた。俺は左側の敵を兼続さんは右側の敵をそれぞれ迎撃する
この戦の前の三日間、みっちりと剣を教えて貰ったかいもあり、一般兵ごときは簡単に倒せるようになっていた。ゲームなので鎧があろうがダメージを与えれるのでそこまで難しい剣さばきは必要ない。
「おやおや。まさか兼続がでてるとは」
一般兵をどんどん倒していると長宗我部幹部と思われる武人が兼続さんと対峙していた。
「久しぶりだな。香宗我部親泰」
「ええ。まさかそちらからまた攻めてくるとは」
香宗我部親泰という武人は微笑みながら兼続さんと話していた。多分この人が前言っていた奴らの一人なのだろう。
「お前の姉はどこだ?城か?」
「ええ。そうですよ。でもこの戦には姉さんは出なくても良さそうですねぇ。」
そう言うと。深く被っていた笠を取る香宗我部親泰。
髪をポニーテールに纏めた。女武人がそこにいた。
まさか2回も慶次さん達を倒した長宗我部ってのがまさか女の姉妹だったとは
「おいおい。敵さんはせめて来ないんじゃ無かったの?」
落胆とも捉えれる声音で長政さんが敵を銃で打ちつつ言葉を漏らす。
一打ち、一打ちが的確でどんどん雑魚兵を倒す。
「どうやら違うみたいですね。それにしてもやっぱり兵の数が多いですね」
俺も敵兵を刀で斬りつつ長政に答える
今回の戦場、(ゲームなのでマップ)と今いる場所
を整理しよう。敵は南側に城の本陣がある。北側には前田の本陣がある。そして今俺達がいるのはこのマップではほぼ中央にある味方最前線の拠点だ。
俺達が着いた時にはかなりの数の敵に攻め込まれていた。今は何とか持ち直したがこちらから攻めることはまだ出来ない。
「迅!どうやら両翼の拠点も攻め込まれているっぽいどっちかに防衛に回ってくれ。そのうち本陣からなんらかの指令も来るはずだ。俺はここを立て直したら迅の逆を行くから」
「分かりました!では東側の防衛に行きます!」
俺は長政さんの命を受けて東側の最前線である拠点の防衛に向かう。
「大将、副将からの命令を伝えますぜ」
「兼続さんが?なんて?」
東側拠点に向かう途中ソードから兼続さんの命令を伝えらてた
「まず中央以外の両翼の拠点は敵に落とされ、両方から中央拠点に向かって敵が来ることにより中央を破棄、長政を一時本陣まで後退させ体勢を立て直すと」
「まさかもう両翼の拠点が落とされるとは……間に合わなかったか」
「そして、大将も一時本陣まで後退しろとの命令です」
「了解。」
俺に命令を伝えるとソードは他の見方にも伝えるべく素早く移動した
☆
本陣に戻ると神妙な顔をした兼続さんと長政さんがマップを除き込んでいた
「状況はどうですか?」
「非常にまずい。我々の拠点が次々に落とされている」
マップを除くと戦開始時より明らかに味方の拠点の数が減っていた。3分の2も残ってないな。
「どうします?副将?ライトを送り込んで『絶対防御』しますか?」
長政さんが兼続さんに提案する。そういえばライトさんは防衛のスペシャリストって言ってたな
「いや、いずれ本陣に敵が来た時に備え、ライトはここに残させる。慶次お前もだ!」
兼続さんが本陣を出ようとしていた慶次さんを呼び止める
「だがよう兼続。このままずっと攻め込まれ続けられるのは我慢ならねぇ」
「それは分かるが、『総大将』であるお前が行くな!」 
「じゃあ誰が行く!お前か?」
「ああ、私が出る」
「「!?」」
俺を含めたその場にいた全員が耳を疑う。確かに兼続さんは強い。前田のナンバーツーだ。だけど兼続さんは副大将である前に前田の軍師だ。兼続さんがいなければ情報伝達などが滞る。
「心配することはない。戦いながらでも軍師としての役割は果たす。そして迅、ついて来てくれ!´千人切り,の力を借りたい」
「いいですけど俺なんかより長政さんのほうがいいんじゃ?」
「いや、迅はスピードがある。今いる幹部の中では直政の次に早い。だから迅に来てもらいたい」 
「分かりました。行きましょう!」
とういうことで俺は兼続さんと一緒にまずはまだ落とされていない味方拠点の防衛に向かうことにした。慶次さんはどうしても出たがっていたが本陣に『総大将』が居るのと、戦場にいる『総大将』では意味合いが違う。兼続さんは半ば強引に慶次さんに本陣に残るよう言っていた
☆
拠点に着いたがまだ敵は来てないらしい。
「また他の拠点が落とされた。もう残りわずかしかないぞ」
兼続さんが小型のマップを覗いて現在の状況を見ていた。かなりまずいことになっているのは表情を見ればわかる。
「迅、もしかしたらここには長宗我部の幹部クラスが来るぞ。気を引き締めておけ」
「分かりました」
言われるまでもない。誰がきてもここは守る
「来たな」
「ですね」
敵兵が数十人か攻めてきた。俺は左側の敵を兼続さんは右側の敵をそれぞれ迎撃する
この戦の前の三日間、みっちりと剣を教えて貰ったかいもあり、一般兵ごときは簡単に倒せるようになっていた。ゲームなので鎧があろうがダメージを与えれるのでそこまで難しい剣さばきは必要ない。
「おやおや。まさか兼続がでてるとは」
一般兵をどんどん倒していると長宗我部幹部と思われる武人が兼続さんと対峙していた。
「久しぶりだな。香宗我部親泰」
「ええ。まさかそちらからまた攻めてくるとは」
香宗我部親泰という武人は微笑みながら兼続さんと話していた。多分この人が前言っていた奴らの一人なのだろう。
「お前の姉はどこだ?城か?」
「ええ。そうですよ。でもこの戦には姉さんは出なくても良さそうですねぇ。」
そう言うと。深く被っていた笠を取る香宗我部親泰。
髪をポニーテールに纏めた。女武人がそこにいた。
まさか2回も慶次さん達を倒した長宗我部ってのがまさか女の姉妹だったとは
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