妖夢幻影

陰東 一華菱

登場人物

神宮寺じんぐうじ 冴歌さえか 18歳 女

 田舎街に暮らす高校3年生。弓の名手で、その世界で名は広く知られている。
 優等生タイプで明るくサバサバとして表裏のない男性的な性格をしている為、友達も多い。
 高校卒業後は神社を引き継ぎ、初の女性神主となる予定。「なるようになる。なるようにしかならない」精神。面倒見もよく、強く優しい。
 あらゆる条件の揃った月夜の晩、百鬼夜行と遭遇し、翌日妖怪トップクラスの阿魅雲羅に思いがけない出会い方で出会う。
 神宮寺の一族は、御伽噺でよく知られる「かぐや」の直系の血を受け継いでいる。
 癖の無い、黒いつややかな黒髪を一つに縛っている。 


阿魅雲羅あみうら ?歳 男

 妖怪が多く住む修羅界に暮らしている白銀の人狼で修羅界のトップ2。ちなみにトップ1は阿修羅王。
 阿修羅の血族の血を引く荒くれ者で、妖刀、弓を使いこなし戦を好む。
 かつて、ひそかに想いを寄せていた阿修羅の娘、紗詩しゃしが帝釈天に強引に奪われ陵辱された事を千年経った今なお恨みに思っている。
 人間界へ来る途中に謎の突風に巻き込まれ、意図せず子供の姿になった。中身は元のままだが体が幼児と同等だけに自分の意に反して身体は子供らしい反応を見せてしまう事に苛立ちを感じている。帝釈天の血族の命を狙うのと同時に、元に戻る為の方法を探す羽目に。
 白銀の長髪。二尾の尾を持つ狼の妖怪。必要とあらば狼そのものに姿を変えることも。
 金と銀のオッドアイ。長身で常に平安装束を身に纏い、妖刀と弓を身につけている。特別何も無ければ、大人しい性格。


阿修羅あしゅら ?歳 女

 かつては天界で、帝釈天の元に仕えていた一人。
 一人娘を帝釈天の元に嫁がせたいと思っていたが、その帝釈天に半ば強引に娘を連れ去られ陵辱された事に怒り狂う。幾度と無く自らの血族を引き連れて帝釈天に戦いを臨むも、全てが負け戦として終わる。やがてそのあまりの闘争的な性格から天界を追われ、今の修羅界に突き落とされた。
 修羅界の王として君臨してからも、帝釈天に対する恨みは消えておらず今も尚激しい憎悪に包まれており、彼の血を引く者全てを消し去ろうとする。阿魅雲羅は忠実な僕として一目置いている。
 長い黒髪に、何十年、何百年経とうとも決して衰える事の無い美貌を兼ね備えたグラマラスボディ。十二単を着崩して常に屋敷の大部屋にいる。
 片手に煙管、もう片方の手にはいつも琵琶を抱いている。


華宮耶かぐや ?歳 女

 月の住人。育ての両親であるお爺さんお婆さんの元を旅立ち、故郷である月に帰ったお姫様。
 今は御伽噺として地球に住む人々に知られているが、実は本当にあった話。
 かぐやには妖かしを封じる力があり、地球を離れてからほどなくして育ての両親が妖怪に襲われ亡くなった事を知り、妖かしを封じた。
 自分は地球に戻れないからと、同じ力を持つ自分の娘である3姉妹の内の一人を地上に降ろしその血を受け継がせてきた。(ちなみに地上に降りたのは三姉妹の内の次女。次女自ら降りる事を望み、月へは帰らない約束で降りた)
 華宮耶は今は亡き天界の王、帝釈天のひ孫にあたる。


松脇まつわき かなで 17歳 男

 冴歌の後輩。金髪で今どきのチャラチャラした男。
 喋り方が軽いので、友達も多く、女の子からも興味を持たれ易いものの、彼女が出来ないザンネンな少年。見た目や話し方は今どきではあるものの、実は堅実で真面目。
 冴歌とは何だかんだで仲が良く、周りからは“世界一似合わない二人組み”として見られている。
 高校卒業後は海外に留学する事が決定しているが、その後のビジョンはあまり考えていない。
 ちなみに海外留学の資金は、全て自分で働いたアルバイト代で賄っている。


田ノたのうら 月葉つきは 18歳 女

 冴歌の同級生。冴歌とは小学校からの付き合いで、気の置けない友人。
 真面目な顔して面白い事を言う不思議ちゃんだが、割と気の利く少女。


神宮寺じんぐうじ 彩菜あやな 38歳 女

 冴歌の母。温厚な性格だが、躾けには厳しい。
 毎日着物を着て家事と神社の運営を任されている。


神宮寺じんぐうじ 信明のぶあき 45歳 男

 妖封寺の現在の神主で、冴歌の父。のんびり屋で少し間の抜けた性格。
 かぐや直系の血を引くが、妖かしを封印する力は持っていない。
 伝承を後世に伝える責任を担っている。


神宮寺じんぐうじ 頼子よりこ 72歳 女

 冴歌の祖母。かぐや直系の後継者。年齢の割りに好奇心旺盛。
 かつては妖かしを封じる力の片鱗を見せていたが、消失してしまった。

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