異世界で教師⁈やらされました

田中 凪

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俺は学長室を出たあと、ラバァイさんの案内で教師宿舎を出る。
そして、異世界に来て初めての町である。
最初にやることといえば、ギルドで冒険者登録をしてテンプレにおちいらないようにしないとね。
そう思いギルドを検索する。ん?スマホは目立つか。町の人からの視線がハンパない。どうしよう?
ステータスって見れんのかな?
(ステータスオープン)

斎藤  大輝
種族  亜神
状態  平常
年齢  17

力  A
魔力  S
器用  A
瞬発  A
持久力  A
思考、判断  S
魔法防御力  S
防御力  A

魔法
ワープ
蘇生

スキル
鑑定
マップ
物理、魔法、毒耐性
不死身
刀術
柔術
ステータス隠蔽
アイテムボックス
異世界語理解

称号
神のオモチャ
神が創りし体に宿りし者
駆けだし教師
転生者

・・・案の定、ステータスを見ることができた。だが、称号の中で2つ気になるのがあった。【神のオモチャ】ってなんだよぉぉぉぉぉ!!俺は遊び道具なんか?!遊び道具だと言いたいのか!
あと、【神が創りし体に宿りし者】っておかしいだろ!普通の肉体にしろよ!この体で何百年も生きられるのか?とか思ってたけどそういうことかよ!いたずらにも程があるだろ!程が!
はぁ、こんな気にしてたらラチがあかねぇ。とりあえず、【マップ】を使ってみる。あ、ギルドって案外近くにあるのね。
ギルドに入ってみる。・・・酒場が併設されている。そして、その近くには受付のカウンターやクエストボードがある。どうやら、前世ラノベ知識等はこの世界では結構通用するらしい。
カウンターへ行き、
大「すみません。冒険者登録をしたいんですけど。」
と、言うと大柄な冒険者が、
冒「ここはオメェみたいなガキがくるとこじゃねぇ!命を大事にしな。」
ふむ、どうやら純粋に心配してくれているらしい。だが、俺は一応明日からではあるが、【マップ】で確認したところ、ベルムスト学園の講師だ。その証を見れば、すぐに納得するだろう。そう思い、出してみた。すると、
全「な、なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
その場にいた全員が発狂した。受付嬢さんも例外ではない。
そんなに驚く必要ある?俺、一応、17歳なんだけど。ああ、この歳で教師を任されること自体異常だったな。
冒「こんなガキを雇うなんて、学園もどうにかしてるぜ。」
冒「もしかしてここなくなんじゃね?」
などと、冒険者たちが小声で話していた。
大「冒険者登録をお願いします。」
俺は、にこやかな顔で受付嬢さんに言う。
受「は、はい!わ、わかりました。では、この鑑定石に手を触れてください。」
言われた通りに触ってみる。
すると、石が虹色に光り始めた。
受「あ、ありえないです。全身体能力等の評価が、A以上だなんて。」
受付嬢さんの言葉にまわりの冒険者がざわつく。どれだけ凄いのかわからん。
とりあえず、テンプレ回避は出来た。
さーて、観光観光。
・・・うん。あんまいいお店なかった。串焼き買ったけどあんま美味しくないし、宝石とかは興味ないし、魔法道具はまだいらないし。ってなわけで1時間ほどブラついて帰ってきた。
くそう!こうなったら、自分で色々作ってやる! (主に食べ物関係を)
そう、自分の心に固く誓った。

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