死神始めました

田中 凪

第88話 国王としての仕事

ふぅ。やっと終わった。あ、どもども神様の仕事を終わらせてクタクタな俺です。てなワケで今日はもう寝ますお休み、バターン!
「浩太!溜まってる仕事終わらせてから寝なさい!」
飛鳥が入ってきた。
「何言ってんだ。もう終わらせたぞ。」
「そっちじゃなくて!国の仕事があるでしょう!」
あ、いっけねぇ忘れてた。
「あ〜それね。でも今日は疲れてるから明日に・・・「するわけ無いでしょ。」ですよねー。」
「1時間後に見に来るから、それまでにこれ終わらせてなかったら・・・稽古にでも付き合ってもらおうか。」
ぞわワッ。そ、それだけは嫌だ〜!何としても阻止せねば俺の未来は真っ暗だ。
と、いうわけで急いでやるとしよう。えーとなになに、図書館を作って欲しい。だって?本をそれなりに揃えるのにどれだけかかると思ってんだ。ん?待てよ。飛鳥は魔法を使うなとは言ってなかったよな?うん、言ってないな。コレならできるじゃん!
図書館はここらでいいかな。
俺は今【時操り】で時間を止めて、建築関係の魔法を作って使っていた。

ようやく終わった。普通にお城サイズの図書館ができてしまった。しかたない余ったスペースには学校でも作るか。【時操り】を解除すると道を歩いていた人達が驚いていた。まあ、そんなでかいのが急に建つわけでビックリするなと言われる方が難しい。
終わらせた頃にちょうど飛鳥がきた。本は入っていないが、建物はできているので良しとしてくれた。
よかった〜。何とかアレを受けなくて済んだ。

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