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王国軍も学園都市の目の前までやってきて戦争が始まった。
兵士の配置や、作戦内容は事前に手に入れたものと同じだったので俺は安堵する。
そのおかげなのかそれとも兵士の士気が低いからなのか、学園側の蹂躙じゅうりんであった。
いや、もうほんとに地獄絵図だった。ところどころで炎の渦が上がり兵達は燃やし尽くされていた。
あの、学園都市3強さん達がめっちゃ怖かった。
1発魔法を放った後途端にスイッチが入ったのか笑いながら兵士達を切っていたり、魔法で消し炭にしたり、矢が刺さりすぎてハリネズミになっている人がいたりと、そりゃまあ恐ろしかった。なぜそこまで詳しく知っているのかというと、俺と例の3強さん達で裏から回ってきていた騎兵を相手にしていたからだ。
・・・俺は殲滅し終わった後の方が大変だったと思う。だってあの人たち終わったのにスイッチがまだ入りっぱなしで、3人で殺し合い始めるんだもん。意味わかんねえよ！？
報告会が終わった後、他の教師達から
「よくあの暴走者達を止められたなぁ。」
と言われた。
過去の記録を調べると、今回と同じようなことが数件発生しており街が半壊（あるいはそれよりももっとひどいか）していた。そして、そのいずれも3強同士の殺し合いという笑えないものだった。
もう関わりたくねえ！！！
と俺は心の中で叫ぶが、絶対に無理だと悟った。
ちなみに、例の国は別の国々から批判され学園都市に多額の賠償金を支払い、国王代理が土下座して謝った。

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