僕は精霊の王と契約し世界を自由に巡る
僕は褒美について考えました!
僕たちは無事に王都にたどり着くことが出来た。
「ここが王都か〜」
「ようやくなのじゃ」
「大きいの〜」
王都はミラークルより何倍も大きかった。
「それでは褒美を渡したいから付いて来てくれ」
僕たちはこのまま馬車に乗って王都の真ん中にある王城へと向かう。
「ここがこの国の城だ!」
馬車から降りて城を見てみると、
「おぉ!すごーい!」
「立派じゃな」
「綺麗なの〜」
城は見上げるほど大きくて白を基調とした造りになっていてとても光り輝くように綺麗だった。
「それでは中に入ろう!」
僕たちはベージュに連れられて城の中に入っていく。
「少しここで待っていてくれ」
僕たちは城の中の部屋に案内された。
「ふぅ〜疲れたのじゃ!」
「頭がくらくらするの〜」
さっきは城の凄さに忘れていたがずっと馬車の中で1日中揺らされていて少し酔っていた。ベージュとアンとランは慣れているのか平気そうに見えた。
「これから何が貰えるんだろうな?」
「豪華なご飯なの〜!」
キユはすっかりと褒美を豪華なご飯だと思い込んでいるようだ。
「もしかしたらご飯じゃないかもしれないぞ」
「え?ご飯もらえないんなの〜!」
「そうじゃな、褒美でご飯は少しおかしい気がするのじゃ、やっぱりお金じゃな」
「お金は食べられないの〜」
「でも、お金で美味しいご飯が食べられるぞ!」
「それならいいの〜!」
僕たちが褒美について期待を膨らませていると
コンコン
「準備が出来ましたので付いて来てもらえますか?」
メイドのアンが準備が出来たようなので迎えに来たようだ。
「わかりました!」
僕たちは部屋を出てアンに付いていく。
「さぁ、こちらです」
アンに先導されて連れてこられた場所はコロシアムみたいな場所だった。
「え?なんで?」
僕はなぜここに連れてこられたのか聞こうとするが
「中に入ればわかります」
アンはそれだけしか答えてくれないのでしぶしぶ僕はコロシアムの中に入っていく。
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