死神始めました
第180話 王国会議その3
アミニウムは浩太が自己紹介を終えて下がって行ってから生きた心地がしなかった。というのも、国王のラーバントには別大陸からの使者がいると言っていたのだが、その他の領主にはなにも言っていなかったために、やつは何者だ?という視線を向けられていたからである。
だが、それも国王が咳払いをして王国会議をしよう。と言った瞬間からなくなったが。
ラー「さて、まずは昨年の税収だが皆の報告を見ると少しずつだが農作物が減っているようだ。」
そ、そんな!?だが、確かに私の領地でも農作物が減っているのはわかっている。そ、そうだ!浩太殿からもらった【すまぁとふぉん】とやらで浩太殿に聞いてみよう。別の大陸から来たのなら何か我らの知らないことを知っているかもしれん。
そう思い、アミニウムは浩太に電話をする。それを国王達の眼の前で行っていたので変な目をされていたのに気付いたのは電話が繋がってからだ。
浩『はい、楠です。』
アミ「アミニウムだ。実は・・・というわけなのだが何か知っておらぬか?」
浩『報告書が見たいからすぐに行く。国王様に無礼かもしれないがな。』
そう言うと浩太は電話を切ってしまった。
アミ「国王様、彼のご無礼をお許しください。」
とりあえずアミニウムは先に謝っておいた。すると、会議室内の空間の一部が歪み浩太が出てきた。
全員「な・・・」
アミニウム以外の人物は固まってしまった。
そして、浩太はアミニウムの手元にあった書類をしばし眺めてからこう言う。
浩「数年前から、確かに少しづつ下がっていますね。」
ラー「原因がわかるか?」
浩「ええ、あくまで推察ですが、連作のしすぎですね。15年ほど前からずっと同じ畑で育てていますから、それが1番の原因だと思います。」
ラー「それでは解決策は?」
浩「それは有料とさせていただきましょう。」
俺はしっかりと気持ちを外交モードに切り替える。
すると、1人の老貴族が
バル「調子にのるな青二才が!!」
と怒鳴ってきた。おお、こわいこわい。
浩「私は別にまだ何も要求していませんよ。それに、情報をタダで渡すバカな者がいるでしょうか?」
と言っておいてやる。すると老貴族も黙った。
そして、国王が口を開いた。
ラー「そうだったな。では、報酬は何が望みだ?」
浩「では、こちらで取れる鉱石を少しばかりいただきたい。量や物は何でもいい。そちらで決めてくれ。」
そう言うと、彼等はすごくわかりやすいぐらいに表情を変えた。
ラー「わかった。では、話してくれるか?」
浩「交渉成立ということで。」
俺はそれから前世の知識をフル活用して土を蘇らせるための方法を話した。
この世界でミミズのような働きをしてくれるのはミルワームという種類の魔物だ。こいつのウンコがとても良い養分となる。
それを説明すると、その手があったか!というふうに納得された。そして、他にも色々と解決策をひねり出すハメになった。
2時間後ようやく会議が終了し、俺の軍のデモンストレーションが行われる。
だが、それも国王が咳払いをして王国会議をしよう。と言った瞬間からなくなったが。
ラー「さて、まずは昨年の税収だが皆の報告を見ると少しずつだが農作物が減っているようだ。」
そ、そんな!?だが、確かに私の領地でも農作物が減っているのはわかっている。そ、そうだ!浩太殿からもらった【すまぁとふぉん】とやらで浩太殿に聞いてみよう。別の大陸から来たのなら何か我らの知らないことを知っているかもしれん。
そう思い、アミニウムは浩太に電話をする。それを国王達の眼の前で行っていたので変な目をされていたのに気付いたのは電話が繋がってからだ。
浩『はい、楠です。』
アミ「アミニウムだ。実は・・・というわけなのだが何か知っておらぬか?」
浩『報告書が見たいからすぐに行く。国王様に無礼かもしれないがな。』
そう言うと浩太は電話を切ってしまった。
アミ「国王様、彼のご無礼をお許しください。」
とりあえずアミニウムは先に謝っておいた。すると、会議室内の空間の一部が歪み浩太が出てきた。
全員「な・・・」
アミニウム以外の人物は固まってしまった。
そして、浩太はアミニウムの手元にあった書類をしばし眺めてからこう言う。
浩「数年前から、確かに少しづつ下がっていますね。」
ラー「原因がわかるか?」
浩「ええ、あくまで推察ですが、連作のしすぎですね。15年ほど前からずっと同じ畑で育てていますから、それが1番の原因だと思います。」
ラー「それでは解決策は?」
浩「それは有料とさせていただきましょう。」
俺はしっかりと気持ちを外交モードに切り替える。
すると、1人の老貴族が
バル「調子にのるな青二才が!!」
と怒鳴ってきた。おお、こわいこわい。
浩「私は別にまだ何も要求していませんよ。それに、情報をタダで渡すバカな者がいるでしょうか?」
と言っておいてやる。すると老貴族も黙った。
そして、国王が口を開いた。
ラー「そうだったな。では、報酬は何が望みだ?」
浩「では、こちらで取れる鉱石を少しばかりいただきたい。量や物は何でもいい。そちらで決めてくれ。」
そう言うと、彼等はすごくわかりやすいぐらいに表情を変えた。
ラー「わかった。では、話してくれるか?」
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俺はそれから前世の知識をフル活用して土を蘇らせるための方法を話した。
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それを説明すると、その手があったか!というふうに納得された。そして、他にも色々と解決策をひねり出すハメになった。
2時間後ようやく会議が終了し、俺の軍のデモンストレーションが行われる。
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