死神始めました

田中 凪

第121話 世界平和維持団体その4

「ふう、これぐらいでいいか。さて、こいつを連れてくぞ。」
「「わかった」」
「ほーい」
俺は倒れている男に【ギガヒール】をかける。すると、無くなっていた腕などが全て再生していった。それを担いで俺らは世界平和維持団体の建物を後にしようとした。
「そこまでだ」
そう言って4人の男が襲ってきた。
「うッ!」
俺は背中から剣を突き刺されて死んだフリをした。そう、フリをしただけだ。俺には再生や不老不死、物理攻撃耐性EXなどがあるが使わなかった。こいつらの存在は最初からあったため、ここで襲ってくるだろうと判断していた。それは他の3人も同じだった。だが、マルトは神類に成っていないので必死に戦っていたが・・・
「ふふふふふ、どうやら詰めが甘かったようだな若造。やはり強襲には慣れていないようじゃの。」
「く、くくくくくく!はー、ハッハハハハ!」
「な、何がおかしい!?」
「よく、見てみろつうの。」
「な、なぜ生き・・・さ、再生してる?!」
「もういい。お前のひととなり事ができたからね。って、訳で死んで。」
そう言って俺は襲ってきた相手諸共切りつけて殺す。
「さて、帰るとするか。」
「「「そうだね。」」」

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