殺人鬼の3怪人と不思議な少女
三人
彼らは3人だった。
もう1人、背が小さくて童顔の青年が遅れて店から出ると私達に挨拶して、そのまま5人でやろうと言い出す。
おいおい、乱行かよ。
あまり好きではない事だけど、チサトが楽しそうにあのおじさんと童顔の青年と会話している。
ったく、まさか惚れたんじゃないだろうな。
そう思っていると最初に話しかけてきたあのチャラ男が私の肩に手をかけて喋り始める。
他愛もない会話を。
学校はどこか。
何でここで遊んでいるのか。
好きなことは何か。
タイプはあるのか。
血液型は何型か。
最近体重とか気にしてるか。
有名人で誰が好きか。
本当に他愛のない話ばかりしてくる。
チャラ男が話す内容は久しぶりに楽しくて、他の男どもよりも弾んだ。
やばい、惚れそう。
だから私は気づけなかった。
ラブホなんてない場所。
どんどん人里から離れている彼らに。
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